お散歩ロン君と黄子嬢の思い出♪

ロン君「熱帯魚水槽に入れて貰ったよ。あっちに見えるのは誰？」

ＲＯＣＫ「ガラスに映ったロン君だよ～っ♪」

ロン君「ぷは～っ！ここはちょっと深いよっ！」

ロン君「もう、出るぅ～っ！！」

ＲＯＣＫ「はい、はい。お外にお散歩行きましょうね♪」

ロン君「お外と言いつつ、ここはプラ池じゃな～い！」

金魚さんA「あっ！久し振りに亀が入って来たよ～っ！」

金魚さんＢ「追い掛けられないかな～？」

ロン君「やっほーっ！！」

金魚さん達「ああっ！やっぱり来たぁ～っ！！」

ロン君「まて、まてぇ～っ！！」

ロン君（パクッ）「つーかまーえたっ！」

金魚さんＡ「あ、危ないっ！　尾ビレ噛まないでぇ～っ！！」

金魚さんＢ「お先に逃げま～す！」

金魚さんＡ「ず、ずるいっ！」

ロン君「ぷはーっ！金魚さんは泳ぎが早くて追い付けないよぉ～っ！」

金魚さん達「諦めてくれたかなぁ～っ？」

ロン君「疲れたから、もう上がろっと！」

金魚さん達「バイ、バ～イ！」

黄子嬢「ぐーぐー。」

ハクちゃん「ん！ＲＯＣＫさん何か用か？」

ＲＯＣＫ「ロン君とお散歩に来たんだけど～っ。」

ハクちゃん「あ、そ・・・。」

ハクちゃん「一発芸、頭隠した亀っ！」

ロン君「全然似てないんですけどっ！！」

ロン君「でかい猫だなぁ～っ！」

ハクちゃん「ワハハハ！俺様かっこいいだろーっ！」

ロン君「うんっ、河童みたいだねっ☆」

ハクちゃん（イジイジ・・・）

ロン君「黄子ちゃんこんちわ～っ！」

黄子嬢「日向ぼっこに来たニャ？」

黄子嬢「ロン君、ハクに何か言ったニャ？」

ロン君「かっこいい妖怪、【河童】に似てるって言っただけだよ。」

黄子嬢「ふぅ～っ、ロン君、それは禁句ニャ。」

ロン君「ええっ！河童かっこいいのにぃ～っ。」

黄子嬢「そーゆー時には【水虎】って言っておけばいいニャ。」

　　　　 「同じ河童でも聞こえがいいし、ハクは虎と勘違いしてくれるニャ。」

ロン君「黄子ちゃんありがとーっ♪」

ロン君（のそ、のそ）「よいしょ、よいしょ。」

ロン君（スタ、スタ）「調子出てきたぞ～っ！」

黄子嬢「ロン君、勢い良く走ったら、縁台から落ちちゃうニャ。」

黄子嬢（スタッ）「よいしょっと！」

黄子嬢（しみじみ・・・）「それにしてもロン君、大きくなったニャ～ッ。」　　

黄子嬢「昔はこんなにちっこかったのにニャ～。」

黄子嬢「日向ぼっこは、いつもあたしが番猫してやってたニャッ！」

黄子嬢「それで時々赤猫も見に来てたよニャ～ッ♪」

※捕獲されたアッキー君。

黄子嬢「懐かしいニャァ～・・・。」

黄子嬢「そういえばこの場所も・・・」

黄子嬢「最近はハク太郎がウロチョロしてるけど・・・」

ハクちゃん「ん？」

黄子嬢「昔はイケメンの鼻茶兄ちゃんがいたニャ～♪」

黄子嬢「同じ様に傍で寝ん子してても、絵になるイケメン兄貴だったニャ～☆」

ハクちゃん「姐さん、今日のあっしの扱い酷くありやせん？」

黄子嬢「気のせいニャ・・・。」

　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ