無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

伝言ゲーム

2009-04-05 10:18:02 | 社会
子供の頃に遊んだ伝言ゲームは、最後の方になると、まったく意味の違う話に変わっていて、面白いものだった。今回の防衛庁の緊急情報連絡は、まさにこの伝言ゲームと言っていいだろう。最初に伝えられた物を、そのまま映像もあるのだから伝えれば済むのに、あちこちでアレンジされ住民の元に伝わった。5分後に慌てて誤探知だった事が知らされたが、誤報が発射から日本の領地に着弾までに至らなかったのが幸いだったと思う。確認しないで噂が発展すると、2次災害を生むのは必至だからだ。

撃つ撃つ詐欺みたいな北朝鮮は、4月4日には何もしなかった。休日返上で、役所に駆けつけている職員の方々も気の毒だし、片方からは迎撃しろ片方からは違憲だのと言われる自衛隊の方々にもご苦労な事だと思う。たった1発のミサイルに、誤報も重なって、昨日の日本は右往左往していた。こんなに日本が脆いとは、さぞかし北朝鮮は喜んでいることだろう。充分に口惜しい。これが何日も続くのは、たまったものではないので、気持ちを切り替えする事にした。撃つなら撃ってみろ。万一、着弾したら、ただで済むとは思っていないだろうなと、ビビリの私でも腹をくくることにした。

と言うわけで、今日は外出する事にする。
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Em-net

2009-04-04 12:23:59 | 社会
またしても誤報だった。4日、秋田県危機管理対策本部に、防衛省から、「10時48分に発射された」との連絡が入ったが、誤報だと慌てて訂正した。お昼休みには、NHKを始め各局から、一斉に臨時ニュースとして、「エムネットから飛翔体が北朝鮮から打ち上げられた。」と流された。「そうか」と腹をくくっていたら5分後に「誤報だった」の訂正が出たのだ。天候は曇り、特別の風もない。いつ発射されてもおかしくない気象条件だったから、情報を受ける側としては、ビクビクもしている。何度も誤報が出るのなら、オオカミ少年は誰だと言いたくもなる。

しかし、ねぇ。ミサイルをNHKは飛翔体だって。その内、UFOとでも言うようになるのかな。

訂正:Mネットと書いてあったタイトルは、Em-netと訂正します。
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テポドン

2009-04-03 10:02:45 | 社会
テポドンと聞くと、十数年前のある出来事を思い出す。新聞の新春座談会で、当時の市長と3名程の若手(?)の市民が集まった。どんな人選かは分からないが、私もその中の一人だった。これからの酒田市を語る・・と言うような議題だったと思う。私は飛んだ考えをしていたから、経済発展は他の方にお任せして、酒田に足りない施設とは何かと、知恵を絞り出していた。

順調に座談会は進み後半になって、私は酒田に足りない施設として、防災施設を述べた。戦後何十年と平和を謳歌してきた日本とは違い、世界のあちこちでは現に戦争が起こっていることや、当時の新聞にはソ連の核物質が横流しされていて、普通の街の喫茶店で売買がなされている事が伝わっていた。北朝鮮も核を所有しているらしいとの噂も出ていたから、核シェルターとはいかない迄も、有事の際の防災施設が必要だと述べた。緊張していた出席者以外、市長や役所の職員、新聞社の面々は、喉の奥が見えるほど大笑いした。私の事を大馬鹿野郎と思ったのだろう。あのメンバーに今だから聞きたい。もう一度笑えるかい。

酒田は大火を経験した。その経験を活かしての防災都市と言う内容で話したつもりだった。笑い話で終わる筈の事が、1ヶ月後現実に生きるとは、誰も思わなかった。1995年1月17日未明、阪神淡路大震災が起きた。救助だ応援だと騒いだ数日後、市役所で市長とすれ違った時に、私は手招きされ「酒田市はね、神戸に仮設のトイレを沢山送ったよ。今、何が一番必要か、経験していて分かるからね。」と仰った。馬鹿な話も使い道一つで生きてくる喩えのようなものだ。

さて、本題のテポドンの話に移ろう。政府は、日本海にはイージス艦を、上空を通過すると言われている秋田県と岩手県には、移動の追撃ミサイル装置を配備した。国からの説明と言って、岩手県に東北各県の担当者が集まった。この件に対する山形県の警察官の配備は100名だそうだ。打ち上げが行われて、国から地方へそして住民への警報は、地震の震度5並の伝達で行われるそうだ。県内でも、緊急警報装置が充分に行き渡っていなくて、行政間の伝達が途中ファックスで行われる所もあるらしい。まったくテポドンが通過した後に警報が出るようなものだ。

SM3やPAC3にしても、訓練の時でさえ当たらない物を配備したとて、何の徳にもならない。ただただ莫大な防衛費をアメリカの武器屋につぎ込むことになる。テポドン打ち上げを人工衛星などと言う、小賢しい北朝鮮は困ったものだが、本物の戦争時には、いついつミサイルを打ち上げます等と言う国はないだろう。心配するのは、ノドンと工作員で、日本は別のやらねばならぬ事があるだろうと思う。どこぞの政府高官のように、テポドンが飛んできたら「ファー」と言う気にもならないが。
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