酒田古文書同好会の創立55周年記念「方寸15号」発刊記念祝賀会が勤労福祉センターで開催された。
私はこの同好会のメンバーではないが、本間郡兵衛研究会の会員にも案内が届いたので参加した。
方寸15号が受付に並んでいたが、開いてみても私の学力では読めない。
開会の挨拶
本間郡兵衛研究会の会長である杉原さんの挨拶と記念講演。
江戸時代、幕府は寛政の改革の一環として、孝心者(多くは親に孝行を尽くした人)に対して褒美を与えた。
その記録が「孝義録」として発行し、50巻ほどが酒田の光丘文庫に保管されている。
その中で25巻目出羽の国を中心に書かれており、杉原さんが持っているのが25巻目の本である。
出羽の国では247人の内、庄内は95人の名前が載っている。
1名の年齢不詳がいるが、男女を問わず18才から61才まで、有名な人は居らず町民や百姓が多い。
現在の表彰は有名処を集めて行うが、この頃の表彰は家の為に尽くした者、親を大事にした者に褒美(米が多い)を与えて記録に残した。
粋な計らいを江戸幕府は行っていたと思う。