無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

さすがの一平ちゃんだった

2019-08-02 11:29:45 | 音楽・芸術・文学

7月27日、酒田市民会館の大物エンターティナーとのバッテングにも関わらず、一平ちゃん好きな人達が港座に集まった。客層は断然男性が多い。前座の三組が終わった後に、一平ちゃんの戦後生まれの傷痍軍人(単に軍帽の端から手ぬぐいが見え、軍靴と浴衣を羽織った)が現れた。

どんな右翼発言が出るかとヒヤヒヤしたが、7対3位の割合で一平ちゃん本人が出た。「虎ノ門ニュースを見て来た人は?」で、殆どの観客が手を挙げた。勿論私も虎ノ門で酒田に来る事を知り、即座にチケットを取った。東京へ朝早く着いた時、虎ノ門ニュースのサテライトを見に行って、本物の一平ちゃんを見ていたが、同日に新宿で行われるイベントのチケットは、すぐにソールドアウトしていた。何としても本物が観たい。でも出来れば米粒写経として普通の一平ちゃんを観てみたいとする私の願望は、この酒田での非常呼集で、叶えられた。

即座に応えられる全国都道府県の有名な人物、山形県(特に酒田)と当日入場していた新潟と岩手の観客にも応えていた。いつもYOUTUBEでした観たことがなかった博識な喋りも、次元を超えた物まねも、会場皆が参加する三島由紀夫の最後の演説も、観客を翌週の虎ノ門で「山形での前のめりなお客さん」と表現するなど、舞台は面白かった。

何故、酒田が選ばれたのか。きっと、一平ちゃん本人が酒田を選んだのだと思う。彼は俳優の成田三樹夫が好きで、特に好きな映画はフルバージョンで再現できる。そこで任侠映画(私はあまり観たことがなくて)の一場面を物まね付きで再現してくれたのだが、成田三樹夫の生まれ故郷でのこの再現に、きっと観客は熱狂してくれると思ったのだろうが、意外に皆冷静でアテが外れたようだった。観客の反応を確かめながら次々と新たな芸を披露する一平ちゃんに、本当に酒田に来てくれたことを有り難いと思った。

翌日の日曜日には、成田三樹夫さんのお墓参りに行くのだそうだ。


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