注文していた本が入ったと知らせを受け、酒田市内の本屋へ向かう。
本を受け取る前に、店内を一回りし、最近の売れ筋の本は何かと平積みの本の前で止まる。
まぁまぁ、さすが酒田だけあって、左寄りの本が並べられていた。
こんな人の本を買う人がいるんだねとは、こんな人にも買う人にも失礼だが、TVを観て新聞を読んで本屋に来てこれでは、本来のリベラルなんて育たない気もする。
こんな人達の本を読むよりも、地元が生んだ石原完爾や大川周明の著書を読んだらどうよと言いつつ、私もまともに読んだことはなかった。
本屋に並ぶことはないだろうな、図書館に行けば別だがと思った。
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そんなことのあった数日後、私にお便りが届いた。
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石原完爾墓所の記帳所の痛みが激しく、建て替えしたいとの由だった。
すると、私はここに行った時に住所氏名を書いてきたんだ。
墓所はいつも綺麗にされている。その清掃のボランティアも大変な上に、記帳所が崩れてはますます大変だと動くことにした。