東京から、この中部地方に越してきたとき、
町中の街路樹で、クマゼミがワシワシと鳴きまくって
いたのには驚いたし、うれしかった。
東京にいたころは、クマゼミの声はほとんど聴けず、
時おりミンミンゼミやアブラゼミの声を聴くくらい
だった。
生まれ地の九州では、クマゼミの声を聴いて育った
ので、なつかしい声でもあるのだ。
今年の夏もクマゼミが雄叫びの大合唱を
上げている。
マンション周りは、3メートルほどの低木ぼかり
だが、そこで、姿もあらわに身を震わせているのだ。
低木なので、けっこう目の高さで真近に見れるが
見ていても逃げないのだ。
こんなこの地の夏の光景が大好きなのである。