はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1261 ~ THE GUILTY/ギルティ(Netflix)

2025-02-27 | 映画評
今回は「THE GUILTY/ギルティ(Netflix)」です。

電話から聞こえる声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルな設定と予測不可能なストーリー展開で高い評価を獲得した同名デンマーク映画を、ジェイク・ギレンホール主演・製作でアメリカを舞台にリメイク。イーサン・ホーク、ライリー・キーオ、ポール・ダノ、ピーター・サースガードら実力派キャストが、ジョーと電話を通じて交わる人物として声の出演。監督は「トレーニング デイ」「イコライザー」のアントワン・フークア。脚本に人気テレビシリーズ「TRUE DETECTIVE」のニック・ピゾラット。Netflixで2021年10月1日から配信。それに先立つ9月24日から一部劇場で公開。

主演:ジェイク・ギレンホール
共演:イーサン・ホーク(声のみ)、ライリー・キーオ(声のみ)、クリスティナ・ビダル・ミッチェルなど

<ストーリー>
911緊急通報センターに勤務するコールオペレーターのジョー・ベイラーは、1本の謎の電話から、通報者の女性が何者かに拉致されたことを予測する。電話から聞こえてくる声と音だけを頼りに彼女を助けようとするジョー。しかし、次第に何もかもが自分の思っていることとは違っていることに気づき・・・


Netflixで2021年10月に配信された作品である。

登場人物は、ジェイク・ギレンホール演じる主人公ジョーほぼ一人だ。

警察の緊急通報指令室での電話受けをしている場面が延々と続く。

ある時、通報してきた女性が何者かに拉致されているとわかり、何とか救出しようと奮闘するのだけど、それがだんだん的はずれであることに気が付き、物語は意外な方向に進んでいく、という内容になっている。

当初は、主人公の対応がかなり感情的で、とても通報者に対する態度ではないだろう、というシーンも出てくるが、これも主人公自身が置かれた立場がわかるにつれ、「まあ、しょうがないだろうな」という感じにはなってくる。

とにかく、指令室内での電話のやり取りがすべてである。

それ以外の描写は一切ない・・・というのがオリジナル作品らしいのだが、本作では一か所だけ、ジョーの通報によって不審なバンに接近するパトカーのシーンが出てくるが、はっきり言ってこれは蛇足だろう。

わざわざこのシーンだけ挿入する意味がまったくわからない。

とは言え、こういう設定で物語を展開するのはかなり難しいと思うので、そういう意味ではよくできていると思う。

ということで、特に面白かったというわけではないけれど、ハラハラ・ドキドキ感も適度にあったので、評価は「C」にしておきます。

ついでに言うと・・・

物語の途中で、通報してきた女性が実は息子を死に至らしめている、という事実がわかるのだけど、オリジナル版ではそのままなのに、本作では最後の最後に「一命をとりとめた」ということになっている。

これも、すべてが片付いた後の描写だし、何の影響もないので余計な描写だと思う。

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