つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

胃カメラ劇場

2012-10-19 05:46:31 | ちょっとした出来事
死ぬほど嫌いな胃カメラをやった。

最悪の場合、手術ということになるので、
どうせなら、すべておまかせできるとこで、
なるべく、近いとこ…という条件にピッタリな
病院でやることにした。

上半身だけ着替えして、診察台に
横になる。指示してくれた看護士さんに
「胃カメラやったことありますか」と聞かれ
「一番苦手なんです」と答えると苦笑い
して、「そうですよねえ」と共感して
気持ちをリラックスさせてくれた。

この担当の看護士さんが親切で、
かなり助かった。
後は、先生である。胃カメラも巧拙がありそうで、
そのへんがちと心配だったのだ。

しかし、いざ始まってみると、「ここが
ちょっと我慢のしどころ、ため息をつくと
楽になりますよー」とかそのつど、励まし、
「次、十二指腸にいきますねえ」と
見る部位を案内してくれる。「ああ…
確かにちょっとポリープがありますねえ」
「ちょっとつまんどきますねえ」と、こともなげに
生研された。

終わって、先生が画像を見せつつ、「喉は
大丈夫ですねえ、十二指腸もきれいです」
と、胃を通過してみせ、再び胃に戻って
画像を見せる。「ちょっとやはり荒れてますねえ」
という画像には、赤い点々が胃の全面に
付いていた。そして、ちょっとぽちんと
膨らんでいるとこを見せて、「まあ、まったく
問題ないと思いますけど、せっかく胃カメラ
やったんですから、ポリープをつまんでおきました。」

とおっしゃったのである。以前ほかの病院で
胃カメラをやった時は、涙、鼻汁がだらだらで
悲惨な状況だったことを思えば、ちょっと
涙ぐんだだけで済んだ今回の先生は
上手だったに違いない。

まな板の鯉にとっては、ちょっとした言葉遣いが
気持ちを楽にさせてくれるのを実感した。

しかし、生研は初めてなのである。雨の中を
帰りつつ、いい結果であることを願い、もうちょっと
胃カメラの管、細くならんかなあ…と思った。
コメント
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