暮れも押し迫った30日、妹夫婦の家に、子犬がやってきた。生後2ヶ月未満のコリーの兄妹だ。長いことコリーの多頭飼いをしていたが、老衰の為に次々といなくなり、犬の前では温和しかった猫たちの天下になっていた。一家の主人が大の犬好きで、子供の頃から名犬ラッシーに憧れ、犬を飼うならコリーと決めていた。最後の犬が亡くなったのは今年の3月頃だったと思う。犬好きなら、廻りに犬のいない寂しさを、充分に判るだろうと思う。家族も揃って動物好きで、猫たちも自然に集まってきた者達だ。それでも主人は、猫はもういいや、犬が欲しいと思っていた。
ある秋の日、妹夫婦と私が庭で話をしていると、隣の庭からミャーミャーと子猫の声がした。あれと思って隙間から見てみると、小さな子猫と目があった。子猫はまっしぐらにこちらへやってきたが、隣との境にはフェンスもあり、高いコンクリートの土留めもあったので、来られる訳がないと思っていたら、猫は垂直に移動する動物で、無理矢理よじ登って、庭に入ってきた。「猫はもういらない、家の中に入れるな。」と、私たちもその場所から動くことにした。
1週間も過ぎて、妹夫婦の家を訪れると、見たことのある子猫が大いばりで飼い猫になっていた。名前もついていた。それがこの小太郎だ。
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猫砂の袋で遊んでいた。
ここの飼い猫になったのも、私に半分は責任があるらしい。
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名前の通り男の子で、人間が大好きで、その上好奇心が旺盛で、作業をしているとそばにやってきて、手伝いをしてくれるのだそうだ。勿論、手伝いと思っているのは猫の方で、人間にとっては邪魔のなにものでもないのだが。
数ヶ月間、家の中で一番可愛がられていた小太郎の前に、主人待望のコリーの兄妹がやってきた。
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それがまた可愛いの!!
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家について、たった2時間しか経っていないのに、みんなにもみくちゃに撫でられて、ずっと前からここに飼われていたような顔をしていた。男の子と女の子の兄妹で、アリーとレイと名付けられていた。女の子の方がおてんばらしい。
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主人手作りのサークルは、トイレの躾けの為だそうだが、2匹はなんなく、くぐり抜けるどころか、出入りしているではないか。まぁ成長が早いから、2-3日後には、抜けられなくなるだろう。
ところで小太郎と言うと、突然の人気者の登場に面くらい、いきり立ち、背中を丸めてシャーシャーと威嚇している。子犬達はそれを恐がりもせず、向かってくるので、身体の大きさで負ける小太郎の分は悪い。
ある秋の日、妹夫婦と私が庭で話をしていると、隣の庭からミャーミャーと子猫の声がした。あれと思って隙間から見てみると、小さな子猫と目があった。子猫はまっしぐらにこちらへやってきたが、隣との境にはフェンスもあり、高いコンクリートの土留めもあったので、来られる訳がないと思っていたら、猫は垂直に移動する動物で、無理矢理よじ登って、庭に入ってきた。「猫はもういらない、家の中に入れるな。」と、私たちもその場所から動くことにした。
1週間も過ぎて、妹夫婦の家を訪れると、見たことのある子猫が大いばりで飼い猫になっていた。名前もついていた。それがこの小太郎だ。
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猫砂の袋で遊んでいた。
ここの飼い猫になったのも、私に半分は責任があるらしい。
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名前の通り男の子で、人間が大好きで、その上好奇心が旺盛で、作業をしているとそばにやってきて、手伝いをしてくれるのだそうだ。勿論、手伝いと思っているのは猫の方で、人間にとっては邪魔のなにものでもないのだが。
数ヶ月間、家の中で一番可愛がられていた小太郎の前に、主人待望のコリーの兄妹がやってきた。
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それがまた可愛いの!!
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家について、たった2時間しか経っていないのに、みんなにもみくちゃに撫でられて、ずっと前からここに飼われていたような顔をしていた。男の子と女の子の兄妹で、アリーとレイと名付けられていた。女の子の方がおてんばらしい。
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主人手作りのサークルは、トイレの躾けの為だそうだが、2匹はなんなく、くぐり抜けるどころか、出入りしているではないか。まぁ成長が早いから、2-3日後には、抜けられなくなるだろう。
ところで小太郎と言うと、突然の人気者の登場に面くらい、いきり立ち、背中を丸めてシャーシャーと威嚇している。子犬達はそれを恐がりもせず、向かってくるので、身体の大きさで負ける小太郎の分は悪い。