今回は「エノーラ・ホームズの事件簿2(Netflix)」です。
名探偵シャーロック・ホームズを兄に持つ主人公エノーラの活躍を描くミステリーアドベンチャー「エノーラ・ホームズの事件簿」の続編。
原作は、アメリカの作家ナンシー・スプリンガーによるヤングアダルト小説シリーズ。大ヒット作「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で一躍ブレイクしたミリー・ボビー・ブラウンがエノーラを演じ、「マン・オブ・スティール」「ジャスティス・リーグ」のスーパーマン役で知られるヘンリー・カビルが前作に続いてシャーロック・ホームズを演じた。Netflixで2022年11月4日から配信。
主演:ミリー・ボビー・ブラウン
共演:ヘンリー・カビル、デビッド・シューリス、ルイス・パートリッジ、スーザン・ウォーコマ、アディール・アクタル、シャロン・ダンカン=ブルースター、ヒメーシュ・パテル、ヘレナ・ボナム・カーターなど
<ストーリー>
有名な兄と同じ探偵の仲間入りを果たしたエノーラは、晴れて探偵事務所を開設する。しかし物事はそう簡単にはいかず、肝心の依頼がまったくない。やっとのことで「行方不明の少女を捜してほしい」という依頼を受けたエノーラは、新米探偵として初めての事件解決に意気込むが、事態は思わぬ方向へと進んでいき、いつしか危険で強大な陰謀に巻き込まれてしまう。それでも彼女は、頼れる兄シャーロックや新たな友の助けも借りながら、知恵と勇気で事件に挑んでいく。
前作「エノーラ・ホームズの事件簿」の続編としてNetflixで2022年11月に配信された作品である。
この手のミステリーのシリーズものは、「007」や「ワイルドスピード」などのように、だんだんと刺激を求めて、内容が過激かつ大袈裟でムチャクチャな展開になっていくのではなく、次から次へと新しい事件を勃発させればいいだけ(?)なので、期待外れになる可能性は低いと思う。
そういう意味では、面白く見ることができた。
ただ、今作での主人公エノーラは、単に暗号を解いて事件を解決するのではなく、悪党ども相手に大立ち回りも演じるので、そのあたりはちょっと余計かな?という気はした。
いくら武術を学んでいるとは言え、大きな大人相手にして、さすがにあそこまで奮闘することなど無理だろうと思われるからだ。
なので、肝心なところは兄であるシャーロック・ホームズなどに任せる、という手もあったのではなかろうかと思った。
あと今作で感じるのは、やたらと暗号が多すぎる割には、主人公もシャーロックも、それをいとも簡単に解読してみせるところは、物語の進行上ムダを省くという意味では仕方がないのだろうけど、あまりにあっさりとしすぎている。
というか、本体であるシャーロック・ホームズの探偵小説からして「初めて会う人なのに、見た瞬間にアフリカ帰りであるとか、何をしている人だとかがわかる」とか「道路をステッキで叩いてみて、『この下にトンネルがある』と言い当てる」とかいう、実に安易な設定になっているので、後にいろんな人たちから「あんなことはあり得ない」と完全否定されているのだけど、これはホームズものの基本なのかも知れない。
なので、そのあたりを我慢して見れば、推理そのものについては特に言うことはない。
それと、中盤になって、シャーロックに対して挑戦を仕掛けてきた者として、宿敵であるあのモリアーティの名前が出てくるのだけど、教授ではなく黒人女性だったり、最後の最後にシャーロックの相棒となるワトソンも出てくるのだけど、同じ英国人ではなく中東系だったり、ポリコレの影響なのかも知れないが、原作ファンから苦情が来るんじゃないの?と思われるような展開は、ちょっとどうかなという気がした。
とは言え、全体的にはテンポもよく、相変わらずエノーラも愛嬌があるので、楽しく見ることができました。
ということで、評価は「B」にしておきます。
名探偵シャーロック・ホームズを兄に持つ主人公エノーラの活躍を描くミステリーアドベンチャー「エノーラ・ホームズの事件簿」の続編。
原作は、アメリカの作家ナンシー・スプリンガーによるヤングアダルト小説シリーズ。大ヒット作「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で一躍ブレイクしたミリー・ボビー・ブラウンがエノーラを演じ、「マン・オブ・スティール」「ジャスティス・リーグ」のスーパーマン役で知られるヘンリー・カビルが前作に続いてシャーロック・ホームズを演じた。Netflixで2022年11月4日から配信。
主演:ミリー・ボビー・ブラウン
共演:ヘンリー・カビル、デビッド・シューリス、ルイス・パートリッジ、スーザン・ウォーコマ、アディール・アクタル、シャロン・ダンカン=ブルースター、ヒメーシュ・パテル、ヘレナ・ボナム・カーターなど
<ストーリー>
有名な兄と同じ探偵の仲間入りを果たしたエノーラは、晴れて探偵事務所を開設する。しかし物事はそう簡単にはいかず、肝心の依頼がまったくない。やっとのことで「行方不明の少女を捜してほしい」という依頼を受けたエノーラは、新米探偵として初めての事件解決に意気込むが、事態は思わぬ方向へと進んでいき、いつしか危険で強大な陰謀に巻き込まれてしまう。それでも彼女は、頼れる兄シャーロックや新たな友の助けも借りながら、知恵と勇気で事件に挑んでいく。
前作「エノーラ・ホームズの事件簿」の続編としてNetflixで2022年11月に配信された作品である。
この手のミステリーのシリーズものは、「007」や「ワイルドスピード」などのように、だんだんと刺激を求めて、内容が過激かつ大袈裟でムチャクチャな展開になっていくのではなく、次から次へと新しい事件を勃発させればいいだけ(?)なので、期待外れになる可能性は低いと思う。
そういう意味では、面白く見ることができた。
ただ、今作での主人公エノーラは、単に暗号を解いて事件を解決するのではなく、悪党ども相手に大立ち回りも演じるので、そのあたりはちょっと余計かな?という気はした。
いくら武術を学んでいるとは言え、大きな大人相手にして、さすがにあそこまで奮闘することなど無理だろうと思われるからだ。
なので、肝心なところは兄であるシャーロック・ホームズなどに任せる、という手もあったのではなかろうかと思った。
あと今作で感じるのは、やたらと暗号が多すぎる割には、主人公もシャーロックも、それをいとも簡単に解読してみせるところは、物語の進行上ムダを省くという意味では仕方がないのだろうけど、あまりにあっさりとしすぎている。
というか、本体であるシャーロック・ホームズの探偵小説からして「初めて会う人なのに、見た瞬間にアフリカ帰りであるとか、何をしている人だとかがわかる」とか「道路をステッキで叩いてみて、『この下にトンネルがある』と言い当てる」とかいう、実に安易な設定になっているので、後にいろんな人たちから「あんなことはあり得ない」と完全否定されているのだけど、これはホームズものの基本なのかも知れない。
なので、そのあたりを我慢して見れば、推理そのものについては特に言うことはない。
それと、中盤になって、シャーロックに対して挑戦を仕掛けてきた者として、宿敵であるあのモリアーティの名前が出てくるのだけど、教授ではなく黒人女性だったり、最後の最後にシャーロックの相棒となるワトソンも出てくるのだけど、同じ英国人ではなく中東系だったり、ポリコレの影響なのかも知れないが、原作ファンから苦情が来るんじゃないの?と思われるような展開は、ちょっとどうかなという気がした。
とは言え、全体的にはテンポもよく、相変わらずエノーラも愛嬌があるので、楽しく見ることができました。
ということで、評価は「B」にしておきます。
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