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ネットでも「ラッキョウを漬けたよ」の記事がちらほら見かけるようになり、スーパーでも生のラッキョウが見かけるようになった。
ただ、最初に並ぶラッキョウは、外国産で下処理がしてある物だ。
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昨年はそれを2Kg買った。
漬けてから一夏を越し、寒さが感じられるようになった頃に解禁し、春を待たずに食べ上げた。
以前は1kgの量を漬けたのに、あればあるだけ食べるもんだなと、今回は3kgに挑戦した。
ただし、国産の皮付きの物である。外国産が下処理有りで1kg550円(税別)国産は1kg880円(税別)である。
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袋から出したラッキョウの根と上部を切り、皮を剥いての下処理をする。
もう、この時点で飽きてきた。剥けないし数が多いし。
やはり、ラッキョウの皮むきは猿の手を借りない等と考えながら。
黙々と作業を続ける。
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剥いた物は水に浸け、皮とロス部分の量にガッカリ感と疲れは増す。
剥くと言う作業は、タマネギ同様に目からは涙が出て、鼻水も何度もかみに行く。
手も臭い。服も臭い。
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皮とゴミを捨てるには、レジ袋が一番!
判るかね、すんずろう君。
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水切りをしている間に、ネットで作り方や甘酢の分量を探る。
これを俗に泥縄と他人は言う。
その前に・・・。
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きちんとした重さを量る。
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3kgのラッキョウは2.5kgに姿を変えていた。ひどいよ、ガッデムだよ。
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某料理研究家のレシピに従って、ラッキョウの重さの1/10の塩で塩もみし、1時間放置。
熱湯に10秒浸けて、ザルに上げ、水切りを行う。
甘酢を一度沸騰直前まで湧かし、熱いうちにラッキョウに入れる。
と、此処まで来て、甘酢の分量がおかしいのに気が付いた。
ラッキョウの重さの1/10の量の塩は、見た目でも恐ろしく多い。
このまま漬けたら、きっと食べられない物が出来ると、他の調理した人達のレシピも覗いてみた。
見事に、それぞれバラバラだった。
ならば、自己流でやろうと(実はお酢の分量が足りなかったから)2.2kgだけ甘酢漬けにした。
甘酢も味見をすれば、事足りるであろうと、一口舐めて・・ブッとむせる。(止めた方が良いよ)
残りの300gは、葡萄酒の出来損ないがあるので、それでワイン漬けにした。
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甘酢には白砂糖の他に黒砂糖も入れて色づけした。
こうして漬けた時点で夜中の10時を廻っていた。
後片付けを終え、手を何度も洗ったのに、匂いは抜けてくれなかった。