柚子の花が咲いた。何十もの蕾が着いているが、全てに実がつくとは思えない。摘花するべきなのか、素人には判らないので、自然のままに育ててみようと思う。
鉢植えのブルーベリーの木も大きくなり、花が咲いたのは確認したが、取り立てて撮しておくような綺麗な花でもなかったのでパスしておいた。今日改めて見ると随分と実を付けている。ブルーベリーの実の方は、人間が観察するよりも、色づきもしない内から毎朝ヒヨドリの偵察隊がやって来る。一番目に収穫するのはヒヨドリの方だろうと思う。早者勝ちで勝負してみよう。
もう芽は出さないだろうと思っていた蕎麦が花を咲かせた。蕎麦の実が大好きなハムスターは先日天寿を全うし、喜ぶ者はいなくなったが、可憐な花は見る者の心を和らげてくれる。肥料が効きすぎたせいか、このプランターの植物は背丈が大きい。風が吹くと倒れてしまうだろう。
ハーブは地植えをすると大変な事になる。それぞれを鉢植えにしているが、こんな狭い所は嫌だとモコモコ大きくなっている。少し枝を刈ってコップに挿しておいたが。根が出ると思っていたが、水が腐って失敗した。一度腐った水を吸った植物は、その後幾ら水替えをしても、元には戻らなかった。
このワラビは先週に家族3人で獲ったモノ。漬けた物以外は、お祭り明けに食べたが、柔らかくて美味しかった。我が家のワラビの灰汁だしはちゃんと茹でるので、どちらかと言うと柔らかい。最近は木灰が手に入らずに重曹や「塩と小麦粉」で灰汁だしをする事もあるという。塩茹でだけの強者もネットでは見かけるが、我が家は数々の失敗を含め、間違いの無い木灰汁だけにしている。
気をつけようと思ったのは、先週のワラビのことではない。先々週、お嬢様山菜教室の時のことだ。ワラビ採りの真っ最中、Kさんが採ろうとしていた物を、私が横取りをしようと急いで近寄ったら、杉の丸太に脚をとられ転んでしまった。その時、どうやら左手で身体を支えたようだ。しかも普段は使わない薬指を痛め、見事に腫れ上がった。骨や関節を心配したが、ちゃんと指は動くので、特段湿布をすることなく放置した。2週間経っても腫れと痛みはは引かない。使わない筈の薬指のくせに、やたらと動作に支障を来す。物を持つにも、キーボードを打つにも痛みが走る。若い時分は傷など2-3日で治った気がするのだが、歳をとると治りが滅法悪くなる。困ったものだ。
さて、話はもう一つ、お祭り用にと玄関に飾る花を買い求めた。八幡の産直で見事なシャクヤクを手に入れたのだが、私は今まで1度もこの手の花を買ったことがない。牡丹やダリアなどは何故か敬遠する。今回のシャクヤクは、赤紫色のが5本だった。飾る前に臭いを嗅いだら、妙な臭みがあった。玄関に飾り、花が開くにつれ、その臭いはますます酷くなった。例えるなら真夏のくみ取り○所のオシ○コ臭い。それがどんどん広がって他の場所へと飛び火した。いくら芳香剤(無香料)を撒いても消えない。私には香りの原因が分かるのだが、家族は誰かが漏らしたかと、トイレを掃除したりした。いやはや、もうシャクヤクは買わないことにしよう。
酒田祭りの最終日だと言うのに、山形市で開催された(一社)山形県建築士会の総会に参加する。場所はパレスグランデール。吹き抜けからみたロビーと庭。この庭では結婚式用の写真を撮る為の色々な仕掛けがしてある。
午前中に役員会を終え、午後には総会会場へ向かう。社団法人から一般社団法人になり、色々と面倒な事が多い。税金も課せられるようになった。事業費が少ないのに縛りだけが増える。
懇親会を早めに引き上げて、酒田支部は恒例のバス中での宴会になった。いつもの時間よりも早かったと思う。酒田に着いたのにまだ辺りは明るかった。清水屋前でバスを降りた一行は、祭りの露店の前をすり抜け夜の町に消えていった。三次会だと思う。
櫛引のSAでcandypapaさんとすれ違う。オンラインでは一緒になるけど、オフラインでは久しぶりだった。
黄昏時に、神宿へ向かう。近いのは弁天さん(厳島神社)の下の神宿。
浄財の箱に小銭を入れる。中から「御神酒を飲んでけ!」と声が掛かる。
後ろの屏風が良いなと思う。
面白そうな物がいっぱい。
この螺鈿細工の重箱などは、結構なお値段になると思う。
奥には鉄砲があった。
寺町を一直線に突き抜けて、上の神宿のある駅近くの稲荷さんへ向かう。
大通りとは違い、住宅街にある為に辺りは暗い。その為、この鳥居のライトアップが生きる。
上の神宿よりもこぢんまりとしているが、最近の神宿の中ではもっとも神宿らしい。
獅子頭が陣取り、鎧甲はかなり古い時代の物らしい。
背後のホテルと神宿の取り合わせが面白い。
上弦の月が綺麗だった。
中町の露店が並ぶ通りに入る。植木市は普通。期待してた薔薇屋のおじさんは今年も来ていない。
若い人達でいっぱい。流れに沿って歩く。
金魚屋さんは1件のみ。年々少なくなって行く。
お祭りになると、働かねばならない人達がいる。毎年少しづつ露店の傾向が変わる。
お面も変わる。むろん月光仮面はない。
やっと日和山公園に着いた。
張り子灯籠?あの参道の灯籠がそうだったのか。と今頃になって気がつく。
祭事を待つ下の日枝神社
参道に置かれたぼんぼり
手水の作法が書かれていた。
夜になって、宵祭り会場へと向かう。中東の音楽が聞こえて来たと思ったら、ベリーダンスが踊られていた。
桟橋を新しくした千石船の上で、MCが点灯式の開始を告げる。
山鉾に灯りが入った。
確かに、ここ数年で最も補強され、豪華になったと思う。
始めの頃はいかにも紙で出来たと思わせる物で、強風で一気に破壊されていた。
段上には秋田市長と酒田市長が並んで、友好の調印式を行う。
暗い空の部分の丸い粒は、残念ながらオーブではなく、雨粒に光が当たったもの。
山鉾と八波会の御輿。
オレンジの法被を着たのが八波氏、27年間も酒田祭りに通ってきてくれる。
酒田市のゆるキャラ。名前は・・・・・何だっけ? 左の黒い子が「あののん」、右の赤い子が「もしぇのん」だそうだ。(副市長の丸山さん情報)
雨で地面がぬかるんでいるので、ビニール袋で補強されている。
秋田の竿灯が始まった。風があるので揺れる倒れる。小雨も混じってきた。
孫獅子のお披露目
遠巻きにおばけ屋敷を観る。
粋なお姉さんとカンカン帽を被った男性もいた。昔の酒田祭りでは、皆着飾って町に出た。
おまけ:キュートなカエルのおばさん。
朝方降った小雨も上がり、このまま天気が回復すれば絶好調の祭りとなる。下の日枝神社から子供達の御輿かつぎの声援「ワッショイ、ワッショイ♪」が聞こえて来た。すると風向きは東風なのかな。
5月19日から21日迄、恒例の酒田祭りが開催される。今年の目玉は、秋田市から参加する竿灯だろう。日和山公園の宵祭りでお披露目されるようだ。午後の5時頃から宵祭りの祭典は、松山藩の荻野流砲術隊に依る合図を皮切りに、様々な催しが開始される。竿灯の予定の時間は7時39分頃だそうだが、あくまでも予定なので、早めに見学場所を確保する必要がありそうだ。
宵祭りのスケジュールは こちら!
今年の祭りの神宿は何処だろう。下の日枝神社の神宿は弁天さんなのだが。
酒田祭りを19日に控え、ご馳走にする為のワラビを採りに行ってきた。前日に雨が降ったのを幸いに家族で向かったが、収穫は思ったよりも芳しくない。それでも15把になり、短めの5把を祭り用に、残りを塩漬けにした。昨年は漬け物用に回すほど収穫せず、鶴岡の新蕎麦祭りで塩蔵ワラビを買ったが、どうも我が家の口には合わなかった。それで少量でも良いので漬けることにしたのである。
妹が十二の滝を一度も見たことが無いと言うので、車を移動させた。私はてっきり、その奥で山菜を採るのかと思っていたら、本格的に十二の滝を見たいと言う。駐車場に車を止めて、すぐ近くの斜面を降り、谷底の沢までたどり着いたが、そこは本来の散策の路ではなかったらしく、舗装道路まで戻る。その少しの瓦礫混じりの斜面を登るので弱音を吐いた。
決められた散策道は階段で随分と降りる。それを見下ろしたら帰りの脚の筋肉痛が想像でき、簡単に中止して奥の林道へ。蕗も一食分として採り始めたら、3人いるので3倍になる。よし、これも冬に向けて塩蔵しよう。
夏に近づくと蕗も大きく成長する。それに伴い、虫喰いも多くなる。色んな種類の毛虫がいた。見ただけで発疹がでそうだ。
建築士会酒田支部の総会の次の日は、恒例のお嬢様達の山菜教室になる。
朝の8時に出発して、昨年見つけたワラビ畑に直行する。8時と言うと、普通のワラビ採りならば、もうリュック1つを担いで下山する時間なのだが、そこはお嬢様達の山菜教室なのである。
山菜の生育が早かったのと晴天が数日続いたので、ワラビは葉まで伸び過ぎでいたし、固かった。去年の記憶からすると、こんな筈ではないのにと思ったが、一食分でもあれば良いさと採り急ぐ。場所を移動しながら午前中で11把の成果となった。可愛いものだ。ここで解散するかと思いきや十二の滝まで走り、葉物の山菜を採ることになった。皆さん家族数が少ないので、少量多種で満足する。
私のワラビは短い3把を残し、漬けることにした。山菜採り用のテゴが小さいので、長いワラビも短くしなければ入らない。家に帰って灰汁抜きする時には3-4cm根っこの方を切るので、益々短くなる。それでも鍋に入れる時に曲げないといけない。おかげで美味しいワラビとなる。
カオドウシは、我が家の前にもあるのだが、山で見たのは紫色がとても濃かった。香りも強く、別のハーブかと思った程である。
山で見つける花は美しい。
先月、山形への移動中に寄り道した寒河江の産直で、5種類の野菜の苗を買った。
ちいさなポットに入ったそれは、サラダで摘みながら食べて下さいと名前が明記されていたが、覚えられるほど頭も良くなく2ポットをカゴに入れてレジに並んだ。1個100円ほどだったと思う。1個は妹に、残りを私が育てている。野菜は芯を摘まずに葉だけ摘み取っていれば、順調に育つのだと思う。私は事務所の窓際に置き、水をやったり霧吹きをかけたりして、甘やかしている。妹はせっせと摘み取りながら育てている。
ミズナやルッコラまでは判るのだが、様々な形の葉野菜を見て楽しんでいる。
さて、次はと言うと、山菜に混じって着いてきたのか、開け放しの窓から入ってきたのかは定かでは無いが、コピー機の上を這いずり回っていたミノムシ。
昆虫版のトレーラーハウスである。
5月4日、天気予報は見事に当たった。十二の滝の林道で、車から降りた途端に雨が降ってきた。どうせ20-30分だもの、それに林の中だから、たいしたことはないだろうと、長靴に軍手それにスーパーのポリ袋と云うビギナーな姿で草むらに分け入った。林道の降りた辺りでは人っ子1人、車一台もすれ違わない。林の中からは沢の音や鳥のさえずりが聞こえてくるだけだ。リュックも熊よけの鈴も持って来なかったから、地声で「鯉のぼり♪」を歌ってやり過ごす。
この林道は数年前に道路が崩れて通行止めになり、なかなか解除にならない場所だった。根性のある人ならば、売店のある駐車場に車を停めて、奥まで歩けば必ず山菜にはたどり着く。そんなツワモノが少なかったのだろうか、アイダケやシドケは採り頃をちょいと過ぎていたがふんだんにあった。ポリ袋2枚ではすぐに一杯になった。
この雨が過ぎれば、ワラビは良いだろう。笹竹は伸びきっている。お嬢様ツアーはワラビだなと思いつつ、今年の山菜の成長はずいぶんと早いぞと聞いてはいたが、山の木々や植物の生え具合を見ても、1週間か10日は早いのではと思われた。八重の桜も散り始めている。
山ツツジも見頃だった。やっぱり、ワラビ採りしかないな。
ニリンソウも随分と大きい。
山を下りたら、小雨になった。タイヤに挟まった小石が、カチャカチャとうるさい。次回はマイナスドライバーを持参しなくては。
農家の人達は田植えの支度で忙しい。代掻きの済んだ田んぼから、ニャアニャアと鳴くヤマネコならぬウミネコの声がした。君たちはこんな所まで出張しているのかね。