いろいろあったが、1カ月に渡る「奈邪」での作品展示は無事終了した。
今回は東日本大震災という稀有な災害後間もなくの展示で、迷うところも
あったのだが、今はやってよかったと納得している。
作品を搬出してきて、家へ戻り、感想帳を見ると、みなさんが書いてくれた
感想の一字一句が、その方とオーバーラップする。展示の年ごとに毎回、微妙に
違った印象になったりしている。
前回は、しきりに作風が変わったと言われたのだが、今回は絵から字が消えているのを
惜しむ声が、数人の方から聞かれた。そういえば今回一作も文字が入った作品が
無いのである。
わたしは、自分の作品を「はいまん彩」と称して展示している。自分が今までやって
きた、俳句・まんが・彩墨画の融合をめざした「俳漫彩」である。
初期の頃はこのように絵の中に俳句の5・7・5がキッチリと入っていたのだ。
そのうちに、元々俳句を念頭において絵を描いているのだから、ベタにきっちり
入れなくてもいいんではないだろうかと、思い始めて、今では5・7・5の上5だけとか中7だけとか必要最小限に留めるようになったのだ。これは展示に間に合わなかったが、
糸切らる シマアジ出でし 夢枕
issei
の内の、夢枕の文字だけが入っているのである。そして俳句は額外に筆文字で
表示している。
今回俳句は全て額外表示だけなので、確かに融合とはなってなかったのかも…、
と反省させられたのである。
お陰で、自分が目指した「はいまん彩」というものについて、初心に戻って
考えさせられてしまった。きっと絵描きはこうして見てくれる方達に育てられて
いるんだなあと、つくづく思うのだった。
ところで今回、展示作品のポストカードの売り上げを、東日本大震災の義援金として
送ることにしていたので、さっそく郵便局に行って、売上げ金5300円也を
赤十字社に送金させていただいた。ご協力ありがとうございました。
今回は東日本大震災という稀有な災害後間もなくの展示で、迷うところも
あったのだが、今はやってよかったと納得している。
作品を搬出してきて、家へ戻り、感想帳を見ると、みなさんが書いてくれた
感想の一字一句が、その方とオーバーラップする。展示の年ごとに毎回、微妙に
違った印象になったりしている。
前回は、しきりに作風が変わったと言われたのだが、今回は絵から字が消えているのを
惜しむ声が、数人の方から聞かれた。そういえば今回一作も文字が入った作品が
無いのである。
わたしは、自分の作品を「はいまん彩」と称して展示している。自分が今までやって
きた、俳句・まんが・彩墨画の融合をめざした「俳漫彩」である。
初期の頃はこのように絵の中に俳句の5・7・5がキッチリと入っていたのだ。
そのうちに、元々俳句を念頭において絵を描いているのだから、ベタにきっちり
入れなくてもいいんではないだろうかと、思い始めて、今では5・7・5の上5だけとか中7だけとか必要最小限に留めるようになったのだ。これは展示に間に合わなかったが、
糸切らる シマアジ出でし 夢枕
issei
の内の、夢枕の文字だけが入っているのである。そして俳句は額外に筆文字で
表示している。
今回俳句は全て額外表示だけなので、確かに融合とはなってなかったのかも…、
と反省させられたのである。
お陰で、自分が目指した「はいまん彩」というものについて、初心に戻って
考えさせられてしまった。きっと絵描きはこうして見てくれる方達に育てられて
いるんだなあと、つくづく思うのだった。
ところで今回、展示作品のポストカードの売り上げを、東日本大震災の義援金として
送ることにしていたので、さっそく郵便局に行って、売上げ金5300円也を
赤十字社に送金させていただいた。ご協力ありがとうございました。
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