忠犬ハチ公 モグモグ日記

ヨジヨジ日記 改め モグモグ日記 改め グダグダ日記 です
街に居ても山に居ても、やっぱりハチはグダグダしてま~す

春の気配

2005年03月14日 21時50分23秒 | レスト(色々)
道を歩いていると、ふと、沈丁花の香りがした
姿は見えないけど、春の気配…

冬が好きなハチは、この香りを感じると少し切なくなるのだけど
沈丁花の香りは大好き

沈丁花が終わるとニオイスミレ
そして薔薇
クチナシの香りの頃には、湿気と暑さに弱いハチは停滞期…

よく考えると、記憶は香りと結び付いてるな

大好きな茅野の印象は
四月も間近、春だというのに
カサカサと乾いた枯葉の音と香り
そして日陰に残る雪で湿った土の香り

誰かが頬っぺにチューをしないと会社に行かず
玄関でずっと待ってた父はニベアの香り

友人のやってるバーへ行くには
カレーの香りのする角を右に曲がれば間違わない

彼と一日過ごした日の夜は
パジャマに彼の香りが残ってて
幸福な気持ちになったりしたっけな

寒さが全てを吸収してしまうのか
音も香りもない茅野の冬
自分の汚れやドロドロとした感情も
全て凍らせて風化させてくれるようで
無気質な茅野の冬の香りも大好きだった

そして、チョロチョロと溶け出すように
流れてくる春の香り…

大好きな冬の終わりを告げる
春の気配がチョッピリ切ない独り歩き…