頑張れジョー君！

ジョー「あっ！姐さん。今日もご飯貰いに来ちゃったぜ！」

ジョー「ん、俺の他にも誰か来てるの？」

ジョー「誰も来てなけりゃ、落ち着いてご飯食べられるな・・・」

黄子嬢（クン、クン）「隙有りニャーッ☆」

ジョー「ウニャッ！！姐さん、セクハラ止めて下さいっ！」

黄子嬢「だーかーらー、クンクンは仲良しの握手みたいなものだって言ってるニャッ！」

黄子嬢 「ふんっ。網の匂いでも嗅いでるからいいニャ・・・。」

ジョー「魚臭いだけだと思うけど・・・。」

黄子嬢「ちぇっ。ジョーのけちん坊っ！」

ジョー「姐さん、そんな言い方酷い・・・。」

ジョー「怒って行っちゃった・・・。」

ジョー「ＲＯＣＫさん、俺、悪い事しちゃったのかなぁ～？」

ＲＯＣＫ「いや、いや。ジョー君は何も悪くないから。」

ジョー「夕飯貰いに来たよーっ！」

ジョー「ん？誰かに付けられてる気がするなぁ～・・・。」

ハクちゃん「ぐふふっ。それは俺様だぁーーーっ！！」

ジョー「ひいいいーっ！白面さんっ！！」

ハクちゃん（ズン、ズンッ！）「俺様の縄張りで飯食おうたぁ、十年早いわっ！！」

ジョー「だ、だって・・・。お、お腹が空いてたんだよ～っ！」

ジョー（プル、プル、プル・・・）

ハクちゃん「腹っ減らしか・・・。飯くらい自分で調達できなきゃー、一人前じゃねーぞっ！」

ＲＯＣＫ「お前がそーゆー事を言える立場かっ！」

ジョー「何か怒られないで済みそうだなぁ～。」

ＲＯＣＫ「ハクちゃん、格下相手じゃ喧嘩しないから大丈夫だよ。」

　　　　 「脅される位は覚悟しなきゃね。ハクちゃんは極道猫だからさっ！」

ジョー（パク、パク）「とりあえずご飯にはありつけたよ。」

ハクちゃん「わははは！小僧っ！ビクビクしてねーで早く食えって！」

ジョー「白面さんが横に居たら落ち着いて食べられないよ・・・。」

モシャシャ様「あらっ、いい匂いがしますこと・・・。」

モシャシャ様（スッ）「ちょっと入れて頂きますわよ。」

ＲＯＣＫ「モド兄ちゃんがモシャシャ様もシーバ好きだって言ってたけど・・・」

モシャシャ様（クンクン）「シーバ？」

モシャシャ様「まあっ！確かにこれはモドドと一緒に食べた事がある香りだわ?」

モシャシャ様「とってもデリーシャス♪」

モシャシャ様「あらっ？もう終わりですわ。」

モシャシャ様「お代わりを出して頂けます？」

ＲＯＣＫ「は、はいっ・・・。」

モシャシャ様「ほほほ。いい心がけですわね。」

ジョー「あの～っ、今日は俺が主役の話なんですけど・・・。」

モシャシャ様「あらっ！あんたジョーじゃない。」

モシャシャ様「姿見せなくなったと思ったら、黄子さんの所に御厄介になってたのね。」

モシャシャ様「あたくしを裏切るなんて、少々お仕置きが必要かしらね？」

ジョー「ひいっ！モシャシャ様ごめんなさいっ！許して～っ！！」

モシャシャ様「あたくしがそんな甘い猫だと御思い？」

ジョー「わーっ！赤猫リーダー助けてぇっ！！」

ＲＯＣＫ「チャッキーなら、縁台の方でご飯中だから絶対動かないよ。」

モシャシャ様「まったく・・・、皆さんに迷惑かけてないで早く帰りますわよ！」

ジョー「もう怒ってない？許してくれる？」

モシャシャ様「怒っていますし、許しもしませんけど、お仕置きは勘弁してあげますわ！」

ジョー「それじゃー、今日はご飯ありがとっ！また来るねっ☆」

ＲＯＣＫ「モシャシャグループも猫軍団と変わらず賑やかな奴らだなぁ～っ・・・。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ