小さい頃、何気なく母のおかずは、家族の中でも、
少し少ないような、貧しいような気がしていたが、
自分が主夫もどきをやるようになって、やっと
理解できるようになった。
目玉焼きを家族分作ると、黄身がちょっとでも
崩れたものや、形の悪いものは、自分に配置する。
当然前日の残り物などは、まず自分が食べることになる。
結局、自分が作った料理は、自分で責任をとる
形になっているのだ。
一時代前の、一家の主には刺身など一品多く付けるなどは、
一家を支えるピラミッド形式にのっとって行われた、絶妙の
バランス感覚ではないだろうか。
乳飲み子、幼児、園児、受験学生…など、家族それぞれの
立場による立ち位置が、否応なくできるのだ。
というわけで、主夫もどきの立ち位置で、きょうの我が
朝食は、昨日の失敗作の残り物、クリームシチューなのだ…。W
量が、ちと多いので、しばらく続くゾッと…トホホホ。