1便の飛行機で東京へ行く為に庄内空港へと車で走ると、道路に雪が積もっていた。ホワホワの雪ではなく、雷雲がもたらしたあられなのだが、おかげでノロノロ運転となり、時間ぎりぎりだった。駐車場から空港ビルへ走っているとSさんから「着いたの?」の電話が鳴った。滑走路の除雪作業の為に、大幅に飛行機のフライト時間が遅れているのだそうだ。
東京は晴だった。雪をかぶった富士山が綺麗に見えた。
時間が足りなくなったので、計画していた東京スカイツリーに行くのを止めて、有楽町駅からIさんお薦めの出光美術館へ向かうことにする。
林派の展覧会である。
有楽町から麹町へ移動する。
秋田県、山形県、新潟県合同の大会に参加する。日沿道のミッシングリンクの解消と羽越線の高速化の別々の大会なのだが、道路の大会が終わると人数がぐんと減るので、今年は羽越線の大会を先に開催していた。
こうなると誰も逃げられない。
この日は11月15日で、16日に衆議院の解散がありそうだと、来賓の国会議員達の挨拶は忙しかった。
民主党議員の、陳情者達への差別を今回も聞いた。陳情を重ねないと国は動かないのを知ってはいるが、こんな席でこんな話を繰り返す議員のいやらしさを痛切に感じた。何だかやり方を間違えているのではと思う。
帰りの飛行機までの時間を利用して東京駅に行った。前回行かなかった東京スティションホテルへ潜入する。
ロビーでお茶を飲むにも、行列が続いていた。酒田だったら絶対にしない行列にも、話の種に加わってみる。
やっと席についてメニューを広げたら、コーヒーが1250円だった。ひょぇ!
飲んだけど、普通のコーヒーだった。出来たてだったら、私の事務所のコーヒーの方が美味い。
支払いの段になって、サービス料と消費税がついて、1375円になっていた。ひょぉぉ~。
東京は、田舎者にとって、おっかない所だと思う。
連れの皆さんが、まだ見たことがないと言うので、羽田の国際ターミナルへ向かう。
前回来た時には、見学者で溢れかえっていたターミナルビルの中も、今回は閑散としていた。
ここでも列に並んで、夕食を取った。
帰りのフライトは、悪天候の中のようだった。乱気流で度々飛行機が上下左右に揺さぶられた。
操縦士が「先ほど、飛行機に落雷があって若干衝撃がありましたが、機体に異常はありません。」とアナウンスした。それは悪天候なら普通の衝撃だったし、「窓の外が一瞬、真っ白になったよ。」と隣から教えて貰ったが、その時私は爆睡していて見てなかったのだ。残念!
飛行機は無事に着陸した。庄内空港の雪を心配していたが、雨に変わっていた。