某総会後の懇親会は、フランス料理のコースだった。ビールや日本酒を飲みながら、フランスパンをかじると言う、一風変わった呑み会だった。酒田には美味しいフランス料理屋さんがある。この料理を食べに、日本中からお客さんが来る隠れた穴場でもあるのだ。今回の料理の名前は判らないが、前菜、サラダ、エビとホタテ、魚介類のパイ包み、そしてメインに牛フィレステーキが出た。アメリカ産ではないと思っているのに、皿の肉を見ただけで、ちょっと逃げ腰になる。払った会費の分だけは消費せねばと、ナイフを入れる事にした。
いつだったかの報道特集で、アメリカのニュージャーシー州の競馬場内レストランで、食事をした人達が、集団でヤコブ病にかかった事を調査している女性の話があった。潜伏期間が一定でない為に、亡くなった方や現在病気が進行中の方もいた。症状が現れると、日を増す毎に悪化して、もう呼んでも反応のない状態になってしまう。そのレストランでは、どこの会社の牛肉を仕入れしていたのか、調べようにも書類どころか、レストランも競馬場そのものも取り壊して、何も残っていない。徹底的に証拠隠滅を行ったようだ。調査をしている女性には、身の危険を感じる妨害もあるという。
この他にも、ある食肉会社の元従業員の、工場内を隠しカメラで撮した映像もあった。この会社は、日本向け輸出をしていた所なのだそうだ。明らかに病気の牛や、膿が吹き出した状態の物も映っている。これも食肉に加工されるのだそうだ。その割合は非常に高いと聞く。大規模な食肉加工会社が、全頭検査をやれない理由が、そこにあったのだ。へたれ牛も処分せず、平気で食肉にしてしまう。骨粉も養鶏用に回し、それが巡り巡って、人間の口に入る。この報道特集にはなかったが、処理された肉骨粉を、魚の養殖用に使用していると言う話も伝わってくる。何を信じて、何を食べたら良いのだろうか。
そんな事を考えながら食べるフィレステーキ!なかなか喉を通らなかった。
いつだったかの報道特集で、アメリカのニュージャーシー州の競馬場内レストランで、食事をした人達が、集団でヤコブ病にかかった事を調査している女性の話があった。潜伏期間が一定でない為に、亡くなった方や現在病気が進行中の方もいた。症状が現れると、日を増す毎に悪化して、もう呼んでも反応のない状態になってしまう。そのレストランでは、どこの会社の牛肉を仕入れしていたのか、調べようにも書類どころか、レストランも競馬場そのものも取り壊して、何も残っていない。徹底的に証拠隠滅を行ったようだ。調査をしている女性には、身の危険を感じる妨害もあるという。
この他にも、ある食肉会社の元従業員の、工場内を隠しカメラで撮した映像もあった。この会社は、日本向け輸出をしていた所なのだそうだ。明らかに病気の牛や、膿が吹き出した状態の物も映っている。これも食肉に加工されるのだそうだ。その割合は非常に高いと聞く。大規模な食肉加工会社が、全頭検査をやれない理由が、そこにあったのだ。へたれ牛も処分せず、平気で食肉にしてしまう。骨粉も養鶏用に回し、それが巡り巡って、人間の口に入る。この報道特集にはなかったが、処理された肉骨粉を、魚の養殖用に使用していると言う話も伝わってくる。何を信じて、何を食べたら良いのだろうか。
そんな事を考えながら食べるフィレステーキ!なかなか喉を通らなかった。