「人の本音は、悪意で出来ている」というのを、
聞いたので、以前そのことを書いた。
八ラスメントの氾濫についても書いた。
最近の身障者殺傷事件、アメリカの同性愛者
クラブの乱射事件、ヘイトスピーチの出現、
過激発言大統領候補や大統領の台頭など、
世界で悪意とおぼしきものが噴出してきている
感じがする。
いわゆる、人間の本音みたいなものが
むき出しで闊歩し始めたように覚えるのだ。
本音は、動物本能に近い部分が多分にあると
思うが、人はたくさん集まって平和に生活を営むために
法という規律に従った社会を作って暮らしている。
規律は、多かれ少なかれ動物本能を押さえる
ことにほかならない。
近代社会は、それに拍車をかけたハラスメント
だらけで、言葉、態度に四六時中気を配り、
お気楽な冗談さえも言いにくくなっている。
そのうっぷんを家庭で晴らそうとすれば、DV,虐待へと
繋がる危険がある。
ということで、人間も動物の一種なのだが、社会では
否応なく大半が、おとなしい動物の皮をかぶらざるを
得ないのではないだろうか。
当方のように、羊の皮をかぶった羊ならそんなに
窮屈にも感じないが、羊の皮をかぶった狼や、キツネ、
狸、熊、虎、ライオンなど、様々な人々にとって
あまりに縛り付けられると、心の奥底で、遠吠えを
聴いてしまうのかもしれない。
今、それが吹き出してきて、社会の秩序を破壊、
変更、に挑戦し始めている気がする。
より良い社会とは何なのか…今改めて考えさせられている。