雪の日（４シスターズ篇）

虎子「何これぇ～っ！？頭にちべたいのがどんどん降って来るニャ・・・。」

虎子（ムッ！）「お散歩だって言うから付いて来たのにぃ～っ！！」

　　　　　　　　 「こんなの楽しくないニャッ！！」

ROCK「ええ～っ。ちゃんとリードも着けた、お散歩ルックじゃ～ん♪」

ROCK「歩けばきっと、温かくなるよっ！」

虎子「本当だニャ？じゃあ、ちょこっと歩き回ってみるニャ・・・。」

虎子（ガーッ！）「全然温かくなんてならないニャーッ！！」

　　　　　　　　　  「くちょーっ！！ROCKさんに猫パンチしてやるニャッ！！」

ROCK「うわっ！すぐ帰るから、そんなに怒らんといて～っ（汗）」

ROCK「ふふふ。脱走名猫のグレ美さん。今日はお散歩させてあげようーっ！！」

グレ美「あのぉ～っ。あたし、出たい時には勝手に脱走しますから・・・。」

グレ美（ドササッ！）「うひぃ～っ！大量に白いの降って来たぁ～っ！！」

ROCK「植木に積もってた雪だよ。でも、突然でビックリするよね・・・。」

グレ美（そぉ～っと、そぉ～っと・・・）「はひ、はひ。あんよちべた～い！」

グレ美「そ、そうよっ！あめちゃんが昨日、散歩したいって言ってたわ。」

　　　　「あめちゃんをお庭に出してあげましょうよ。」　

ROCK「むむっ。上手い事逃げの口実作ったな・・・。」

あめちゃん「おやっ？お姉ちゃんは、お庭でお散歩って話だったでしゅが・・・。」

あめちゃん「ここは、お庭じゃないでしゅーっ！！」

　　　　　　  「いったい何処なんでしゅかーっ！？」　

ROCK「お庭だよ。雪のせいで、別世界に見えるかもしれないけど・・・。」

あめちゃん「う～っ。白いとこは、座ったらちべたそうでしゅ。」

　　　　　　　「でも、この草の上なら・・・」

あめちゃん「うん。ちべたくない・・・」

あめちゃん「ーわけないでしゅーっ！！」

　　　　　　  「ちべたいでしゅっ！寒いでしゅっ！お腹空いたでしゅーっ！！」

ROCK「うわっ！マジギレ！？（でも、腹減りは関係無いよな・・・。）」　　　　

あめちゃん「とっとと、お家へ戻すでしゅーっ！！」

　　　　　　  「ちべたいから、帰りは抱っこでしゅーっ！！」　

ROCK「う～む。姉妹の中では、一番寒さに強そうだが・・・」

虎美（すた、すた・・・）「お庭が真っ白でしゅね～っ。」

虎美「ほら、ほら。遅いでしゅよ～っ！早く付いて来るでしゅよ。」

ROCK「おや～っ？他の３姉妹とペース違うなぁ～・・・。」

虎美「この辺、誰も歩いてないでしゅね。あたしの足跡で領土拡張でしゅ～っ♪」

　　　「そうでしゅっ！白く積もった木にも登ってみたいでしゅっ！！」

　　　「今日は、いつもより何倍も楽しいお散歩でしゅ～っ☆☆☆」

ROCK「あ、あの～っ、虎美さん。そろそろ降りが強くなってきたし・・・」

　　　　 「暖かいお部屋に帰りません？」

虎美「あたしの事なら大丈夫でしゅ。まだまだお散歩を続けるでしゅよっ！！」

ROCK「虎美さん、参りましたっ！お願い、一緒に戻ってぇ～っ！！」