ハクちゃん「おーいROCKさんよぉ~っ、ちょいと頼みがあんだけど・・・。」
ROCK「頼みって、何よ?」
ハクちゃん「喧嘩の傷が中々治らねーんだ。薬塗ってくれっ!!」
ROCK「傷作る度に薬塗ってくれって・・・、いい加減にしなよねっ!!」
ROCK「あ~あ~、抜け毛の時季っつったって・・・前の傷んとこ、ほとんど無毛じゃんっ!」
「辛いと頼ってくるけど、怪我しない生き方考えなよねっ!!」
ハクちゃん「小言はいいから、ちゃっちゃと塗ってくれよなっ!」
ROCK「はぁ~、懲りない男だなぁ~。それにしても、薬が沁みるとかは言わないなぁ~。」
ハクちゃん「よしっ。薬も塗ったし、あとは寝れば治るぜっ!!」
ハクちゃん「ジョーの奴、呑気に寝てやがるぜ・・・。」
ハクちゃん(ボリ、ボリ)「あ~、治りかけの傷って痒くなるなぁ~っ!!」
ジョー君「あんよに血が付いてるニャッ!引っ掻いちゃ駄目ニャッ!!」
ジョー君「馬鹿な男ニャ。あれじゃあ、いつまで経っても治らないニャ・・・。」
ジョー君「まあ、俺が痛いわけじゃないしニャァ~・・・。」
ROCK「あんたの分まで喧嘩してるから怪我してるんだよ。」
「寝てばっかいないで、少しはパトロール手伝いなよ・・・。」
黄子嬢「日陰がちょっと狭いニャァ~・・・。」
ROCK「うん、日向側にちょこっとお肉がはみ出ちゃったねぇ~。」
ジョー君「姐さーん、こっちの日陰なら広いし、涼しいニャァ~ッ♪」
ジョー君(くわっ)「姐さん聞いてるニャ? こっちの方が涼しいって!!」
黄子嬢「うっさいニャッ! 大声出さなくても聞こえてるニャッ!!」
ジョー君(ビクッ)「ご、ごめんニャさい・・・。」
黄子嬢「それより、すぐにこっちに来るニャッ! 白面も集合ニャーッ!!」
ハクちゃん「何か用事ですかい?」
黄子嬢「うむ。」
黄子嬢「これから熊退治に行くニャッ!」
ハクちゃん「熊退治?ああ、グレイの奴の事っすね・・・。」
黄子嬢「それじゃあ行くニャッ! ジョー、遅れんじゃないニャッ!!」
ジョー君「姐さん、熊犬の漫画でも読んだのかニャァ~? 面倒臭いニャ・・・。」
黄子嬢(ズン、ズン、ズン)「今日こそは絶対捕獲してやるニャッ!!」
ハクちゃん(のっし、のっし)「姐さんとパトロールなんて、久し振りで嬉しいぜっ!!」
ジョー君(てち、てち、てち)「俺は応援係しかしないから、白面仕事しろよニャッ!」
ハクちゃん「姐さん、後続は当てにならねー。置いてきやしょう・・・。」
黄子嬢「しょうがニャイ、二匹で行くニャ。」
ジョー君、黄子嬢とハクちゃんがやる気満々なので、喧嘩のとばっちりを
食うのを恐れているのです。でも、付いてかないと、後で黄子嬢のお小言
聞かされそうだし・・・で、ぐずぐずしているの。
ほんと、食べた分は働かないとね~っ。でもね、ジョー君的には、応援も
お仕事の内らしいですよ(笑)
ROCKさんそんなの良いの?黄子嬢・ハク殿今から行くのに・・
頼りに成らないよね~ご飯減らしましょう。