廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

巨大震洋格納庫5 Last File

2016-04-03 21:00:00 | 廃墟B
Continuation>>


 ここも複雑で良く分からない。




 通路に石組がされている、空間がありそうだ。




 広い部屋になっている。

 ガラでいっぱいだ。

 掘削途中か?ガラの捨て場か?




 ガラの向こう側がどうなっているのか這いあがって確かめた、
 掘削を途中で止めている。




 出ます。他にもまだありそうだ。




 良く確認しないと見落としそうな場所に出入り口があった。




 またガチャガチャした場所だな
 奥は、トンネルを掘ろうとして、途中で止めている様だ、広げている最中だったのだろう。

 そろそろ地震が来ないうちにさっさと出よう。




 早く脱出したくて、崩壊している出入り口から外へ出た。
 その出入り口は、石と土砂に埋もれていて、出入り口を塞いでいる石の隙間が人一人やっと這いずって出られそうだったので、そこから出たのだが、もし石が動いたらと思うと、恐浮エじた。




 元々は、石丁場(石切り場)だった。
 江戸時代や明治時代に石を切り出していた跡だ。




 江戸城改築に使われたり、戦時中は、コンクリート不足だったので、飛行場などの滑走路にも使われた様だ。




 ふと下を見ると、通路の様な痕跡があり、行ってみたら、下に反対側の出入り口があった。
 出入り口は横並びだったのだな

 戦争末期に突貫工事で建設した所為か、意外とトリッキーな作りの穴が多い。




 穴を離れて、藪を歩いていると、かつて建物か何かが建っていた事を窺わせる小さな広場があり、周辺を調べると、古い碍子が落ちていた。




 相当古い物だ。

 このマークのメーカーは、現在も存在しているのかは分からないが、おそらく当時の物だろう。。


*元々石丁場で、強度を安定させながら採石していた場所を、改削しているので、強度は弱くなり、何かの切っ鰍ッで大崩落を起こす。
 周辺の穴に比べ、当穴だけ大規模に崩壊していたので、狩野川放水路の建設の際に崩れた可能性が濃い、例えば発破を鰍ッる等し、衝撃で落盤が発生しただろうし、近年の強い地震でも崩れたのだろう。

 奥がまだ続いていたが、崩落で行く手が阻まれており、調査続行することが不可能だった。
 掘削途中の場所も見受けられたことから、建設途上で終戦になった可能性もある。

 当時、丁度現在の口野トンネル上部付近に"人間兵器震洋"(特攻艇)が30艇以上格納可能な巨大な格納庫が存在し、指揮所と同じ様な構造だった様で、戦後、狩野川放水路の建設で、消滅したのか、行方が分からなくなっていたらしいが、当穴が巨大震洋格納壕と推察される。
2016/02/28
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