8人兄弟で 母と9歳年下の弟だけが 居残っています。
母が 里に帰りたい はよ帰らないかん 弟の見舞いに行かないかん などと
しつこく言いだして 聞かない時は また知らないうちに タクシーに乗られてはかなわないので
しかたなく 40k離れた場所に住む弟家族に電話を入れて
なんだかんだと 訳の分からん話を聞いてもらう事にしています
母のボケ具合は 毎日一緒に過ごしている私にしか解らないことでしょうけれど
それでも 母の慰めにでもなればいいかと思って 話をさせます。
母の義妹は もともと商売人で 体も口も 良くたつ人でしたが
何年か前に肺を壊して(難しい名前だから忘れました)
いまは 酸素ボンベと仲良し生活をしています
母の弟は あまりしゃべることが多くない人で
加齢により 目と耳と腸が特に弱っているそうです
パンパースも 穿かせていると 叔母が言っていました
ですから 電話の相手は もっぱらおしゃべりおばさんが引き受け役なのです
きのうも なんだかんだと 母を説き伏せてくれては いたのですが
最後 私と変わった時の言葉
「はよ ええとこさがして いれてあげたらいいよ」
でた!おばはんの言葉
以前 庭に野良母が生んだワン公
6匹の貰い手を探していた時の事を思い出しました
「おばちゃ~ん 犬死んだそうやけど 一匹家で生まれた子もらってくれんかなぁ~」
『へ?野良犬となぁ~~~ いまごろ そんな汚い犬飼う人おらへんよぉ
家に来るお客さんの犬見たらわかるけど 外国さんばっかしやでぇ』
そうやったそうやった
そのような人やったことを ついうっかりと忘れていました
わが母は デイケアサービスを半年で卒業した人です
きままで 手仕事苦手で お絵かき泣くほど悲しくて
一番やさしくして下さっていた介護士さんが消えて
ある人に お風呂場で 洗い方が足りないと言われて
ピタッと 朝起きなくなって 卒業しました。
足が立たなくなって 緊急入院したときは
昼入院で その日の夜には 個室に強制移動
「夜になって 叫ばれますと 他の患者さんに迷惑ですからね」
という事でした
点滴抜きそうになるし 尿管カテーテル外しそうになるし
ベッドの柵を自分ではずして お出かけしそうになるし・・・・で
「ご家族の方~付き添いお願いしま~す」
てなことで、大変でしたわい。
それにしても
施設に入れる事は
本人にとって 幸せなことなのでしょうか
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