2月から読み始めた『旅をする木』をやっと読み終えた
ハチは結構読むのが早い方なのだけど
これは約4ヶ月
文庫本1冊を読むのに、こんなに時間をかけたのは初めてだ
別に面白くなくて進まないわけでも
(面白くないと思ったら読まないし)
眠たくなるほど難解なわけでもない
情景が浮かんできたり、妄想に浸ってしまったり
自分の経験に重ねてしまったり
1編を読むたびに(1冊に33編入っている)なぜか
本を閉じて考えてしまっている感じなのだ
アラスカの大地を前にして書いている文章である
大阪の中途半端に都会な場所に住んでいるハチには
???なこともあった
エエ加減でズボラで自分勝手なハチには丁寧すぎる文体で
感情移入するような感じでもない
なのにどうしてだろう??
”同じ言葉を話す人”だな…って思ってしまったのだ
ちがうな…ボキャブラリーの少ないハチが
言葉にできなくて、だから消化しきれなくて
ずっと胸の中でモヤモヤとしていたものを
やんわりと優しく温かく、言葉にしてくれたみたいな感じ
普段はぜんぜん気付かないのに、時々大きな物を飲み込むと痛む
そんな感じの喉に刺さったままの小さな小さな骨が
一つ、はずれてくれたみたいな感じ
著者がいくつの時に書いた文章か分からないが
私より少し長い年月を重ねて消化してきた文章
すでにお亡くなりになってしまったのが残念だ
私がその時の彼の年齢を越えた時
その時の彼が、どのようなことを考え、書くのかが知りたかった
でも、命尽きてなお、循環している『旅をする木』のトウヒのように
彼も死してなお、この本が読者の心の中で循環しているのかもしれない
長ぁ~~い間、借りっぱなしの本なのだけど
もう少し、読み直したいな…
もうちょっと借りていて良いですか??
『旅をする木』 星野道夫 著 ISBN4-16-751502-4
ハチは結構読むのが早い方なのだけど
これは約4ヶ月
文庫本1冊を読むのに、こんなに時間をかけたのは初めてだ
別に面白くなくて進まないわけでも
(面白くないと思ったら読まないし)
眠たくなるほど難解なわけでもない
情景が浮かんできたり、妄想に浸ってしまったり
自分の経験に重ねてしまったり
1編を読むたびに(1冊に33編入っている)なぜか
本を閉じて考えてしまっている感じなのだ
アラスカの大地を前にして書いている文章である
大阪の中途半端に都会な場所に住んでいるハチには
???なこともあった
エエ加減でズボラで自分勝手なハチには丁寧すぎる文体で
感情移入するような感じでもない
なのにどうしてだろう??
”同じ言葉を話す人”だな…って思ってしまったのだ
ちがうな…ボキャブラリーの少ないハチが
言葉にできなくて、だから消化しきれなくて
ずっと胸の中でモヤモヤとしていたものを
やんわりと優しく温かく、言葉にしてくれたみたいな感じ
普段はぜんぜん気付かないのに、時々大きな物を飲み込むと痛む
そんな感じの喉に刺さったままの小さな小さな骨が
一つ、はずれてくれたみたいな感じ
著者がいくつの時に書いた文章か分からないが
私より少し長い年月を重ねて消化してきた文章
すでにお亡くなりになってしまったのが残念だ
私がその時の彼の年齢を越えた時
その時の彼が、どのようなことを考え、書くのかが知りたかった
でも、命尽きてなお、循環している『旅をする木』のトウヒのように
彼も死してなお、この本が読者の心の中で循環しているのかもしれない
長ぁ~~い間、借りっぱなしの本なのだけど
もう少し、読み直したいな…
もうちょっと借りていて良いですか??
『旅をする木』 星野道夫 著 ISBN4-16-751502-4