無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

耐震偽造問題に動きか?

2006-04-15 09:25:19 | 建築・都市・港
4月14日の国会本会議で、伊藤元国土庁長官が在職25周年の表彰をされたそうだ。表彰と言うのは、良いことをして貰えるのではなかったらしい。しかも、表彰が終わった後に、逮捕だの事情聴取だのと騒ぎが始まった。誰かが操作してるのではないか。

姉歯元建築士の逮捕容疑にしても、最初は建築基準法違反だったのが、建築士法違反に変わり、他の逮捕者達にしても容疑の内容がコロコロ変わる。まだきちんとメディアは掴んでいないのかな。聞いている方はもっと戸惑っている。どうやらヒューザーに対しては詐欺罪を視野に入れている様だ。

千葉補欠選挙の票の行方が、片方に傾いたかに見えたが、毎日新聞からこんなスクープが飛び込んできた。小泉首相が関係する2政治団体で家賃などの経費を二重に申請して、過去3年間で約1400万円の記入漏れがあったのだそうだ。首相の実弟が代表をしている団体のようだ。スクープした記者が、名前を公表した勇気は凄いと思う。これで流れは基に戻っただろうか。毎日新聞

千葉の選挙では、民主党候補への怪文書も飛び交って、激しい戦いが行われているらしい。
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耐震偽造問題に動きか

2006-04-14 15:46:23 | 建築・都市・港
警視庁などの合同捜査本部では、姉歯元建築士を、月内に逮捕する方針だと言う。容疑は、建築士法違反なのだそうだ。他の木村建設の元幹部や総研、ヒューザーには強制捜査が入る等と言う話もある。今頃入った所で、証拠なんてカス程も残っているまい。せっかく4ヶ月もかけて捜査をして、まだ詐欺罪に立件できないでいるなんて、何なんだろう。逮捕が長引いたせいで、姉歯夫人は自殺してしまった。もっと前に逮捕されていたら、夫人は姉歯元建築士に逢えたかも知れないのにと残念でならない。

詐欺罪になれば、姉歯元建築士だけでなく、本当の黒幕の総合経営研究所もヒューザーも一網打尽に出来る。本当は、国交省と元長官まで、捜査が伸びてくれれば良いのだろうけど、どうもその辺がうやむやだ。

ところで、何故まだ逮捕されていないのに、こんな情報が流れるのだろうか。私達は気を着けなければならない。北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんの夫が、韓国から拉致された人間だとDNA鑑定で証明されたようだが、1月頃から判っていて、何故この時期に発表されたのかを考えてみなければならない。大事な日に、目くらまし作戦のように、国民の目を他に向ける事が度重なってはいないか。現在、千葉県では補欠選挙が行われている。偽メールで揺れた民主党の、再起をかけた小沢代表を、マスコミに載せない為の作戦で、選挙前に逮捕ともなれば、票の行方も変わって来るのだろう。
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アスベスト(石綿)

2006-04-14 11:11:09 | 建築・都市・港
アスベストと中皮腫発病との因果関係が叫ばれて、既存の建物のアスベスト封じ込め作戦が各地で行われている。アスベストの検査をするにも、処理をするにも多額の工事費が必要になった。廃棄処理するにも、きちんと講習を受けた者が、防護服を着用して行い、加熱処理するか、二重梱包して最終処分場で埋め立てする事になっている。ところがニュースで時折、田んぼのあぜ道に多量のアスベストが捨てられているのが報じられたりする。アスベストに限らず、ゴミ問題を突き詰めて行くと、悪徳業者や暴○団が跋扈する世界でもあるのだ。

建築に関係した者にとって、今までアスベストを使った事がないと言う人はいないだろう。防火を考えると、こんなに優れていて、しかも安価で使用しやすい物はなかった。現存する建物で、平成7年以前の物(断定ではない)には、様々な形で建築材料にアスベストが混入されていると考えた方がいい。屋内でも室内でも、こんな物にと思うくらい、使用されている。世間でこのように問題になっているのに、建築基準法の中では、未だ石綿スレートの使用が、どうどうと認められているのだ。

飛散性アスベストの方が問題有りとされているが、ボード加工されている物のような非飛散性の物とて、安全ではない。eco-webnet
アスベスト解体については、平成17年7月1日に法律が出来た。アスベストについては厚生労働省が詳しくHPに載せている。厚生労働省

アスベストに関して、ちょっと面白い記事を発見した。塩化ナトリウムって、どこにもあるじゃないの。大発見だね。こんな化学者がいてくれて嬉しい。ZAKZAK
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ちょっとした不幸と幸せ

2006-04-13 14:06:50 | 社会
ちょっとした不幸
ラーメンを食べようと胡椒を勢いよく振りかけた。
瓶の中の半分が飛び出て、ラーメンの上に天こ盛りになった。キャップをねじって開けるのではなく、片手でピンと上蓋をはじくタイプだったのだ。胡椒は、みるみる汁を吸って色が黒ずみ溶けていく。慌ててスプーンを持ってきて、すくっては捨てたが、味は胡椒の優勢勝ちになった。

その2
いつもTVで見る度に感じていたのだが、日銀総裁は、化粧を落としたチャールズ・チャップリンに似ている。チャップリンは大好きなので、何だか損をしたような気分になる。

ちょっとした幸せ
日経BPから封書が届いた。この時期に届くのは怪しい。「アンケートのお礼の図書券かも!」と言いながら開けたら、本当にその通りだった。一連の耐震偽造問題では、日経アーキティクチャーは、早くから記事を取り上げていた。現場の意見を聞きたいと、読者や建築士に向けて、アンケートを数回に渡り実施していた。私の回答は取りに足りぬものだったから、無視されているかなと思っていたけど、有り難い事に抽選の結果当たったらしい。これでまた本が買える。
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桜の開花予定

2006-04-12 14:29:03 | 動物・自然
今日の最高気温は21℃だった。室内では25℃にもなり、久しぶりにストーブを消して窓を開けた。事務所の窓の外には、ソメイヨシノの桜並木が道路沿いに続いている。それを上から見下ろす事になるのだが、まだ咲くまでには至っていない。北向きの傾斜地である為に、酒田市内でも咲くのが遅い地域でもあるのだ。開花予想は15日なのだと聞く。まだまだ咲きそうにもないと思っていたが、今日のような陽気が続けば、一気に追い上げムードで開花してくれるのだろう。

蕾の膨らんだ桜の枝をぬって、様々な鳥達がやって来る。ヒヨドリは、梅の蜜でも吸ってきたのか、くちばしと顔が黄色に染まっている。カワラヒワは、枝に巻き付いたナイロンテープを、一生懸命口で集めて、巣の材料にと運んでいる。シジュウカラの群れに混ざって、コゲラもやって来る。ツバメも飛び交っている。(なのに、白鳥は最上川に、どっさり残っている。)

黒松の幹に開いていた穴は、リーグ戦で勝ち残ったムクドリの夫婦の巣穴になった。巣づくり子育てが、急ピッチで始まった。各地で鳥の大量死が伝えられているようだが、寒さに逆戻りしないように願うばかりだ。
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水汲み

2006-04-09 21:16:50 | 動物・自然
日曜日、加茂の方へ雪割草とカタクリの群生を見に行く約束をした。。天気予報は100%と言うくらいの晴だったのに、朝から小雨が降っていた。日本列島の上空の、ポチッと曇っている地点が、丁度当たってしまったらしい。この程度の雨なら大丈夫だろうと思って、準備をしていたが、中止の電話が掛かってきた。案内をしてくれる人が、私と同じ高校の絵画部の2年後輩にあたるのだが、私を山の初心者と思ってくれたらしく、急な上り坂で雨でぬかるむと大変と考えたようだ。確かに山道は大雨になると、沢に変身する。滑れば泥だらけにもなるし、綺麗な姿で登山するなんて想像もしていないが、ともかく中止になってしまった。

小雨は午前中にすっかり上がって、良い天気になった。今年の大雪で、すっかり動きを止めていた山への関心も、雪割草とカタクリの話で火がつき、「水汲みに行こう!」と午後に家を飛び出した。庄内地方の水の話は、また別の機会にしようと思うが、今回は月光川ダムの上にある三の俣にした。道路の脇で水が汲める安直なコースで、集まる人達は年配者や家族連れが多い。空のペットボトルを10本ばかり積んで、山道を走った。月光川ダムに架かる橋の上では、狭い橋に車を止めて鳥海山を見ている夫婦がいる。この橋の中央から、沢を通して見る鳥海山は、雪が真っ白に輝いていて、それは美しかった。

帰りに、道ばたでふきのとうを摘んだ。ちょっと時期が遅れたかなと思うくらい、大きく開いていた。残雪のそばの蕾を選んで採ってきた。夕食のおかずは、鮮やかな緑の天ぷらになった。
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耐震偽造 その後

2006-04-07 17:32:58 | 建築・都市・港
耐震偽造問題で、国交省の諮問機関「緊急調査委員会」が6日、最終報告を行った。
民間審査機関による建築確認制度の問題点は、今回の姉歯元建築士による特異なものではなく、確認制度自体がほぼ形骸化しており、大規模で根深い構造的な問題を抱えているとした。検査機関のみならず、地方自治体の職員の数も、必要数確保できていないと批判した。

国交省が、民間検査機関から偽造の報告を受けた時も、「重大性を認識できなかった。」と国交省の立場に問題があった事を認めたが、一連のヒューザーと伊藤元長官の訪問疑惑については明言を避けた様だ。ここが一番問題になっている所なのに!!法律は改正していけば、幾らでも良い方向へ進む事が出来る。ただ、政治と金の問題は、きちんと決まりを着けないと、いつまでも同じ事が繰り返されるのだ。

野党の党首が誰になっても良いけれど、必要な事は早急にやって欲しい。このままでは、うやむやのまま、何も無かったように消えてしまう。そうしては、ならないと思う。
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春の訪れ

2006-04-07 15:49:29 | 動物・自然
日本各地から、桜の花便りが届けられるようになった。
酒田市の日和山公園では、桜祭りに向けてぼんぼりの配線工事が、着々と進んでいる。蕾を見ても、咲くのはまだまだ先のようだ。昨日も一昨日も、有り難いことに低気圧が来て、雪を降らせてくれた。こんなに春を待ちわびた年はない。桜の開花も遅れ気味で、人々は今か今かとしびれを切らして待っている。咲いたら、もの凄い数の人達が、公園を埋め尽くすのだろう。

もうそろそろ梅は咲いただろうと、デジカメ持参で日枝神社へ向かった。紅梅がちらほらと咲いている。レンズを向けると、光の加減なのか、構図も色も良くないので、色々試している内に電池切れになった。ま、私のやることだもの、こんなものだ。デジカメのケースをぶんぶん廻しながら、歩いていると、大きなレンズカバーをかけたカメラで、梅の蕾を接写している人もいた。どんな絵になるのだろう。こんな時はデジカメがつまらなくなる。

山道の両側には、椿の花が茶色に変色して落ちている。アマドコロの芽も伸びてきた。このアマドコロは山菜として、茹でてお浸しにしたりゴマ和えでも美味しい。ただ、犬の散歩や野生のタヌキ、猫がたむろしている公園内なものだから、妹には「絶対に採ってくるな」と釘をさされている。本当は美味しいのに・・・。
さぁ、少しづつ春がやって来た。
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ユダの福音書

2006-04-06 14:52:28 | 社会
ユダの福音書があるらしい。
キリスト教の世界では、裏切り者の代名詞のようになっているユダではあるが、キリストの死後も使徒として活躍しているし、キリスト自身も自分の死を預言していたのだから、ユダが行ったとされる行為は、定められたものだったのだろう。読んでみたいと思うのだが、解釈が難しいのと、特別に目新しい事は書いていないのではと、二の足を踏んでいる。

この時期に「ユダの福音書が見つかった」と言うニュースは、映画の「ダビィンチ・コード」に絡ませた売名の一環ではないかとも言われている。トルコのアララト山に、ノアの箱船のような物が残っているなど、どちらを見ても、キリスト教の謎については、興味をそそられる事が多い。

いきなり漫画の話に飛ぶが、萩尾望都著「百億の昼と千億の夜」と言う作品がある。原作は光瀬龍で、SFで描いた宗教の世界だ。この中ではユダは裏切り者には描かれていない。逆に、キリストを別の見方で捉えていて、面白いなと思った。原作は読んではいない。萩尾作品からだけの感想である。キリスト教を信仰している人には、気の毒な内容なのだが。
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プリオン専門調査会

2006-04-05 02:57:26 | 食べ物
世の中、あちこちの党で、ポストポストと騒いでいる内に、こんな事が起きていた。BSE問題で米国産牛肉の輸入再開の安全評価を担当していたプリオン専門調査会の委員の中で、慎重派と言われていた6人が退任することになった。年度が変われば委員も改選されるのだろうが、「始めに輸入ありきの委員会では、自分の意見を述べることが出来ない。」と再任を断った人もいたと言う。

問題の多い委員会ではあったが、これからは政府の思惑通りの委員会になるのだろう。国民の安全よりも、米国の都合で動く政府が見えてくる。人間の命がこんなにも軽い世の中になるなんて、社会が変わったのではなく、変えられたのでないかと思える。これで、あっと言う間に、輸入再開が行われるのだろう。

そりゃ牛肉は美味しいけど、別に食べなくとも、生きていける。鶏肉や豚肉、魚に豆腐等に変えれば、充分タンパク質は補える。しかし目で見えない所にアメリカ牛が使われると、小泉首相の大好きな「自己責任」は取りかねる。医薬品で、アメリカ牛を原料とした物が、どうどうと輸入されているのだそうだ。国は血液製剤が元で発病したHIVの事件でも懲りていなかったようだ。
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なんでも鑑定団

2006-04-04 17:58:55 | 社会
ご近所の松山旅館の松山さんが、「開運!なんでも鑑定団」に出たそうだ。お宝は竹下夢二の掛け軸「砧」で、収録は秋田県鹿角郡小坂町にある芝居小屋「康楽館」で行われた。この芝居小屋の事を書くと長くなるのだが、国指定の重要文化財になっている趣のある古い芝居小屋なのだ。

鑑定は、夢二の孫の竹久みなさんが行った。大正時代の画賛として傑作中の傑作と評価され、1000万円の値が付いた。竹久夢二は、大正時代に酒田に長らく逗留している。その時に描いた物らしく、松山さんのお祖母さんが竹久夢二後援会の方から貰ったものらしい。夢二に限らず、酒田には文人歌人が多く逗留している。酒田の女性を描いた物もあるはずだ。こんな話も残っている。「酒田には美人が多い。ただ話をすると、ひどいズーズー弁なのに驚く。」はいはい、美人じゃないけど、スースー弁は得意ですよ。
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SILK(シルク)

2006-04-03 17:43:59 | 社会
日本、カナダ、イタリア合作映画、「SLIK」の撮影が山居倉庫で行われた。日本人の出演者は役所広司さんらしい。内容は19世紀の後半、最高級の蚕の卵を求めて日本に密入国してきたフランス人青年と日本女性との出会いと悲劇、なんやら青年には本国に残してきた妻もいるらしい。日本公開は平成19年末の予定だとか。

幕末の設定の山居倉庫は、季節が冬なのだそうだ。もう今年の大雪もすっかり溶けてしまったので、鳥海山から10tトラック27台分の雪を運んで、ボランティアが撒くのを手伝ったそうだ。その光景を通りすがりの妹が見て、「何かがおかしいと思ったら、地面にだけ雪があっても、屋根にないんじゃ冬の光景にはならないね。」と言った。うん、その通りかも知れないが、冬の日本海側の吹雪の時に、ロケを行うほど根性は入っていないと思う。地元の人達も、沢山エキストラで参加したようだ。

確かに山居倉庫は、それなりの佇まいがあり、ロケには色々使われてきた。ただ、設定が幕末ともなると、電線やら、車の騒音など、邪魔になる物も多いのではないだろうか。せっかく酒田市が景観行政団体になったのだから、徹底して古い時代の酒田湊を再現するとか工夫が必要だと思う。それらを含めて、外国人の監督の目には、どのように映っているのか、ちょっと気になるところだ。

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