つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

「茶房じゅん」

2006-07-19 05:08:46 | 絵・まんが
今年二度目となる作品展示が、終わった。
場所は「茶房じゅん」というギャラリー喫茶で、
パッチワーク、写真、陶芸、なんでも展示できるのだ。
東海市にあるのだが。今年は展示が重なったので、
案内のハガキは出さなかった。しかし今にして思えば、
近くの人だけでも、出せばよかったなあ、と少し後悔している。

というのも、この店は、おいしいコーヒー紅茶に、おいしいケーキ
などが中心のお店だが、ママさんのいい趣味が行き届いた雰囲気
のいい店なのだ。この店だけでも教えればよかったなあと思ったのだ。

しかし考えてみると、不思議な店でもある。最初に来た時、
表の通りからは見えず、(それもそのはず看板を出していないのである)
細い裏道を通ってやっと辿りついたのだ。来店の人達に聞いてみると、
みんな最初迷ったという。

しかし、ここの展示は人気があり、予約してから約2年待たなければ
出来ないほどなのだ。そのために私はすっかり忘れていて、
今年は、ギャラリーと重なってしまったのである。

ここは、ギャラリー喫茶の草分け的な店で、最初はまったく宣伝などせず、
全て口コミで広まったのが、地元のケーブルTVなどに取り上げられて、
広く知られるようになったという。そのせいか、けっこう遠くからも
お客はやって来る。

この「茶房じゅん」では、私にとって初めてのこころみにチャレンジさせて
もらって、とても刺激のある展示になったのである。
そして「茶房じゅん」のおそるべき実力を見せられることになったのだ。

その顛末はまたあした…。

「茶房じゅん」
東海市大田町寺下53
0562-32-1826
水・木(休)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記者魂

2006-07-19 04:07:36 | 絵・まんが
今年は私にとって激動の年で、考えもしなかった事が
次々と起こっている。先日書いたラジオ出演にしても
まったく予想だにしていなかったのである。

そのきっかけとなったのが、ギャラリーでの
初の個展だった。今までは、喫茶店とか郵便局とか、私の作品を見るのは、
ついで…、だったのだ。しかし、黙っていても、人は訪れたのである。
今回のギャラリーでの個展では、「ギャラリー勝川」も
オープンしたばかりで、ギャラリー自体の固定客というのが、
まだついてなく、私の案内のハガキ約百枚、だけが頼り、という状態だったのだ。
今にして思えばよくやったなあという感じである。

そこで頼りになるのが、新聞などでの宣伝なのだが、
作品を展示する人は誰でも、そう願っているので、競争も激しく、
なかなか載せてもらえないのが、現状である。
しかし今年はとにかく、動こうと決意したので、出来るだけのことは
やったのである。その甲斐いあって、思った以上の結果を得ることが
できた。
そこで印象に残ったのが、記者さん達の姿勢だった。

初日に春日井支局のK記者がやって来て、
色々とインタビューしていったので。ああ、これでなんとか載せてもらえる
のかなあ、と思っていたところ、夜になってK記者から電話があり、
追加取材を受けた。けっこうキッチリ取材するんだ、と
感心したのだが、翌日なんとT支局長がギャラリーにやって来て、
展示してあった作品を一つ一つじっくり見てくださり、
再度丁寧にインタビューしたのである。

しかもその日は日曜日、「もしかして今日休みじゃないんですか?」
と聞いてみると、ちょっとはにかんだ笑いを浮かべて頷いたのである。
「すごいなあ」とその記者魂に改めて感心すると同時に、
たかが私ごときの個展のために…と恐縮してしまった。
しかし、よく考えてみると、実際はそんな記事の大小ではなく、
どんな記事に対しても記者としての責任感と自負、誇り、
ではないかと、思った。
そして改めて身を引き締め直した。

二日後、市民版に「ドーン」と大きく載ったのである。
紙面の1/4オールカラーで、作品の写真も二つ載っていた。
思ったより大きいスペースだったので、これにも驚いた。

翌日、友人知人から「見たよ」と、次々と連絡が入り、
みんなに周知されてしまったのである。地元のケーブルTVから
「展示作品を放送してもいいですか」と早速電話があり、
新聞の影響力の大きさをまざまざと見せつけられたのである。
ギャラリーに来てくださる方にも、切り取った記事を手に持っている人が、
たくさんいたのだ。

お陰さまで、我が初のギャラリーでの個展は、
充実したものになったのである。
もし新聞に載っていなければおそらく、
1/5ぐらいの動員数だったに違いない。

それにしても、先のラジオのレポータードライバーといい、
今回の記者さんといい、こちらは、お願いして宣伝していただくほうなのだが、
それに対して、驕りなどまったく感じさせない真摯な姿勢に
改めて感心してしまった。
本当にお世話になりました。hiyob_hat/}
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縁は異なもの(Ⅲ)二人の天使

2006-07-16 07:01:58 | ちょっとした出来事
ドアを開けると、レポートドライバーの照屋舞子さんが立っていた。
私は当然初対面なので、「どうも」と眩しそうにしていると、
「こんにちは!川端一生さんですか」と挨拶を交わした照屋舞子さんの目の奥が、
なんだか初対面ではなさそうな、微笑をたたえているように思えた。

後で知ったのだが、私のホームページやブログを、事前の下調べで
見てくれていたのである。なんだか照れくさかったが、仕事とはいえ
すごいなあ…と思ってしまった。

きのう書いたように、CBCラジオの「小堀勝啓(かつひろ)の心にブギウギ」の
「大人の生活」というP・M5時5分~約5分間のコーナーに私の「俳漫彩」を
紹介してくれるというのだ。この5分間のために、1時間前から打ち合わせをし、
ホームページも覗いてくれたのである。

もう一人のレポートドライバーの伊藤友香さんは、機材担当ということで、
重い機材を一人で抱え、音の出具合いをチェックしている。
二人はレポーターと機材係を交代で行うそうで、
今回レポーターの舞子さんは、番組中に質問する内容の打ち合わせを
私と行っている。

私は、レポートの足しになればと、「俳漫彩」の作品を部屋に飾り、
(普段はぜんぜん飾っていないのだ)多少の資料も用意したのだが、
照屋舞子さんは、放送直前までその資料の一つ、
筆マンガで綴る「はいまん彩への道」を、見ていた。

私は何となく今のこの状況が物珍しく、妙にわくわくしながら傍観者
みたいになっていた。そして打ち合わせの時、
「川端さんは将来どういう風になりたいと思っていますか?」と
いう質問の設定で、ふと私が漏らした「さすらいの俳漫彩師」という言葉に
「それ面白いですね」と、このままいくことに…。

機材の調整を終えた伊藤友香さんも加わり、いよいよ本番である。
イヤホンを耳に当てると、あの小堀さんの声がその場に居るように
聞こえてくる。

「今どんなものを描かれているんですか?」照屋舞子さんの
質問に「はいまん彩という俳句と漫画と彩墨画の…」自分の声が
聞こえてくる…しかしその後は何を言ったのかよく覚えていないのである。

ただ照屋舞子さんが、筆マンガ「はいまん彩への道」の一部をピックアップ
して取り上げてくれたのと、私の「さすらいの俳漫彩師となってどこかに
現れ、去った後には一枚の絵が…」なーんて言ったような言わないような…。

二人のレポートドライバーは、鮮やかなオレンジ色のデザインを施された
レポートカーに乗って去って行ってしまった。
それは束の間の出会いだったが、私の人生にひと時のきらめきを刻んで
行った天使に思えた。

感心したのは、二人の仕事ぶりである。部屋に俄か仕立てに掛けてあった
絵を、一つ一つ丁寧に見て感想を述べていただき、本番前の
緊張をほぐしてくれたのでした。ハートを感じました。

照屋舞子さん、伊藤友香さん貴重なひと時を
ありがとうございました。

追伸
その日の夜、早速レポータードライバーのブログを覗くと、
載ってました。テカッた顔の私と作品をはさんで、ニッコリ微笑んでいる
照屋舞子さんの写真付きで。「これからも応援してます!」





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縁は異なもの(Ⅱ)

2006-07-15 04:05:07 | ちょっとした出来事
さて昨日、CBCラジオ「小堀勝啓の心にぶぎうぎ」で
読まれた話を書いたが、縁は本当に異なもので、その
CBCから電話が掛かってきたのである。

私は朝早い仕事なので、夕食後はすぐ一眠りしてしまう。
「もしもしこちらCBCラジオのKと申しますが…」
その寝ぼけ状態の真っ只中で、電話にでたので「はあ…」と

夢うつつの中だったが、Kさんがうら若き女性だったので、悲しき
オヤジの習性で、シャキッと目が覚めてしまった。
CBCラジオに出演してほしいというのである。

それが、ななんと「小堀勝啓の心にぶぎうぎ」の中の「大人の生活」
というコーナーだというのである。「エエ…!そうかあの日読まれた便りで…」
と、思ったのだが、そのことはKさんは知らなかったのである。

五月に載った中日新聞の記事を見ての依頼だったのだ。つまり
まったくの偶然だったのである。しかも、その放送予定日が、7月12日(水)
PM5時5分で、4時から自宅での打ち合わせというのである。

これは、仕事の早番でなければ帰れない時間で、この日は、
その早番に当たっていたのである。あの放送で読まれた時と同じく、
この日この時でなければ実現しなかったのである。

いやあ…縁や運というのは、こんなものかもしれないなあ…と
つくづく…。さて、その放送の顛末は、あしたまた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縁は異なもの

2006-07-14 02:42:18 | ちょっとした出来事
五月にギャラリーで展示した時、ギャラリーでの展示は
初めてなので、案内のハガキは、思い切っていろんな人に
出してみようと思い、幅広く出した。

その中の一通に、いつも会社の帰り車の中で聴いている、「小堀勝啓の
心にぶぎうぎ」というCBCのラジオ番組があるのだが、そのキャスター
である小堀さんに数枚の絵のカラーコピーと共に、出してしまった。

小堀さんは名古屋の栄などで行う、フォーク大会の司会などで
親近感を持っていたので、勝手に出させていただいたのである。
「同じフォーク世代として…」小堀さんの声がラジオから流れてきた。

どっかで聞いたような…「エエ…!これってオレの…」
家までわずか5~6分の距離でしかも出してから一週間以上経っていたので、
すっかり忘れていたのである。この日この時でなければ聴けなかったのである。

こりゃまさに奇跡だ。こんなこともあるんだなあ…と感激しつつ
帰る楽しい家路になったのである。しかもこのことは、これだけでは
終わらなかったのだから、世の中は面白い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする