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二年ぶりに羽黒山へ向かった。
藤島を走っていると、自衛隊の車両と擦れ違う。車両には「災害派遣」と記してあった。
西目の帰りなのだろう。行方不明の二名が見つかったからだ。
ここから新庄経由で東根の駐屯地へ帰るのだと思う。
お正月も休めなかったのだろうな。お疲れ様、そして心からありがとう。
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さて、風こそ吹け雪のない酒田から羽黒山へ向かう。
大きな赤い鳥居をくぐって坂道を走ると、両側にどんどん雪の壁が出来てきた。
これでは我慢が出来ないと、車のギアを4WDに切り替えた。
羽黒山の初詣を終えた車が、連続して降りてきた。除雪車も出ている。
昨年は、あまりの大雪に、来ることを断念した。
手水舎は、雪で入れない。と言うかコロナの影響を心配して、水を停めているようだ。
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まずは本殿に向かう。
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やはり羽黒山は山なのだと、雪を眺めながら改めて思う。
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本殿に詣るには一方通行で進むようだ。
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氷柱が落っこちると言うことはないのだろうか。
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今年は卯年、月山にはウサギさんがいる。
卯年の御縁年だそうだ。
いつもは三社の扉が開いているのだが、今回は中央の月山神社のみだった。
本殿の中では、多くの参拝者がご祈祷を受けている。
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その方達は、ここから入り、内を通って本殿に入る。
とても混んでいた。
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この釣り鐘は、元寇の襲来時に、羽黒山から龍が飛び立ち、加勢をした礼に奉納されたとの謂れがある。
鐘楼も古い。
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商売繁盛の御札を頂いてきた。古い御札は日枝神社のどんど焼きに出す予定だが、近くにそのような神社がない場合は、ここで受け取ってくれるようだ。
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駐車場の近くまでやってきた。
正月の三日日はお店も開いている。
温かい甘酒も良いな。
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駐車場が混み合っていて入れない場合は、羽黒山スキー場の第二駐車場に車を置いて、バスで送迎してくれる。
それもなかなか良いのだが、雪道以外でも歩き慣れていない足を労って最短のコースにした。
今日はこれで帰る予定。(本当は羽黒の漬物屋に寄ったが、定休日の立て札が立ててあった。)
地吹雪の中をライトを点けて走った。
羽黒山までの新しい道路のおかげで、今年は県外の参拝客が多いようだ。
コロナが一段落したのも、影響したのだろう。
佳い年になれば良いな。