
先日、浸水被害住宅の技術マニュアルの時にも、考えたのだが、被害にあった建物をどうするかの他に、災害に備えての住まいづくりの本があった事を思い出した。
昨年の金沢市で行われた全国女性建築士連絡協議会で、会場となった大ホールの外に、歴代の女性委員長の面々が陣取って、UIFA JAPAN で作られた冊子を展示販売していた。
興味があったので、1冊欲しいなと寄ると「アンタもここに入りなさい。でなければ寄付をしなさい。冊子が欲しい? 寄付を積みなさい。」と、半ば冗談でちょっとだけ脅しも掛けられて、冊子を手に入れた。


中は、誰でも読みやすいように、イラスト入りで書かれている。
住まいは建築家たちの物ではなくて、住む人の物だからね。

UIFA JAPAN はこんな活動をしている所だ。
山形テルサで行われた浸水被害住宅の講演会でも、私は岡山県惣社市の取り組み、特に市長さんの考え方が素晴らしいと言って、是非ネットででも調べてくださいとお願いをしてみたのだが。
能登半島大地震の復興で、野口健さんと一緒に惣社市長さんと市職員の方たちが、復興ボランティア受け入れの為のテント村を建設している。
被害を受けた所へ復旧の為に、他の県や市町村職員が応援に来るのは珍しいことでは無いのだが、やはり惣社市が動いたかと息を飲んで見守っている。
彼らは、ちょっとやり方が違う。飛び抜けて違うと思うのだ。