ROCK「あれ?見た事が無い猫さんがいるよ。」
「かなり派手にやられたみたいだな・・・」
怪我猫「痛いニャ。」
ROCK「ご飯食べてみる?」
怪我猫「いらないニャ。」
ROCK「ほら、美味しいウェットだよ。」
怪我猫「食べたくないニャ。」
ROCK「シーバも駄目ですか?」
怪我猫「今は食べる気がしないニャ。」
怪我猫「ここは温かくて寝心地がいいニャ。少し休ませて貰うニャ。」
ROCK「治療してやりたいけど、威嚇して受け入れてくれないんだよな・・・。」
ROCK「ねえねえ、黄子ちゃんが気にしてた猫さんって、怪我してる猫さん?」
黄子嬢「昨日の夜のはそうニャ。この前のは喧嘩猫ニャ。」
ROCK「怪我猫さん、心配だよね・・・。」
黄子嬢「あたしも心配してるニャ。何とかしてやりたいニャ・・・。」
黄子嬢「とりあえず様子をみて来るニャ。」
黄子嬢「いたニャ!」
怪我猫「ニャ?」
黄子嬢「お前、怪我は痛くないニャ?」
黄子嬢「お腹は減ってニャイか?」
黄子嬢「逃げたり、シャーしニャイで、ROCKさんに治療して貰うといいニャ。」
怪我猫「そーゆーの嫌ニャ!」
黄子嬢「はぁ~っ、しょうがないニャ。困った事があったらあたしに言うニャ・・・」
黄子嬢(クルッ)「自分のお家か縄張り、分からニャくなったのかもニャ・・・。」
黄子嬢「大丈夫かニャ~?何とか助けてやりたいニャ・・・。」
黄子嬢(のっし、のっし)「とりあえず、猫軍団員には手を出させないようにしニャイとな・・・。」
怪我猫「親切な猫さんニャ・・・。」
黄子嬢「ムッ!早速KY猫がやって来たニャ。」
ジョー君「おいっす!」
ジョー君「ご~は~ん♪ご飯下さいニャ~。」
ジョー君「ん?これ、誰のご飯だろ?誰も食べニャイなら、頂いちゃうニャ~。」
怪我猫「ここ、もしかして私の家かもしれないニャ。」
ジョー君「誰ニャお前?ここは俺んちニャッ!」←ジョー君、間違ってます!
ジョー君「早く自分の縄張りに戻るニャ!」
怪我猫「確かめるまではここから去らないニャッ!」
↑家にスタスタ上がり込みました。飼い猫経験あり?
ハクちゃん「ふ~っ、足の怪我も少しずつ治ってきたぜ・・・。」
ハクちゃん「おや?姐さんお疲れみたいだな。」
ROCK「怪我した猫さんが二匹もいるからね。気疲れだよ。」
黄子嬢「ここは動物病院じゃないニャ。怪我ニャんかしないように上手に喧嘩するニャ!」
ハクちゃん「すいやせん姐さん。まだまだ修行が足りない様です・・・。」
ROCK「落ち込んだ時にはご飯だよな!」
ハクちゃん「ROCKさんもありがとな・・・。」
ハクちゃん「早く怪我治して、姐さんに心配かけねー様にしないと・・・。」
ROCK「あれ?二匹で何してるの?」
怪我猫「赤猫が意地悪言うニャ。」
ジョー君「意地悪じゃないニャ。縄張りに帰ったらって言ったニャ。」
ROCK「う~ん。この子野良っぽいけど・・・、仲間とかいないのかなぁ~?」
ジョー君「俺、新参者だから、軍団においでとかって言える立場じゃないニャ・・・」
怪我猫「入る気無いニャッ!」
ジョー君「じゃあ、どうしたいニャ?」
怪我猫「・・・。」
ジョー君「ROCKさ~ん、俺考えるの苦手ニャ。もうお手上げニャ・・・」
ROCK「う~ん、とりあえずこの子の好きにさせましょう。」
「それにしても、ジョー君本気で困った顔してるね。」
ROCK「そうだっ!顔の広~いハクちゃん、この怪我猫さんの事知らないかなぁ~?」
ハクちゃん「すまねえ。喧嘩した事の無い猫だぜ。」
怪我猫(とことこ・・・)
ハクちゃん「?」
怪我猫「ねーねー、その温かい場所譲って欲しいニャ。」
ハクちゃん「ちっ、しょーがねーなー・・・」
怪我猫「はぁ~、ここ何か落ち着くニャ~♪」
結局、治療できぬまま姿を消したこの猫さん。無事だといいのだけれど・・・。
最近、ハクちゃんの足やぶっちゃんの左目を怪我をさせた強敵がいる様です。この日来た怪我猫さんもそいつにやられたのでしょうか?だとすると、黄子ちゃんも怪我をしないか心配です。いくら強いと言っても、家の飛車角を負傷させる奴ですから油断できません・・・。
家の猫軍団員になると、皆優しくなるみたいです。
ーっていうか、黄子ちゃんを見習うんだと思います。
黄子ちゃん、いつもは恐い猫ですが、怪我の子とかには
凄く親切にするんですよ。
でも、みんな何気に怪我猫ちゃんに優しいにゃ~☆
また、元気になって遊びにくるといいにゃ~♪
以前家を出て行った猫さんの子供とか孫の可能性はありますが、
見た事が無いですね。ハクちゃんも知らない猫さんだって言うから、
結構遠くから来たのかもしれませんね。
しかし、かなり暴れん坊な猫がいるみたいです。姐さんに懲らしめて
貰わないと大人しくならないかもしれませんね。でも、怪我されても
困っちゃうなぁ~・・・。
黄子ちゃんに従ってるハクちゃんも、かなり情に厚い、優しい猫さん
なのです。普段は恐い極道猫さんですが、弱い子には手を差し伸べて
くれるのです。
ジョー君も少しは変わりましたよね。苛めたりしてないし。やっぱり、
黄子ちゃんの教育の成果かな?
や、闇の動物病院ですか。大丈夫、高い治療費なんて取らないから!
写真は撮っちゃうけど・・・。
まさか顔が変わっちゃって判別付かない?
なーんてこたぁないわなー!新顔さん?
ハクちゃんもしらないんだねー!
シーバも食べないなんて、怪我痛いの?
ソレともどこかの飼い猫さん?
いやいやこんな怪我してたら飼い猫さんなら
外に出してはもらえないよな。
黄子さんの言うこと聞いて
ROCKさんに治療して貰うといいのにねー!
そうなんです。弱い猫さんを完膚なきまで叩き潰す様な根性悪猫の様です。
ハクちゃんは基本的に弱い猫は脅しつけるだけで手は出さないので、
怪我猫さんは他の猫にやられた事になりますね。ぶっちゃんも行動範囲が
広いから、どの辺を縄張りにしてる猫なのか分からないのです。ハクちゃんか
ぶっちゃんが復調したら、黄子嬢とタッグで撃退するのが安全そう。
でも、ぶっちゃん協力してくれるかな~?一匹で解決しようとする子だからね・・・。
あ、黄子ちゃんは匂い嗅ぎまくってやる気満々なんです。恐い~っ!!
となると敵は強いだけじゃなくて、根性も悪そう。
みんな大丈夫かな~・・