コミセン展示拝見！

区内のコミニティーセンターで、
作品展示の案内があったので、
ちょっと覗いてみた。

水墨画、絵手紙、俳句の3部門
の会員による作品展示である。

以前ここで、「俳句」と「かな規定」
という筆文字を受講した経験が
あったのだ。

もう何十年も前になるので、懐かしさと、
又ちょっとやってみようか…などという
思いが、ふわっと湧き上がっていたので、
覗いてみたのである。

以前と変わらぬ、こじんまりとした
会場で、4、5名の来賓者がいた。

私は入口から、水墨画、俳句、絵手紙、
と一作一作じっくりと観て回って行った。

最後の絵手紙を観ていたところ、
いつの間にか、ご高齢とおぼしき
一人の女性が私の後ろ横に一緒に
付いて来ていた。

そして、「随分じっくりと観られて
いるんですね」と声を掛けて来たのだ。

「そんなに観る方は中々いないんですよ」
と言いつつ、その後もずっと付いて来て、
「そんなに観て頂いたら、展示している
人たちが喜びますわ」と尚も話しかけて
きたので、私が以前ここで俳句や習字を
やっていた事、絵を描く事など、会話を
交わしながら結局最後まで、一緒に歩いた
のだった。

そして最後の最後に一呼吸置いて、
「いま絵手紙の先生が入院していて、
お休みしているので、教えて頂けませんか？」
と言うではないか。

いきなり、「教えて」と言われて
一瞬戸惑ってしまった。

当方は、俳句と漫画、彩墨画の融合を
試みている「はいまん彩」なるものを
描いてはいるが、俳画ならともかく、
絵手紙は一度も描いたことがないのだ。

「とんでもないです」と手を振り、
苦笑しつつお断りしたのだった。

正直、私が教えて欲しかったので、
先生のお休みは、こちらが残念
だったのだ。

一応、月1での開催日時は承っては
いたのだが、果たして…また覗くのか、
覗かないのか…ウ〜ムその日が来て
みないと何とも…。

今日の一句

手を振って　冬夕焼けの　中にかな
　　　　　　　　　　　　　　　issei