忠犬ハチ公 モグモグ日記

ヨジヨジ日記 改め モグモグ日記 改め グダグダ日記 です
街に居ても山に居ても、やっぱりハチはグダグダしてま~す

五竜岳

2006年11月04日 18時18分34秒 | テクテク
3時起床。朝食はハチのアタック当日の定番、カップ麺の中だけ。
ワカメと唐辛子と天カスをタップリ入れて、カロリーと温かさを補給。

4時、まだ真っ暗な中をヘッドランプを頼りに出発。
今回は雪がないので、しっかりした道があり、
ヘッドランプの明かりでも不安なく進めた。
途中、夜明け前に満月が沈んだ1時間ほどの間、本当に満天の星☆。
流れ星も見ることができた。

5時、少しずつ空が明るくなってくる。

6時13分、やっと陽が登ってきた。ヘッドランプを消し、快調に進んでいく。
白岳の頂上にだけ白く雪が残っていた。だから白岳って言うのかな??

6時45分、アイゼンを装着し、ピッケルを片手に五竜岳山頂を目指し、五竜山荘を出発。
五竜山荘を出ると今までまったく雪がなかったのが不思議なくらい雪。
深くはなく締まっていてアイゼンは気持ちよく決まる。
時々、急斜面のトラバースを3回ほど緊張しながら渡ったけど、
雪の状態が良かったので、なんとか通過。

山頂直下で岩稜帯に入る。
蓬莱峡や不動に比べたら難しくはないのだけど、高度間が違う。
自分でも緊張で動きがおかしくなっているのが分かる。落ち着け!自分!!

8時20分、緊張しながらも何とか山頂着。
天気も良く、空気も澄み、最高の眺望を満喫することができた。
目の前には鹿島槍の北壁がそびえ辰、その奥に小さく槍ヶ岳が見えた。
少し西に目をやると、まだ雪が少なく、真っ黒く威風堂々とした姿を見せる剱岳。
テルモスの温かい飲み物を飲み、パンを食べ、しばらく登頂の余韻に浸る。

8時40分、下山開始。
登りに緊張した岩場では、見るからにビビルハチを見かねたのか、
H辺さんが「はっちゃん、ロープ出そうか?」
思わず即答…「お願いします!」
早くちょっとした岩場くらいなら「大丈夫です」と言えるようになりたいものだ。
日々これ精進。。。。
日が昇ってきても、北側斜面なので雪の状態は悪くない。岩場を越えれば快調に下山。

9時30分。五竜山荘着。道場でよくお見かけするUちゃんパーティーと合流。
アイゼンを外し、温かいものを飲みながら、唐松岳からの縦走の話を聞く。
やはり、唐松岳でも雪がなく、水を手に入れるのが大変だったらしい。

10時、五竜山荘発。ここで雪山とはお別れ。
長い長い遠見尾根を下る。
途中、武田信玄の家紋のモデル?とかいう菱形を眺める。
本当に菱形なんだぁ~っ!!ちょっと感動。

大遠見のテントまで戻ると、またまたUちゃんたちと合流。
ユックリお湯を沸かしてティータイム。
本日下山予定だったが、一緒に地蔵の頭あたりで宿泊することが決定!
今晩は賑やかになりそうだぁ~♪

テントを撤収し、またまた重いザックを担いで下山。
小遠見が見えたころから膝が悲鳴を上げだした。
朝4時からずっと行動だもんね。でも、やっぱり登頂できた喜びは大きかった。

15時、地蔵の頭下辺りの木道の上にテントを2つ並べて設営。ゴンドラ乗り場まで水を汲みにいき、ビールを買い込んで、賑やかな夜が始まった。

今日は11時間行動。確かに空身の時間が長かったけど、
こんな長時間行動ができた自分がとても嬉しかった。
励ましてくれ、気遣ってくれ、助けてくださったH辺さん、N島さんに感謝。

賑やかな夜も、やっぱり睡魔には勝てず19時就寝(--)Zzzzz.....

やっぱり雪はない

2006年11月03日 15時22分18秒 | テクテク
6時30頃、長野駅着。
8時20分発の白馬行バスの発車まで2時間近くある。
まずはトイレで顔を洗い、サポートタイツ(今回はモンベルのサポーテック←いつもはCW-X)を着込み準備万端。
その後、シッカリ朝ごはんをいただきながら作戦会議。
雪がないとのことなので、共同装備ではガス缶を1つ、ガソリンを1L、
個人装備では下山後の着替え、ハーネス、ヘルメット、替え手袋、
アタックザック、スコップ、スノーソーを置いていくことにする。
これで2L分は軽くなったはずだ。

8時20分、白馬五竜(神城駅)へ向けて長野駅発。ここでもしばらくしたら爆睡…

9時15分、神城駅着。ここでタクシーを呼び、待っている時間に水を詰めてしまう。
アミノバリューやヴァームなど500mlを4本に加えて、2.5Lのカモノハシ、
500mlのテルモスに水を入れた。
ズッシリ…肩にかかる重みにちょっとだけひるんでしまう…

五竜とおみスキー場のエスカルプラザからゴンドラに乗り、アルプス平駅へ。
そこで最後の点検とトイレを済ませていざっ!!!
10時、もう花の終わったお花畑を進み始める。
標高は1500mチョットなので、
先月に3泊で剣沢に閉じ込められていた身には高度は感じず、
特に息苦しくもなかったが、やはり慣れない重みに肩は痛む…
これから長い遠見尾根を進み通せるのか??頑張れっ自分?!?!

30分ほど進むと『地蔵の頭』大きなケルンがそびえ立っていた。
そのまま小遠見へ進んでいくと、右手に八方尾根が見える。
緩やかで真っ直ぐに唐松岳へ向かっている尾根で、
雪のシーズンに行ってみたいと思わせる山容だった。

小遠見は頂上には寄らず、トラバース道があったのでそちらを進む。
しばらくすると中遠見だ。

中遠見の山頂に着くと、日帰りトレッキングの人がたくさん居て少しビックリ!
良い香りをさせて昼食中の人たちだった。
ゴンドラ駅から日帰りトレッキングの人たちから見たら、
反対に私たちは大きな荷物にピッケルを挿していて、少し異様に見えたみたいで、
色んな人に「五竜岳まで行くの?」と聞かれた。
私たちも中遠見で大休止。
おにぎりを頬張りながら、鹿島槍や、唐松岳、これから行く予定の五竜岳を眺めながら、地図と合わせていく。
雪はまったく見えないのだが、3人の心は完全に雪山に飛んでいた。

突然、リーダーのH辺さんが「はっちゃん、正月は鹿島槍~五竜岳~唐松岳の縦走しようか?」
…をいをいをいをい…
私のアイゼン技術では冬の北アルプスでキレット越えは出来ません~っ!!
また、改めて荷物を担ぐとズッシリ…一度下ろしちゃうと担ぐのがつらくなるねぇ~

13時、大遠見の山頂に着くと、
なんか、ちょうど“テントを張ってくださいっ”と言わんばかりのスペースが…
日の短いこの頃、今日は五竜山荘までは行けそうにないし、
この先に良いテン場があるかどうかも分からないし
…今晩の宿はここに決定!!

整地をし、テントを張り、少しお茶の時間…って、夕飯前にバクバク食べちゃったなぁ~
少し寒くなってきたのでテントに入り、夕食。
今晩はN島さんが豚汁を作ってくださった。
N島さんの豚汁には生姜がタップリ。身体も温まって美味しかったぁ~(@^^@)
次は家でも生姜を入れてみようっと♪

夜行バスの疲れか、今晩は18時就寝…(--)Zzzzz.....

そして僕は途方にくれる~♪

2006年11月02日 16時41分14秒 | テクテク
今晩から白馬五竜に向けて出発です

が、昨日、大町の警察に問い合わせたところ
「雪?ありませんなぁ~」とのこと

でも、山小屋は閉まっているので水場はなし
ってことで、水を5Lほど担いで行かなければ…

で、測ってみたら体重の半分を越えてる
長い遠見尾根を担ぎ通す自信がない
でも、雪山道具を置いていく勇気もない

そして僕は途方に暮れる…(T_T)
(って、最近の若い人はこの歌知っているのだろうか?