TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

歌劇「フィガロの結婚」序曲 解説

2006年08月20日 | 音楽
 歌劇「フィガロの結婚」はフランスの喜劇作家ボーマルシェの戯曲に基づき、イタリアのダ・ポンテが台本を書いたオペラ・ブッファ(庶民を題材にした喜劇)。家来のフィガロと小間使いスザンナの結婚に嫉妬する伯爵。それに気づいた伯爵夫人は夫を懲らしめるべくスザンナと共に一計を案じるのだが…。歌劇「セビリアの理髪師」の好評を受けての続編である。
 特にこの序曲はその軽快なテンポと華やかな曲調で親しまれ、しばしば単独で演奏される。ニ長調のソナタ形式。「レドレドレ♪」とざわめきのように始まる第一主題が華やかに盛り上がり、陽気で庶民的なイ長調の第二主題へ。短いつなぎと主部の再現を経て、力強いコーダで締めくくられる。オペラ全体の性格を表すとともに、楽しい舞台を予感させる傑作である。

by ゆうぴんのパパ









Silent, Chaotic, Beautiful ¥200
Composer/Tomo Hirayama
Piano/徳山美奈子




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1 コメント

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Unknown (ぷりお)
2006-08-20 23:54:16
どもども。

忙しいとこありがとね。
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