無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

目くらまし作戦

2006-01-17 13:58:15 | 建築・都市・港
何故、この証人喚問の日の新聞の一面トップがライブドアなのか。
しかも、地検特捜部の強制捜査だし、タイミングが合いすぎる。誰が後ろで糸を引いているのか。通常、証券取引法違反の捜査であっても、日経のトップに出る位で、各TV局を含めて報道が一斉に取り上げるなんてなかった筈。それもこれも、野球に始まり、日本放送買収、選挙出馬と目立ちたがった本人のせいなのだろう。

ライブドアの株が売り注文のストップ安で止まったままだそうだ。ホリエモンの涙で配当を諦めた株主達は、今度は株の下落の憂き目に遭う。あくどい守銭奴に寄り添ったツケか、自己責任と言われる。彼の廻りでは、いつかは捕まると思っていたと言う者も多かったらしい。しかし、本当の悪は強制捜査の前にも、すんなりと売り逃げしただろうな。

今回の捜査で、単なる証券取引法違反などとは言わず、政界や闇の世界との関係を洗いざらい追求してくれれば良いと思う。すると、困るのはあの人やこの人だな。良い意味で、耐震偽造の証人喚問の後押しになってくれれば良いと思う。決して「目くらまし作戦」にだけは使って欲しくない。

そもそも証人喚問の日を、1月17日に設定したのだって、阪神淡路大震災や、宮崎勤の最高裁判決などのニュースソースが沢山ある日なのだ。昨年から時間を於いたのも、なんとか国民の目を向けさせない様にしたかったからに違いない。さて、どんな結果になるのやら、じっくりと見てみよう。
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お年玉付き年賀状

2006-01-15 15:50:17 | 社会
毎年15日になると、年賀状のお年玉くじの当選がある。
統計学から割り出せば、年賀状の枚数が多ければ多いほど当選するはずなのだが、そうはいかない所がクジの面白さなのだ。手元には200枚程があるのに、今年は切手シートが1枚だけだった。これが最低だったと言う訳でもない。0枚だった年もあった。その年0/200に凹んでいた私を尻目に、家族の中に5/7の確率でシートを獲得した者がいた。

外れたから言うわけでもないが、今年当選番号はちょっと地味ではなかろうか。私に届いた年賀状の番号は、見た目に美しい物が多かった。パチンコ屋で見かけたなら大喜びしそうなゾロ目も何枚かあった。過去にゾロ目で当選したものはないのがミソなのだが。

ところで、宝くじが当たったと言う話はよく聞くが、年賀状の1等の話はあまり聞かない。確率がそれほど悪いのか。それとも当たりの賞品が誇れる程のものではないのか。特別に欲しいと触手が動く物もないのも事実である。一体誰が選ぶのだろう。民営化されたら変わるかな。

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JIA作品展

2006-01-15 15:13:32 | 建築・都市・港
1月13日、恒例のJIAの山形地域会の作品展と、新年会に参加する。山形の仲間が、庄内の人間を気遣って初日に作品展の当番と、新年会を計画してくれた。
酒田からは、Aさんの運転で3名が向かう。今年の雪はどこでも多いので、話題には事欠かない。会場のある七日町は、完璧に除雪がされていて、車道も歩道も春のようになっていた。この辺が繁華街に対する山形と酒田の違いかなと思う。平日でありながら、結構な人混みだ。

会場のアズ七日町は、ギャラリーが4階で、なかなか作品だけを見にやって来る客は少ない。ブースの1/3に賛助会員の新製品情報を並べていた。会場の使用目的の「単なる作品展示は良いが、商売の為の展示は駄目」と言う微妙な見解に、苦労しているようだ。会員の作品パネルは、初日当日らしく午後になっても搬入がある。会員減に伴い、数はさほどではない。自らも庄内からも作品は出さなかった。少しだけ反省。思えば去年も反省だけはしたようだ。Iさんが「この時代にパネルや模型だけの展示はないよな」と意見を出す。映像を出したいのは山々だが、それに伴う機材や担当の割り当てに進んで手を挙げられない。午前には山形新聞社が、午後からはYBC放送が取材に訪れる。

初日を無事に終え、新年会へと移動する。久しぶりの顔、初めての顔に出逢う。やはり天候が災いしてか、はたまた忙しいのか常連の顔が少なかった。美味しい日本酒をご馳走になる。2005年に建築界を襲った耐震偽造問題やアスベスト、公共事業の縮小にからみ、明るい話題ばかりにはならなかった。
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高橋 元先生を偲んで

2006-01-11 10:56:46 | 建築・都市・港
10日になっても年賀状が届く。その中に「ひと・環境計画」からの物があった。
化学物質過敏症やエコロジーについて学んだ方ならば、この「ひと・環境計画」の代表の高橋 元氏をご存じだろう。年賀状には、この方の訃報が記してあった。

この方に始めてお会いしたのは、シックハウス関連の法律が出来る前、今から8年程前になるのだろうか、秋田市での身体にやさしい住宅の講演会であった。このやさしいと言う言葉は実はくせ者なのだ。何をもってやさしいと言うのか、基準もなければ、個々によって受け取り方も様々だ。見かけが良い為に多用される。事実、この講演会でも高断熱高気密を人体にやさしい住宅と称した発表もあった。その中で、ドイツでも長年建築をやってこられた高橋氏の講演は、群を抜いて素晴らしかった。

話はさらに数年遡る。建築士会連合会女性委員会では、会としての取り組みを、建築のバリアフりーからシックハウスへとシフトしていた。厚生省を動かす為に、逆にシックハウスの講演をお願いするなど、正攻法ではないが、動かざるを得ない方法で脇を固めていった。新築の住宅や学校で見られる子供達の異変にショックを受け、専門家と消費者の両方を兼ね持つ女性委員会は、強い力で改革を攻めて行った。今まで自分達が作ってきた建物が、いかに人体への害を及ぼしていたかを知り、個々に改めるのではなく、製品開発を含めた建築全体で行わなければならないと動き出した。当初、建築材料の中にどんな成分が入っているかを公表してくれと言う要望に、国は企業秘密だから出来ないと反対した。そんな時代だった。
当時の日本では主流だったビニールクロスや接着剤への危険性、環境ホルモンとは聞こえが良いが、女性ホルモンとそっくりのホルモン撹乱物質による生物の女性化、食物連鎖による被害など、問題は山積みされていた。

この問題に早くから取り組んでおられる方々がいた。連合会や山形県の女性委員会でも様々な方々の講演をお願いした。その中に、ちらほらドイツの建築材料の話が出ていた。環境先進国のドイツでは、シックハウスの取り組みも早くから行われており、材料の開発や展示会も盛んだ。その中で、高橋氏の話は、先端のドイツの話が具体的だった。環境都市と呼ばれるフライブルグ市の様子も知らされた。一年に一度、ドイツへエコツアーも計画実行されていると言う。私の目は☆で輝きだした。

酒田の仲間へ、この話を聞かせたいと思った。当時の支部の女性部の予算は年間9万円。会場費や経費を引くと使えるのは8万円。私は無謀にも直接、高橋氏に電話を入れた。「これしか予算は無いのですけど、何とか来て頂けませんか。」電話の向こうで、高橋氏は笑って引き受けて下さった。
社会問題として取り上げられ始めていたので、一般の聴講者も多かった。帰りの車の中で、私はエコツアーに何時か連れて行ってくださいとお願いした。その約束は果たせないままになってしまった。

シックハウスの法律も出来た。枝分かれして、24時間換気が義務付けになった。これらの事を高橋氏はどのように考えているだろう。問うてみたい事が沢山ある。
ひと・環境計画では、新体制で業務を引き継ぎ2年目を迎えると言う。これからも頑張って欲しい。

ひと・環境計画
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CSの弱点

2006-01-09 18:04:00 | 社会
CSを見ていると、画面にモザイクがかかり、そして消えた。
スカパーのチャンネルの中には、R18指定のアダルトもあるのだが、決していかがわしい番組を見ていた訳ではない。

我が家のCSのパラボラアンテナは、物干しの手摺に固定されている。冬になると物干しの屋根に積もった雪が、軒先からグネッと垂れ下がってくる。その雪の固まりが電波をはじき画面を写らなくする。
また、暴風雨の時や分厚い雷雲が立ちこめた時なども写らない。さらに我が家ではあり得ないが、外部にさらされているアンテナでは、雪が積もると写らなくなる。
そのどれでもないのに写らないと騒いだ時には、軒からの落雪でケーブルがアンテナから抜けた時だった。

文明の利器は、意外に原始的な物に弱い。
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グッゲンハイム美術館

2006-01-09 17:50:20 | 建築・都市・港
さて、お待ちかねCSで見た建築の話をしよう。
スペインのビルバオ市にあるグッゲンハイム美術館の、計画から建設、その後のドキュメントを見た。設計を行ったのが、USA生まれのフランク・ゲーリーで、作品は現代アートと呼べる奇々怪々な物だ。彼に較べたら、ガウディなんてまともな方に違いない。外観は光り輝く薔薇の花びらのような曲面で構成されている。

この外観に見覚えがあった。JIAの深瀬さんが、ヨーロッパの視察中撮した写真の中に、見た記憶がある。外壁はチタンだそうだ。そう、あのゴルフのクラブに使われる金属で、場合によっては金と同じほどの金額と言う。ロシアが大量に放出して価格が下がった時に、仕入れて使えたらしい。

この曲面だらけの建物の構造は、大部分がスチールなのだが、2つとして同じフレームがない。図面化するにも、模型に光線を当ててCAD上に立体化させていく。私が日頃使っている2次元の図面なんて、何の役にも立たないとショックを受けた。そろそろ本気になって、CADの移乗を考えなければならない。こんなクネクネした建物の構造計算なんて、まともな方法では考えられないと思った。

最も私が感心したのは、完成した頃に賛否両論を呼んだ美術館だが、ここにやって来る人々の数だ。
人口100万人の都市の、この美術館だけに年間140万人の観光客を呼べると言う。酒田市にも土門拳写真記念館と言う建築の名作品があるが、これには到底及ばない。ビルバオ市がこれに費やした130億円の買い物を、高いか安いかは一概には言えないが、都市そのものの芸術レベルを上げた事には間違いはない。たった1枚の絵画にその金額を払うか、後世に残る建物を造るかは、首長と議会の判断に任されている。
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腹の立った話

2006-01-09 17:14:28 | 社会
ちょっと前に、ニュースでホリエモンが泣いている場面があった。彼の会社の株主総会での事だったのだが、会社があんなに儲かったのに、株主に配当はしないと言う。配当しない余剰の金で、次の買収をやるから自分を信じてくれと泣いていた。

つい2日前の番組で、ホリエモンが自家用ジェット機を見せてくれた。羽田から山形まで女性アナウンサーを連れて、ラ・フランスと山二醤油を漬けた餅を食べに飛んでいた。ジェット機の価格は○○億円だそうだ。例のみずほ証券でのシステムの間違いに因る株の売買でも、彼は儲けたらしい。それでも他の証券会社のように、儲けの返還はしないと言う。

直接、私には何の被害もないが、こんな人達だけが勝ち組として残る日本なんて、それを面白おかしく追いかけいるマスコミもしかり、最低だと思う。
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伊東 忠太

2006-01-07 15:50:26 | 建築・都市・港
CS放送ではないが、山形TVで「近代建築の巨人伊東忠太の世界」と言うドキュメントを放映していた。伊東忠太が山形県米沢市出身なので、地元TV局が作った物なのだが、全国的に流れたかは知らない。サブタイトルに「妖怪を見た男」のような物が付いていた。残念ながら途中から見始めたので、録画する事が出来なかった。

建築で優れた作品を残した忠太ではあったが、子供の頃は絵描きになりたかったと言うだけあって、絵が篦棒に上手い。スケッチもさることながら、空想で描く妖怪や漫画も素晴らしい。発想が泉のように湧きあがって来るのだろう。彼の作った建築の中にも、この妖怪が時折顔を出す。空想上の物をこんなに簡単に具象化するなんて、大建築家らしくない所も面白い。

明治の時代に、芸術家達はヨーロッパを目指していたのに、彼は3年にも渡ってアジアを中心に巡った。現代と違い、過酷な旅だったろう。行く先々で、その地方の建築や面白い物をフィールドノートに書き写している。中国から始まり、インド、トルコ、エジプト、シリアを抜け、欧米に渡ったが、彼のイスラム建築に対する感想を聞いてみたい。フィールドノートも実際に見てみたい。
彼の書き記した作品は、遺族の手から建築学会に引き渡されたそうだ。学会の図書館に行けば見ることが出来るかな。彼処は学会員でないと入れないな。それとも近々、展覧会が開催されないかと、ネットで探る。

欧米の建築が盛んに持てはやされていた時代、日本の木造建築の良さを説いたのも忠太であった。彼の建築の作品を現在も見ることが出来る。一橋大学の建物の中にも妖怪はいるらしい。
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CS

2006-01-07 14:50:13 | 社会
最近のTVは、お笑い芸人が出ている物ばかりで面白くない。特に正月は、どのチャンネルを回しても、同じ人間達がかけ持ちをしている。素晴らしい芸を見せてくれると言うなら良いのだが、大勢が集まって、楽屋や業界受けで騒いでいるようにしか見えない。

12月にスカパーからのお知らせがあった。以前から、チャンネルを選ぶのに○○セットと称して、組み合わせで割引になる物があった。今回は新しく「よくばりパック」が68チャンネルで月3,500円と、その中から「えらべる15」15チャンネルで月2,800円がメニューに加わっていた。この中には1チャンネルで、月945円の物も入っているから、随分とお得なのだ。お正月の1ヶ月なら良いかなと今までのを解約して「えらべる15」に入った。お陰で、ドキュメンタリー三昧が出来た。

TV業界は、これからはどんどんインターネットに押されて、業界が厳しくなるのだそうだ。今回のスカパーのパックも思い切った事をしたなと思ったけど、単独のチャンネルで経費が同じなら、複数チャンネルで会員を増やした方が良い。電波を流す手間暇は同じなんだもの。

ドキュメンタリー三昧の中から、建築の話があったので、次に書こうと思う。
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シーラカンス

2006-01-07 14:26:43 | 社会
シーラカンスは生きてる化石。シン・ガンスは逃げてる拉致犯。
いつ頃だったか、ドキュメンタリーかニュースで、韓国でのシン・グァンス(こちらが本当の読み方らしい)の様子を撮したことがあった。日本で一緒に暮らしていた女性が、彼を最初は「先生、私をお忘れですか。」と呼び、最後には「 シン・ガンス、シン・ガンスーー!!」と叫んでも、彼は振り払って逃げるばかりだった。
目の前に犯人がいるのに、捕まえられないもどかしさ。犯人引き渡し条約がないって、こう言う事なんだなと思った。

スパイと言えば、ダンディで勇敢で賢くての007。実在した美しいマタ・ハリもいるが、こんな人ばかりがスパイな訳がない。活動に適しているのは、平凡で目立たない生活者に成りすました人物。一緒に暮らしていた妻にさえ、本当の事は言わない。
中国の領事館で、職員が自殺した事が問題になっているが、これも女性スパイが一役買っていたと言う噂だ。彼女は美形だったのか。

さて、拉致犯の話に戻るが、彼は祖国に帰るなり、英雄になった。金総書記の「実行犯は処罰しました。」は真っ赤な嘘どころか、指揮を執っていた張本人なのだ。麻薬や偽札にも手を染めている一国の主と交渉するのは難しい。最近は他国の拉致も取り上げられて、国連あたりから少しづつ外堀を埋められて来たようだ。一刻も早く、拉致された人間を帰して欲しい、と願うばかりだ。
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運転免許証更新

2006-01-06 13:08:37 | 社会
誕生日近くになると、運転免許証更新の葉書が送られてくる。5年に1度だものと、重い腰をあげる。期限が切れたり忘れたりしたら大事だ。自分が冬生まれだからしょうがないけど、いつもこの寒い時期なのは閉口だ。警察署のあたりも風が強く、駐車場はバリバリに凍っている。

歳と共に視力が落ちてきた。近視に乱視に遠視を抱えているが、免許証の写真がメガネでは嫌なので、裸眼でどうにか視力検査をこなしている。だからドキドキする。片眼づつの大きさなら見えるが、両目での小さなCは感で答える。時間がかかったけど、今回も無事にクリアしたようだ。

免許の更新費用が3,150円だ。その他に「強制ではないんですけど。」と言われた交通安全協会費は、5年で3,000円だと言う。「払わなくても良いですか?」「強制ではないんですけど。」のやり取りの後、しぶしぶと支払う。こんな活動をしていると説明されても、世の中に役立っているようには思えない。役人の天下り先を太らせているだけではないのか。しょうもない記念品も受け取った。こんなキーホルダーは使えない。ゴミになるだけだ。返してくれば良かった。

さて、5年に一度の記念写真(?)は見事に失敗した。休み明けの顔は締まらない。くせっけの髪は、思う様に流れてくれない。おまけに、シャッターを切ると同時に目を閉じた気がする。心配になって聞いたら、「コンピュータで撮しているから大丈夫。」との答えが帰ってきた。そんなモノだろうか。本人が目を閉じたって言ってるのに、まっ出来上がるのを待つとしよう。免許証の写真が、本人より美人に写っていたとしても、誰も褒めてくれはしない。免許証の提示を求められるのは、都合の悪い時と決まっている。これで手続きは終わった。あとは講習会を受けるだけだ。優良者も受けることになるのか。
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雪・雪・雪

2006-01-05 17:18:25 | 動物・自然
日本中のあちこちで、新記録を打ち立てている大雪だが、まだ治まりそうにもない。雪なんて、山とスキー場にだけ降れば良いのに、と思っていたら、スキー場でも多すぎて困っているそうだ。新潟県では、積雪量が4mに届く地域もあると言う。大変な事だ。
秋田県ではJRが止まっているらしい。山形県内でも踏切内に、立ち往生した車に、電車が突っ込んだとかで、混乱は続いている。

連日、雪かきに追われている。だんだん雪の捨て場が無くなってきた。隣の家では屋根の雪下ろしを行っている。一晩に60-70cmも雪が積もる内陸生まれの旦那様だから、苦もなく屋根に登れるのだろう。このまま積もり続けたら、家が潰れる事故も増えると思う。高齢者の一人暮らしは大変だ。ドイツのスケート場の屋根の倒壊も、他人事とは思えない。
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地吹雪

2006-01-04 13:46:13 | 動物・自然
3日
東京へ姪が帰るので、鶴岡市まで送って行く。酒田駅から鶴岡駅までバスでの輸送もあるのだが、乗りたい電車の時刻まで着かないと言う噂で持ちきりだ。
昨日の穏やかな天候とは打って変わって、猛吹雪になった。右の写真は、羽黒山での雪灯籠。ちょっと可愛いので貼ってみる。

早めに家を出て、スワンパークへ寄った。私の話を聞いて、切り刻んだ食パンの餌を持って行く事にしたらしい。吹雪の中、駐車場へ入ると、カモとカモメとカラスとトビが集団でやって来た。白鳥は、やっと氷が溶けた最上川に浮かんでいる。カモ達が人間を取り囲み、スーパーの袋に入れたパンは、あっと言う間に無くなった。野鳥が人間の手から餌を取るので、姪達は感激する。パンが無くなっても、鳥達は後から後からやって来る。これは大変と、鳥達を踏まない様に、車を動かして土手の道路の方にハンドルを回す。

土手の上は地吹雪だ。左脇のポールがかすかに見える。あとは一面、真っ白だ。
庄内特有の地吹雪は、天気が良いのに、風で雪が吹き飛ばされて、地面近くが吹雪になるのが本来の姿だ。今日のはただの猛吹雪なのだが、道路はアイスバーンで滑るし、風で車体は道路脇へ寄せられるしで、大変な道中になった。

帰省ラッシュとも重なって、道路は渋滞30km/h程でノロノロ走る。旧国道へ抜けて少しは車の数も少なくなったが、いかんせん猛吹雪とアイスバーンでスピードが出せない。もしかして、スタッドレスタイヤも減っているのかも知れない。滑る。滑る。華麗なフィギュアスケートなら良いが、ポンコツジープの横滑りは困ったものだ。やっとの思いで駅前に着く。駅前ロータリーも渋滞だ。酒田市からも庄内町からも、乗客がやってくる為だ。

駅前で別れを告げ、酒田へ向かう。後はメールでのやり取りだ。1つ前の電車が1時間遅れで発車したと言う。自分が乗るのは17分遅れで動いたらしい。電車も車も、この悪天候では、普通には走れないのだ。すれ違う車の渋滞は、最後尾が見えない。こんな風にして帰省する方々は、本当に気の毒なのだが、地吹雪の中では、隣や前方に車のライトが見えて助かるのだ。単独で走って、道路が見えなくなり、両脇の田畑にドボドボ落ちている車も珍しくない。それが庄内地方の冬なのだ。
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初詣

2006-01-04 12:38:47 | 社会
2日
羽黒山に初詣に行こうと言う話になった。今日は雨だ。悪天候が続いたので、久しぶりの暖かさにほっとする。毎年のように羽黒山には行くのだが、2日に行くのは始めてだ。

末の妹夫婦は、毎年大晦日に松例祭(しょうれいさい)を見に行くのだそうだ。ワラで作った松明に火を付けて、振り回すのか奪い合うのか、とても激しい祭りらしい。私は一度も見たことがない。大晦日はそれどころではないのだ。去年の暮れに、義弟のご母堂が亡くなられて、今年は神社へお参りを控えるそうだ。

酒田から羽黒山までは、1時間も掛からずに着く。いつもはスーパー農道と呼ばれる道路を走る。ただ今回は、この道を走ると、例のいなほの脱線現場の横を通るので、避けようと言う話になった。国道47号線の余目(現在は庄内町)から、藤島方面へと向かう。
羽黒山の大鳥居を抜け、日本で一番?短くて高い料金だと評判の有料自動車道路へ入る。山頂の駐車場は満車らしく、スキー場の駐車場へ誘導された。ここからバスでピストン輸送してくれるのだそうだ。年代物のバスに乗り、子供達は大喜びだ。

平野部の雨は、山頂では雪に変わった。今年の雪の多さときたら、すざまじい。宮の屋根の雪も多ければ、参道の両脇も山のようだ。羽黒山へ登るには、自動車道路と石段がある。夏に、宿坊のある町から、国宝の五重塔のそばを通り、石段を登るのは気持ちが良い。山形にある山寺の階段の数倍は距離があり、決して楽ではないが、杉の木立に囲まれて涼しい。まさか冬に石段を登る強者はいないだろうと思ったが、私の友人夫婦が挑戦したらしい。さすが今年はいないだろう。

羽黒山神社は、出羽三山神社でもある。月山、湯殿山、羽黒山の3つの神社の出張所だと思えば良い。ここでお参りすると、3つの神社の御利益があるのだそうだ。
羽黒山は、現在は神社だが、神仏混合だった頃がある。私の曾祖父が、羽黒山ゆかりの仏像を多数収集し、後に寄進した。羽黒山博物館にはそれが飾ってある。残念ながら冬の間は、博物館は雪に覆われ、玄関さえ見えない。

神社へお参りし、おみくじを引き、茶店で甘酒を飲む。外はまだ雪だ。
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正月と蟹

2006-01-04 11:45:40 | 食べ物
初日の出を見ることは出来なかったが、穏やかに年が明けたようだ。
今年こそ、良い年でありますように。

元旦
10時の開店に合わせて、姪と一緒にCOOPへ走る。いつもは暮れに正月のおせちを買い、元旦はゆっくりしているのだが、初売りのチラシにロシア産アブラ蟹¥770円を見つけて飛び出したのだ。

数年前、始めておせち料理に蟹を買ってみた。家族や末の妹夫婦+子供が集まって、ワイワイの宴会が常だったのに、蟹が出た途端、会話が途切れ、黙々と食べ続けるはめになった。それでも蟹は美味しい。
暮れに買い物に出かけた時に、蟹も物色したが、生のタラバが1ハイ3,900円もした。1ハイで足りるわけが無く、きっぱりと諦めた。諦めたはずだった。

タラバ蟹とアブラ蟹は似ている。甲羅の突起の数で見分けるのだそうだ。アブラ蟹をタラバと称して売っている店もあると言うが、COOPはそんな事はしない。ガチガチに凍っている蟹を3ハイもカゴに入れた。これで思う存分食べられる。安くて良かった!

姪は参加料500円の、カップラーメン積み上げ大会で、19個を獲得する。縦に積み上げて、倒れたらアウトになる。18個あたりからグラグラし、19個で見事に倒れた。ビールケースの様な踏み台を重ねて乗り、かなり高く積み上げる。あんなに高い所から落としたら、容器が割れるのではないかと思う位だ。私は19個で充分と思っていたのに、隣の男の子が25個を積み上げ、店内放送されていた。姪は悔しがっていた。
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