蔵出し⑤・食べ物で大騒ぎ☆

(=^・^=)　☆　朝　☆

チャッキー「気持ちがいい朝ニャ～ッ♪」

黄子嬢「チャッキー、ハクちゃんはパトロールに行くみたいニャッ。」

黄子嬢「行ってらっしゃいニャッ！」

ハクちゃん「おうっ！」

チャッキー「怪我しない様に気を付けるニャッ！」

黄子嬢「ーで、お前は一緒に行かニャイのか？」

チャッキー「僕ちんは王様猫だからいいニャッ。パトロールは雑兵の仕事ニャ。」

(=^・^=)　☆　昼　☆

ハクちゃん「おっ！何か旨そうな匂いがするぜっ！」

チャッキー「ハクちゃん、これ見付けたの僕ちんだぞっ！」

ＲＯＣＫ「こらこらっ。下に置いてあげるからちょっと待ってなさいな。」

ＲＯＣＫ「毎日走り回って疲れてそうだから、ちょびっとだけど鰻だよ。」

ハクちゃん「中々旨いじゃねーか！」

チャッキー「よく働いてるご褒美ってわけニャッ！」

ＲＯＣＫ「チャッキー君は王様猫で、パトロールしてないんじゃなかったっけ？」

黄子嬢「あいつら、あたしそっちのけで鰻とは何て奴らニャッ！教育的指導ニャッ！」

黄子嬢「お前らちょっとこっちに来て座るニャッ！」

　　　　 「あたしより鰻を取った事に付いて吟味するニャッ！」

ハクちゃん「もしかして、これが猫裁判員制度って奴か？」

黄子嬢「違うニャ。お前は被告猫ニャッ！」

ハクちゃん「えーっ！俺様何も悪い事してねーぜっ！」

チャッキー（ペロペロ）「あー、鰻美味しかったニャ～ッ。」

黄子嬢「いいからお前も被告猫席に座るニャッ！」

ハクちゃん「へいっ。分りやした・・・。」

黄子嬢「ニャンで、あたしを無視して鰻食べてたニャッ！」

ハクちゃん「まあ、登山家流に言えば、目の前に鰻があったから・・・だな。」

チャッキー「ＲＯＣＫさんも食べていいって言ったニャ。」

黄子嬢「嘆かわしいニャ。美猫と鰻じゃ、普通美猫を取るニャ・・・。」

チャッキー「え～っ、僕ちんニャラ絶対鰻だニャッ！」

ハクちゃん「パトロール後で腹減ってたしな～っ。」

黄子嬢（ぼそっ）「ニャルほど、あたしは鰻よりも魅力が無いって事だニャ。」

二匹「えっ！！」

チャッキー「しまったニャ、黄子ちゃん物凄く機嫌悪くなってるニャ～ッ。」

ハクちゃん「姐さん、誤解ですって！」

ハクちゃん「話聴いて下さい、姐さんが魅力的な猫ってのは当然の事で・・・」

黄子嬢「聞く耳持たないニャーッ！！」

チャッキー「き、黄子ちゃん、キレたら駄目ニャ。落着いてニャ・・・、ミギャ～ッ！！！」

黄子嬢（ダッ！）「次はハク！お前の番ニャッ！」

ハクちゃん「ひいっ！姐さん勘弁して下さいっ！！」

黄子嬢「待つニャッ！逃げたら十倍叩くニャッー！！」

ハクちゃん「そんな事言われて止まるわけないっすよ～っ！」

チャッキー「ふ～っ。ハクちゃんを追い掛けて行ったから、一先ず僕ちん安心ニャ。」

チャッキー「鰻の蒲焼にヤキモチ焼いても仕方ないニャ。女心は分らないニャ～。」

(=^・^=)　☆　夕方　☆

黄子嬢「昼間はやり過ぎたニャ。悪かったニャ。」

ハクちゃん「いえ、今度から飯食う前に姐さんと遊ぶ事にしやすよ。」

黄子嬢「よしっ、それニャラ仲直りのクンクンしてやるニャッ！」

ハクちゃん「姐さんっ！恥ずかしいから止めて下さいよっ！」

チャッキー「ぷっ！」

ハクちゃん「おいっ！今、笑ったろ？」

チャッキー「笑ってないニャ・・・。」

黄子嬢「クンクンを嫌がるニャンて、もうお前とは絶交ニャッ！」

ハクちゃん「そ、そんな～っ。」

ハクちゃん「姐さんっ！俺が悪かったっす！機嫌直して下さいよっ！」

チャッキー「ぷぷぅ～っ！！情けない男ニャ。」

ハクちゃん（あたふた・・）「ああっ！姐さんが睨んでるよ・・・。」

チャッキー「ハクちゃん、黄子ちゃんかご飯かはっきりしニャイと～・・・」

　　　　　　 「僕ちんがおまえの分も食べちゃうニャッ！」

(=^・^=)　☆　夜　☆

チャッキー「ニャ～ン！ハクちゃんが一匹で夜食食べてるニャ～ッ！！」

ハクちゃん「俺様の夕飯食ったの誰だよ！こいつは俺だけで食ってやるっ！！」

チャッキー「そんニャ事が許されるわけないニャッ！横取りしてやるニャーッ！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ