広島に続き、
長崎にも行ってきました。
長崎は、小雨パラつく曇り空。
６５年前の８月９日と同じ、
１１時２分に平和の鐘が鳴り響く中、
黙祷を行いました。
放送では、
１１時から中継して、
鐘の音を流すことが出来ました。
平和の鐘の音を聴きながら黙祷すると、
心に何かが押し寄せてきます。
福岡でラジオを聴いて下さった方にも、
長崎の空気が伝わっていたら、
なにか思うきっかけになっていたら、
嬉しいです。
式典が終わると、突然の大雨。
そんな中、１２時台には、
義理のお兄さんが被爆者という女性に
インタビューをさせてもらいました。
その女性の手には、
セピア色の写真・・・
「お兄さんの写真なんです。」
「放送で、お兄さんの話詳しく聞かせてもらえますか？」
時間が無かったので、
そんなやりとりくらいしか出来ないまま、
放送本番。
「この写真、兄の結婚式の写真なんです。
女性が着物を着ているでしょ。
結婚して、１週間で被爆して、
２人とも亡くなったんですよ・・・。」
そんなお話を聞かせて頂きました。
結婚して１週間で被爆・・・
・・・
インタビューしながら、
セピア色の写真を見ながら、
なんとも言えない思いが
こみ上げてきました。
お兄さんは、被爆されて、
１４日までは生きていらっしゃったそうです。
その間、目が見えなくなりながらも
書いたという手紙・・・
でも、ある時お母さんが、
原爆の事実を封印しようと、
差別を受けるかもしれないし・・・と、
そのお手紙を全部処分したんだそうです。
処分するのも、きっと辛かったはずですよね。
そんなお話を伺う事が出来ました。
写真を見ながら、
そんな話を聞いてたら、
放送終わって、涙があふれ出てきてしまいました。
辛い・・・。
でも、そんな話をラジオを通して、
多くの方に伝えられたかな・・・と思うと
インタビュー出来て、
この女性に出会えてよかった・・・
そう思いました。
いつも出会いに感謝なのです。
今年は、広島には、
ルース駐日大使、国連の事務総長、
そして、
長崎も、核保有国のイギリス・フランスが参列しました。
世界から少しでも注目されるという事は、
いいことですよね。
「今頃、なんだ！！」
なんて、被爆者の怒りの声・・・
と書いている記事もあったけど、
私が話を聞いた方の中には、
そんなこという方はいなかった。
ただ、色んな考え方の方がいらっしゃいますもんね。
でもきっと少しでも、
世界が動き出してくれて、
どうなるか分からないけど、
少しでも期待をしたい・・・
何か動いてくれることは、喜ばしいこと・・・
そう思っている方が、
私がお話を聞いた方の中には、
多かった様に思います。
被爆者の皆さんにとって、
８月６日、９日というのは、
ただただ原爆で亡くなられた方に対する
哀悼の意を捧げる日で、
その日を思いおこして、
２度とこんな事はあってはならない・・・
そう純粋に思う日なんだと思う。
お孫さんを連れてきていらっしゃる方も多くて、
とにかく身近な所から伝えていかなきゃ・・・
そうおっしゃる方もいらっしゃいました。
あんまりブログに思いを書くのは、
しないようにしているけど、
ちょっぴり思ったことを書いてみました。
あくまでも私の未熟な思いです。
今年も悩んだり、考えてこんがらがったりの
広島・長崎だったけど、
私が取材に行ったことで
少しでも被爆者の声、
広島・長崎の空気を届ける
お手伝いが出来ていたらと思います。
お仕事でこんな体験が出来るなんて、
私は、幸せ者です。
聴いて下さったかた、
ツイッターでメッセージ下さった方、
本当に励みになりました。
すべての事に感謝です。
ありがとうございました。
そんな長崎から戻り、
月曜日の夜は、博多駅中継
明るい男性２人で、
景気のいいお話を楽しくして頂きましたよ
そして、明日は、朝１０時２０分から、
ｒｋｂラジオで趣味にまつわるお話です
日本らしい・・・趣味についてお話しますよ～
それでは、長文にお付き合い、
ありがとうございました。
おやすみなさーい
