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午後一番で霧島神宮に行く。
我々が普通に神社と呼んでいる物の中には、神宮、神社、大社がある。
その違いは何かとググると、神宮はそこに祀られている神様が皇室の祖先であること。
神社は一般的な社。大社は元々大国主命を祀った出雲大社を示すことだったが、明治以来神仏混合から独立して神社になったものを言うそうだ。
その違いは何かとググると、神宮はそこに祀られている神様が皇室の祖先であること。
神社は一般的な社。大社は元々大国主命を祀った出雲大社を示すことだったが、明治以来神仏混合から独立して神社になったものを言うそうだ。
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広い。まずは本殿に向かう。
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樹木で覆われた少し暗がりの参道を行くと、日を浴びた本殿が見えた。
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手水舎で身を清める。撮った写真を見てぎょっとする。
右側の黒い物体が人間に見えて、しかも透けている風に見えた。
右側の黒い物体が人間に見えて、しかも透けている風に見えた。
拡大して確かめると、石に彫った竜の水口だった。
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霧島神宮では、何があっても不思議ではない。
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唐破風の彫刻の見事なこと。
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授与所。
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拝殿から本殿に向かう階段。一般人は入れない。
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授与所ではおみくじやお守りなどを求める人で賑やかだ。
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ご神木の杉(メアサ杉)、樹齢800年、高さ36m、幹周り7.2m(胸高)と書かれている。
確かに大きいけど、羽黒山の爺杉に比べると200年も若いし小さい。
確かに大きいけど、羽黒山の爺杉に比べると200年も若いし小さい。
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拝殿から本殿への階段が見える。
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神楽殿。祈祷をして貰うときには、こちらを利用するらしい。
家族連れが入って行った後に、太鼓の音が鳴り響いた。
家族連れが入って行った後に、太鼓の音が鳴り響いた。
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神楽殿の前にあった手水舎。
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山神社へ行く前の手水舎。
霧島は水の良い所だと思う。
豊富な地下水がそこここに流れていた。
豊富な地下水がそこここに流れていた。
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山神社へは、どう行けばと思っていたら、すれ違った女性二人から「もうすぐだよ」と教えられ安堵する。
階段をヨタヨタ上っていたら、Fさんが先に来ていた。
階段をヨタヨタ上っていたら、Fさんが先に来ていた。
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小さな小さな祠だった。脇にそびえる木の方が大きい。
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戻りの道は楽しい。
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山神社へ行く道しるべの角には、なんや恐い顔をした石像が顔を覗かせていた。
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その角を右に行くと立て札があった。
高千穂の文字に心躍る。踊るだけで行く勇気と体力はない。
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御祭神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)で、天照大神の孫だ。
ここには神話が息づいている。
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駐車場には季節外れのツツジが咲いていた。ミヤマキリシマではなさそうだ。
ここを出て、鹿児島空港へと向かう。
ここを出て、鹿児島空港へと向かう。
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そうそう、今朝ホテルを出る前にバスを待っている全員を撮したもの。
鹿児島市内の繁華街に近いホテルだった。眺めも良い。
鹿児島市内の繁華街に近いホテルだった。眺めも良い。
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鹿児島空港に到着する。
鹿児島で美味しいと言われたキビナゴを食べることがなかったので、売店にて写真を撮す。
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鹿児島の醤油は甘い。甘口なのではなく、甘い。
この甘い醤油で刺身を食べて、ちょっとだけ違和感があったが、すぐに慣れた。
この甘い醤油は、料理をするのに便利なのだそうだ。
大きな物は買いたくないので、卓上瓶を買う。
この甘い醤油で刺身を食べて、ちょっとだけ違和感があったが、すぐに慣れた。
この甘い醤油は、料理をするのに便利なのだそうだ。
大きな物は買いたくないので、卓上瓶を買う。
その他にも焼酎3本がトランクの中に入っていて、なにかと荷物は重い。
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ボンタンアメも買った。子供の頃に食べた懐かしい味がした。
飴と言ってもグミのようだが、オブラートに包まれているなんて、今どき珍しい。
飴と言ってもグミのようだが、オブラートに包まれているなんて、今どき珍しい。
誰もが手にいっぱい荷物を持って、空港の手荷物検査を受ける。
と、そこで私が引っかかった。来るときには見逃したのか、生け花用のナイフが筆箱に入っていた。
と、そこで私が引っかかった。来るときには見逃したのか、生け花用のナイフが筆箱に入っていた。
そこで捨てれば問題はなかったのだが、何としても持ち帰ると言う私に、もう一度手荷物預け場に戻って、単独でナイフを箱に入れて渡してほしいと、走り回ることになった。
鹿児島空港はごった返していた。もう少し時間が掛かれば、飛行機に乗り遅れる所だった。
庄内空港で、小さな箱に収められたナイフが、ベルトコンベアから流れて来た時には、「鹿児島の人達、ありがとう!」と叫びたくなった。
人間は簡単に諦めるものではない。
雨には祟られたけど、面白い旅行だった。