無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

飽海地域史研究会 象潟蚶満寺

2024-09-23 21:34:00 | 歴史
象潟と言えば蚶満寺だろう。



国道7号線からちょっと入り踏切を渡ると蚶満寺の境内だった。


石の門柱に「皇宮山蚶満寺」の文字が見える。
寺に皇宮とはどういうことなのとは


大地震で島々が隆起し、本荘藩が年貢を増やそうと島を削って田んぼにしようとしたが、蚶満寺の24世覚林和尚がそれに反対した。
単なる寺領の身分で殿様には逆らえない。そこで閑宮家の力を借り後ろ盾にした。
それを恨んで本荘藩は覚林和尚を捕まえ、牢死させるまでになったが、彼の行いで九十九島の景観は保持された。
そんな歴史を持っている。






寺の境内とは思えないほど、整った庭園が続く。








芭蕉の像



西施の像。


湊にはつきものの方角石。
酒田の日和山公園の方角石とは、まるで違っていた。
単に北の方角が彫ってあるだけだった。



きのこがボコボコ生えていた。
一部ハツタケ風な物も見られたが、どれも食用にはならない。


山門は酒田の大工が造ったと言われているが。


蚶満寺の文字が薄れて読めない。



彫刻は見事である。


山門に鎮座する仁王様




















赤い布を纏ったお地蔵様はよく見るが、ここでは青い布だった。


詰め所に人がいないので、そのまま入る。





本堂は大きくて古い。


禅寺だったのか。




沢山の木仏が飾られている。


本堂の裏手に行く。





タブの巨木があった。





この田圃が海だった名残の舟つなぎ石がある。



石仏の数は数え切れないほどだ。








赤と白の萩が綺麗だった。
奥に見える赤い花はサルスベリ


鐘楼の隣に、バナナの木かと思うほどの芭蕉が咲いていた。


今年は花がついたのだそうだ。


境内を見回る黒い御庭番。
人懐こい。


夜になると泣くと言う椿







拝観料は一人300円。庭の整備具合を見ると十分に安いと思う。
予約をすると、和尚様が案内をしてくれることもあるそうだ。
七不思議ならぬ十六不思議もありそうだ。


帰るよと言うと「にゃぁ」と言った。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 飽海地域史研究会 象潟郷土... | トップ | 飽海地域史研究会 日枝神社 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事