今日は一日、津波のニュースで沸き返っていた。養殖のホヤや貝の筏が流される被害はあったが、海や川に近い所に住んでいる人達の避難はスムーズに行われ、人的な被害がなかった事は幸いだった。1960年に起こったチリ地震津波は、私の記憶にもハッキリと残っていて、こんな山にも船が登るのかと思った事や、大船渡に行ったときに、かなりの山の上の道路にスケールが立ててあり、この線まで津波が来たと標しが残っていた。この時のチリの地震は、マグニチュードが9.5と言う、とてつもない大きさの地震だった。今回のも大きかったが、その差は歴然としていたと思う。
ニュースで見るチリの被害は、地震の大きさに比べて驚くほどではない。建築基準が高くなり、建物が堅固になったので、先月起きた低いマグニチュードのハイチ地震の悲惨な光景にはなっていなかった。高速道路や橋の崩壊の方が、目をついたほどだ。
しかし、今回も感じたのだが、日本のマスコミの報じ方は、どこかおかしいのではないだろうか。津波の警報を報じるのはもっともな事なのだが、肝心のチリの地震を詳しく伝えようとしない。ほんの少し映像を流して、現在の被災者と死者の数、「邦人には被害はありません。」がついてくる。それに比べて、BBCはワールドニュースで多くをさき、CNNに至っては特別番組を組んで、大統領の談話、専門家の意見、刑務所から多くの囚人が脱走したこと、略奪が多い事、病院の中庭に並べて治療を受けている怪我人達など、細かな情報を延々と流してくれている。勿論津波についても、ニュージーランド、ロビンソンクルーソー島、ハワイ、そして日本の様子も映し出している。この違いは一体何だろう。
日本の首相は、チリには救助隊や医師団を派遣するのではなく、復興支援に重きを置くため、外務省やNPOを中心に、どんな状態なのかを調べる人間を派遣するのだそうだ。
ニュースで見るチリの被害は、地震の大きさに比べて驚くほどではない。建築基準が高くなり、建物が堅固になったので、先月起きた低いマグニチュードのハイチ地震の悲惨な光景にはなっていなかった。高速道路や橋の崩壊の方が、目をついたほどだ。
しかし、今回も感じたのだが、日本のマスコミの報じ方は、どこかおかしいのではないだろうか。津波の警報を報じるのはもっともな事なのだが、肝心のチリの地震を詳しく伝えようとしない。ほんの少し映像を流して、現在の被災者と死者の数、「邦人には被害はありません。」がついてくる。それに比べて、BBCはワールドニュースで多くをさき、CNNに至っては特別番組を組んで、大統領の談話、専門家の意見、刑務所から多くの囚人が脱走したこと、略奪が多い事、病院の中庭に並べて治療を受けている怪我人達など、細かな情報を延々と流してくれている。勿論津波についても、ニュージーランド、ロビンソンクルーソー島、ハワイ、そして日本の様子も映し出している。この違いは一体何だろう。
日本の首相は、チリには救助隊や医師団を派遣するのではなく、復興支援に重きを置くため、外務省やNPOを中心に、どんな状態なのかを調べる人間を派遣するのだそうだ。