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23日、庄内地域の酒田古文書同好会、酒田古文書入門教室、鶴岡古文書入門教室、シニアの歴史教室、本間郡兵衛研究会の5つの団体と
フリーでの参加者を加えて、第1回古文書解読交流会が勤労者福祉センターで開催された。
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目的は交流で、コロナ禍で身動き出来なかった鬱憤を晴らすべく、大寒波の訪れた中での開催だった。
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ただ、せっかく皆が集まるのに勿体ないと、会長の杉原先生から講演をして頂いた。
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テーマは「絵図面から見た庄内のすがた」で、会長が今まで地道に集められた絵図を元にお話を伺った。
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絵図を求める(買う)時に大事なことは、どの場所か、いつの時代の物か、何処から出たものか。だそうである。
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絵図を含む古文書や骨董は、極めて高価だ。
絵図は、その辺りや国にとって、最重要な機密である。
特に城内や町割で個人名が書かれてあるものは、幕府が作らせた物もあったそうだ。
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杉原先生が今回手に入れた絵図は、20万円だったそうだ。
鶴岡市の阿部久書店から求めたそうだが、ここで買われた古文書などは東京辺りでは桁を変えて取引されていると言う。
今回は、その阿部久書店の社長さんも、鶴岡市のHさんと一緒に参加して頂いた。(鶴岡市は大雪だった。)
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酒田は三町からなっており、酒田町組、内町組、米屋町組に大庄屋(武士)が2名づつ居た。
大庄屋と言うと各藩では庄屋(農業)の大きなものだが、酒田は長人(武士)だった。
町政を預かる3名の町年寄は、酒田36人衆の中から選ばれており、代々世襲で役料は辞退していた。酒田商人のプライドは高かったらしい。
それより増して、バックグランドには本間家の存在と財力があった。