ダブルで退院。

虎子（キョロ、キョロ）「ようやく見慣れた場所に戻れたね。」

グレ美「虎子、早く出なさいよーっ！」

グレ美「やっぱりあたしが先に出るわ。お姉ちゃんだものっ！」

虎子「そんなの関係無いもん！あたしが先に出る～っ！」

ＲＯＣＫ「病院から家迄は、仲良く並んでたのに・・・。」

　　　　 「さて、キャリーから出る前に、みんニャに【ただいま】しよっか！」

白太郎（ダダッ！）「何だ、何だっ！？」

白太郎（くんか、くんか）「むむっ！この匂いは・・・。」

　　　　　　　　　　　　　　「妹達だなっ！！」

ＲＯＣＫ「レジ袋だけでなく、キャリーにも白太郎チェックするんだね。」

虎美「お兄ちゃんたら、あそこまでやらないと妹が分からないんでしゅか？」

あめちゃん「・・・。」

あめちゃん「怪しいでしゅ・・・。あの匂いは、敵の匂いでしゅっ！」

ＲＯＣＫ「あめちゃんは、病院の臭いに過敏に反応しちゃうんだよね・・・。」

虎子（チーッ）「あ～っ、スッキリするぅ～っ♪」

ＲＯＣＫ「緊張してて、随分と我慢してたんだな・・・。」

白太郎「よしっ！出したら食う＆飲む！飯は俺様が探してやるぜっ！！」

ＲＯＣＫ「君は余計な事しなくていいのっ！大人しくしてて頂戴。」

グレ美＆虎子（ガツ、ガツ）「美味しい～っ☆」

ＲＯＣＫ「お腹空いてたんなら、病院のご飯食べて来ればよかったのに・・・。」

虎子「姐さん、ただいまーっ！！」　※虎子、首輪を取りました。

黄子嬢「お帰り、チビ介。病院は寂しかっただろう？」

　　　　 「今夜は安心して、ぐっすり眠るといいニャ。」

黄子嬢「それじゃあ、またパトロールに行って来るニャーッ！！」

虎子「姐さんって、風の様な猫さんだなぁ～っ・・・。」

グレ美（ぐすっ）「あめちゃんがシャーッ！するの・・・。」

　　　　　　　　　 「姉妹なのに、悲しいわ・・・。」

虎美（べ～ロ、べ～ロ）「あめちゃんは、病院の臭いが苦手なんでしゅ。」

　　　　　　　　　　　　　　「でも、あたしがいるから、怖がらなくていいでしゅよ。」

グレ美「姐さんがご飯（茶碗蒸し）分けてくれたの♪」　※グレ美も首輪を取りました。

虎美「おどりゃーっ！お姉ちゃんが食べるの邪魔するなでしゅっ！！」

ＲＯＣＫ「ん？虎美は誰に怒ってるんだ？」

白太郎「ちぇっ。見てるだけだよぉ～っ。」

虎美「見てるだけでも、お姉ちゃんは落ち着かないんでしゅ。」

ＲＯＣＫ「おーいっ！ノリママが会いに来てくれたぞーっ！！」

ノリママ「グレ美、お帰りなさい。」

　　　　  「当分は脱走なんて考えないで、大人しくしてるのよ。」　

グレ美（プンスカッ）「言われなくても分かってるわよ～っ・・・。」　

ノリママ（ペロ、ペロ）「虎子も元気そうで良かったわ。」

虎子「ママーッ！あたし、すっごく頑張ったんだから～っ！！」

ＲＯＣＫ「ノリさん、今日はその辺にしといて。虎子、あまり動かしたくないからさ。」

　　　 　「また明日、顔見せに来てよ。」

夜、早々に寝ん子です。姐さんの言う事聞いて、爆睡します・・・。

グレ美ちゃんも、今夜は安心して眠ってね・・・。

二匹共、お疲れ様でした。後は抜糸の日まで安静にね。

※この後、念の為にお手製術後服とエリザベスカラーを作りました・・・。