みっちゃんが 東京に 行かされてからの足取りは はっきりしません
時が前後して まとまりがつかないのですが
どこかで 水商売に縁が出来たようです
綺麗なお姉さんがいっぱいいるお店にいたことがあるらしく
最初は そのお姉さんたちの 下着の お洗濯係だったらしい
使い走りだったり
肩こりマッサージだったり
色々お役にたてたようです
でも どこにでも 意地悪な人はいるもので
みっちゃんが みんなの使い走りなどして
少しずつためたお金は いつも 小さな巾着に入れて
首から下げていたのですが
疲れて居眠りしている間に
巾着の中身を 抜かれてしまったそうです
みっちゃんは それを だまって泣いたりはしない性格ですから
どんどんと ママに 言いつけ行きましたら
ママは お姉さんたちに
『こんな小さな子が宝物にして 胸に抱いているものを
取り上げるような事! 私は許しませんよ!!』 と
しっかりと言い聞かせてくれたそうです
・・・・・
この時の みっちゃんの年齢が わからないのです
なんだか とても幼い頃のようだし
だったら 子供を置いて出てきたと言う年齢が
どれくらいのものだったのか
この お姉さんたちの下働きをしたと言うのは
芝居小屋でのことだったのか ・・・・・
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