つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ハイブリットの妙

2016-08-24 09:01:10 | ちょっとした出来事

コーヒーは、いろいろ飲んだ末に、粉で売っている、

とある深煎りコーヒーに落ち着き、毎日飲んでいる。

 

いつも飲んでいるせいか、このところ正直美味しいのか

どうかわからなくなってきていて、一緒に飲んでいる

身内も同じ感じなのだ。

 

そこで、同メーカーの中煎りコーヒーを買ってきて

深煎りと半々のブレンドにして飲んでみた。

 

ちょっと一味違って美味しく感じたので、その後

ブレンドの割合を様々に試したりして飲んでいる。

 

身内も、このところコーヒーが美味しくなったと、

言い出しているので、ブレンドの効果は出ているようだ。

 

考えてみれば、最近カレーのルーも、3種類ほど

ブレンドしているが、なかなか好評である。

 

単一種だと、どうしても単調になって、飽きやすいように

思う、多種との混合によって、それぞれの良さが引き出さ

れれば、やがて融合して新たな進化を生むのかも

知れない。

 

そういえば、スポーツ界において、他国人と日本人との間に

生まれたハイブリット選手の活躍が目立っている。やはりその

血流の融合の結晶を示しているのではないだろうか。

 

ブレンドとハイブリット、何やら根っこは共通している

ように思える。

 

今後、ちと身の周りのものから、異種混合の妙を

発見してみようかな…っと。W

 

 

 

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天国への階段

2016-08-18 07:36:00 | ライン

女子レスリング48キロ級では、登坂絵莉選手が

初めてのオリンピックで、金メダルを獲得した。

 

登坂選手の表彰台での滂沱の涙は、こちらもジ~ンと

きてしまったが、ふと、隣の銀メダリストアデルバイジャンの

M・スタドニク選手のほうに目をやると、ガックリとうなだれた

ままだったのだ。

決勝戦、後15秒というところまで、スタドニク選手は

2-1とリードしていて、天国への階段を上り詰めようと

していたのである。それが逆転されて転げ落ちて

しまったのだ。

 

銀メダルでも十分な名誉だが、直前まで登っていた

金の階段の感触が、まだ足の裏に残っているかのような

未練のうなだれは、表彰式を終えてからも続いていた。

 

その後の伊調馨選手の4連覇も、試合終了数秒前の

逆転劇だったのだ。

 

天国への階段は、登りきった最後の1段しか金色に

輝いていないようだ…。

 

 

 

 

 

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オリンピックの魔物

2016-08-15 17:21:13 | つらつら思うこと

「オリンピックに魔物はいない!」柔道の井上康生監督が

言い切って成果を出した。

 

しかし、現実には魔物は存在しそうなので、その正体を

自分なりに探ってみた。

 

①メンタルの金縛り

これが一番大きいと思うが、日本国を背負って戦うプレッシャー

は、我らの想像を絶する魔物で、全身を金縛り状態にしてしまうのも

不思議ではない。

②誤審

これも、実はメンタルではないかと思うが、審判も半端な

プレッシャーではないはずで、ロンドンオリンピック柔道で

海老沼だったと思うが、判定が誤審で、ひっくり返ったことがあった。

その他にも多々…。

③急成長ダークホース

オリンピック当時日本でさえ無名だった16歳の岩崎恭子選手が

金メダルを獲ったのがその例だ。

特に若い選手は、オリンピック会場に行ってから、急激に

伸びる選手がいるのだ。今回、メダルにこそ届かなかったが、

泳ぐたびに日本新を更新した池江璃佳子選手などがそうだ。

④金メダル呪縛

「金メダル」「金メダル」と、オリンピック出場が決まった時、

連呼する選手が少なくない。

気持ちはわかるが、一番望むことは口に出さないほうが

いいと思う。エネルギーが逃げてしまうからだ。

ふつふつと潜在意識に潜めていたほうが爆発は大きいのだ。

⑤タイム呪縛

陸上競技100mを9秒台で…など、意識すればするほど、

手足が硬直してしまう。自己ベストを目指せば、タイムは

おのずと後から付いてくるのではないだろうか。

⑥完璧呪縛

女子フギュアの真央ちゃんが、「完璧にできれば…」と口にする

たび、ああ…言ってると、心配したものだ。人はそも完璧ではないので、

いかに天才真央ちゃんでも、そう意識するほど力が入ってしまうに

違いない。

 メダルの可能性が無くなった時のソチでのいい滑りは、

完璧呪縛から解かれたからではないだろうか。

 ⑦故障

代表選考レースで、極限の力を出しつくした際、故障して

しまったりすることがある。しかし、オリンピック当日までに

思うように回復せず、無残な途中棄権などということに

なってしまったりするのだ。

 

 と、魔物と思えることをつらつら書いてみたが、オリンピックの戦いは

まだまだ続く、せっかくのオリンピックの大舞台、魔物なんか

吹っ飛ばして、選手たちには大いに楽しんでいただきたいと思う。

 

フレーフレー日本!

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されど銅メダル

2016-08-13 07:52:21 | つらつら思うこと

何だかんだ言われたリオ五輪だが、無事開催され、

熱戦を繰り広げている。

 

相変わらず金メダルを連呼する選手を御見受けしたが、

その都度、どうなんだろうと思ってしまう。

 

そんな中、柔道では男女共、銅メダルを多く

獲得している。

 

いずれも、金メダルを目指した結果なので、インタビューの

表情が印象的だった。

 

「金が取りたかったんでけど…」「金だけを…」と、渋い

表情をのぞかせる一方で、「でもメダル無しでは…」と、

銅メダルを獲得したことに、安堵の表情を浮かべていた。

 

そして、次こそは…と金メダルへの望みを語っている。

 

思えば、銅メダルのいうのは、失意、安堵、希望という3つの

深みのある表情を作るメダルなんだと思った。

 

そう言えば、「オレはトップではなく3番目を目指してたんや」

と言ったお笑いの明石家さんまを思い出してしまった。

 

彼は今、事実上トップなのでは…。

 

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悪意の噴出

2016-08-09 08:02:02 | つらつら思うこと

「人の本音は、悪意で出来ている」というのを、

聞いたので、以前そのことを書いた。

 

八ラスメントの氾濫についても書いた。

 

最近の身障者殺傷事件、アメリカの同性愛者

クラブの乱射事件、ヘイトスピーチの出現、

過激発言大統領候補や大統領の台頭など、

世界で悪意とおぼしきものが噴出してきている

感じがする。

 

いわゆる、人間の本音みたいなものが

むき出しで闊歩し始めたように覚えるのだ。

 

本音は、動物本能に近い部分が多分にあると

思うが、人はたくさん集まって平和に生活を営むために

法という規律に従った社会を作って暮らしている。

 

規律は、多かれ少なかれ動物本能を押さえる

ことにほかならない。

 

近代社会は、それに拍車をかけたハラスメント

だらけで、言葉、態度に四六時中気を配り、

お気楽な冗談さえも言いにくくなっている。

 

そのうっぷんを家庭で晴らそうとすれば、DV,虐待へと

繋がる危険がある。

 

ということで、人間も動物の一種なのだが、社会では

否応なく大半が、おとなしい動物の皮をかぶらざるを

得ないのではないだろうか。

 

当方のように、羊の皮をかぶった羊ならそんなに

窮屈にも感じないが、羊の皮をかぶった狼や、キツネ、

狸、熊、虎、ライオンなど、様々な人々にとって

あまりに縛り付けられると、心の奥底で、遠吠えを

聴いてしまうのかもしれない。

 

今、それが吹き出してきて、社会の秩序を破壊、

変更、に挑戦し始めている気がする。

 

より良い社会とは何なのか…今改めて考えさせられている。

 

 

 

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