猫軍団、ハロウィーン特盛り版！

☆ハロウィーン①【黄子嬢の場合】

黄子嬢「むふっ?　今日はハロウィーンニャ。」

黄子嬢「くーっくっくっく！　どんなご馳走をゲットできるか楽しみニャ♪」

黄子嬢「それじゃー、行って来るニャー♪」

黄子嬢「Trick or treat　さあ、出す物出して貰うニャーッ！！」

ＲＯＣＫ「ひぃ～っ。来ると思ってましたよ～。」

　　　　 「ムツゴロウさんの猫缶セットでご勘弁を・・・。」

ＲＯＣＫ「ほらほら、これ大好物でしょ～？」

　　　　 「だから悪戯は止して頂戴ね。」

黄子嬢「む、ムツゴロウさんの猫缶が二つもニャッ！」

黄子嬢「ＲＯＣＫさんブラボーニャァーッ☆」

黄子嬢（ポリポリ）「で・も・ニャ・・・」

　　　　　　　　　　  「今日のあたしはこれだけじゃあ引き下がれないニャ。」

ＲＯＣＫ「ええっ！そんなぁ～。」

黄子嬢「くーっくっくっくっ！これでお終いだと、どんな悪戯が待っているかニャ～？」

ＲＯＣＫ「ううっ。なんて我が儘なお嬢様なんだ・・・。」

ＲＯＣＫ「そ、それではこれならどうでしょう？」

黄子嬢「ニャニャッ！」

黄子嬢「お刺身セットニャ～ッ☆　マグロさんもたっぷりニャッ?」

黄子嬢「う～ん。こんなに食べ切れないニャ～ッ！」

ＲＯＣＫ「あ、あの～。皆で食べるって事でどうでしょうか・・・？」

黄子嬢「ニャンだ、一人分じゃニャイのか・・・。」

ＲＯＣＫ「当たり前です！」

黄子嬢「それじゃー、猫軍団員にもお裾分けしてやるニャ！」

ＲＯＣＫ「え、猫軍団員にも！？　１／３位は消えそうだなぁ～・・・（汗）」

鯵嗚「わーい、わーい！」

黄子嬢「ニャンでお前まで出て来るニャ・・・。」

ＲＯＣＫ「ーと、いうわけなのでハク殿にお嬢からサーモンです。」

ハクちゃん「おおっ！　早く、くれくれっ！！ 」

ハクちゃん（パクッ☆）「うっめぇ～っ♪」

ＲＯＣＫ「君にはマグロです。」

ロン君（パクッ☆）「ばんざーい！」

　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇ 

☆ハロウィーン②【ハクちゃんの場合】

ハクちゃん「くーか、くーか・・・。」

ハクちゃん「すぴー、すぴーっ。」

ハクちゃん「はっ！今日はハロウィーンの取りたての日だったんじゃねーか？」

　　　　　　 「みかじめ料に旨い物を貰える日なんだよな？」　

ＲＯＣＫ「えっ！ハクちゃんそれ全然違うよっ！！」

ハクちゃん「つべこべ言わずに、みかじめ料の旨い物出しやがれーっ！！」

ハクちゃん「出さないなら、この右手で猫パンチ出すよ？」

　　　　　　 「そんでもって、家の中で暴れちゃったりなぁ～・・・」　

ＲＯＣＫ「ううっ。ハクちゃん怖いですぅ～。」

ＲＯＣＫ「す、少ないですが、これで許して下さい。」

ハクちゃん（ふん、ふん）「鯵の叩きだな？」

ハクちゃん「ほんとに少ねーなー。」

　　　　　　 「ま、ＲＯＣＫさんとも長い付き合いだ。許してやるか。」

ＲＯＣＫ「あ、ありがとうございますぅ～。」

ハクちゃん（パク、パク）「旨いけど、やっぱ足りねーなー。」

ROCK「くそーっ、あんまり調子付いてると、お前の苦手なロン君呼ぶぞっ！」

ハクちゃん「うひぃ～っ！　そいつは勘弁してくれ～っ！！」

　　　　　　 「ロンさんにも鯵あげて、ご機嫌取っておいてぇ～。」

ＲＯＣＫ「ーとの事ですので、鯵プレゼントです！」

ロン君「やったぁ～っ！　早く食べさせてぇ～っ♪」

ＲＯＣＫ「う～ん。ロン君は色んな所からお裾分けが来るねぇ～。」

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☆ハロウィーン③【ぶっちゃんの場合】    

ぶっちゃん（心の声）「お皿が空っぽニャ。」

ぶっちゃん（心の声）「空っぽニャンです。何か食べ物入れて下さいニャ・・・。」

ぶっちゃん（心の声）「今日のＲＯＣＫ食堂はお休みの様ニャ・・・。」

ＲＯＣＫ「わーん。今、用意するから帰らないでぇ～！」

ＲＯＣＫ「な、何か言いたげだなぁ～。」

ぶっちゃん（心の声）「今日も美味しい物貰えるみたいニャ～♪」

ＲＯＣＫ「な、何か好奇心旺盛なお目々でこっちを見てる・・・」

　　　　 「ハッ！舌ペロッと出して・・・実はぶっちゃんも悪戯の用意が出来ているのかも！」　

ぶっちゃん（心の声）「ワクワク☆　今日は何が食べられるんだろうニャ～？」　　

ＲＯＣＫ「えへへ～っ。今日は美味しい猫缶開けたから、悪戯は無しよ。」

ぶっちゃん（じぃ～っ・・・）「・・・。」

ぶっちゃん（心の声）「知らない匂いがするニャ・・・。」

ぶっちゃん（心の声）「し、新商品ニャンだろうか？」

ＲＯＣＫ「ああ、あの疑り深い眼は、怒ってるのかもしれないっ！」

ＲＯＣＫ「ほら、ほらっ。今日の猫缶は黄子嬢お勧めムツゴロウさんの猫缶だよ！」

ぶっちゃん（心の声）「やっぱり新商品だったニャ・・・。」

ぶっちゃん（心の声）「美味しそうだから、後に残して食べるニャ！」

ＲＯＣＫ「ああ、怖い顔してシーバだけ食べてるっ！」

　　　　 「やっぱり怒ってるんだぁ～！どうしよう・・・。」　　

ぶっちゃん「美味しいニャ♪今日もありがとうニャ！！」

ＲＯＣＫ「あれ？美味しそうに食べてる。　喜んでくれてたんだ・・・。」

　　　　 「ぶっちゃん、もう少し分かり易い表情とか態度しようね・・・。」　

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☆ハロウィーン④【赤猫のジョーの場合】

ジョー君「ニャッ、ハッ、ハッ！　トックリ＆トリートメントニャーッ！」

黄子嬢「ＲＯＣＫさ～ん、ニャンか馬鹿猫がお家の中で騒いでるニャ！」

黄子嬢「トックリとトリートメントってニャンだ？」

ジョー君「白面が、こう言うと家の人が何とか料って美味しい物出すって・・・」

黄子嬢「プッ。それ間違ってるニャ。」

ジョー君（ガーン・・・）「しょ、しょんなぁ～・・・。」

黄子嬢「分かったらとっととお外へ戻るがいいニャ。」

ジョー君「はーい。」

ジョー君（とぼとぼ・・・）「ちぇ～っ。」

黄子嬢「残念だったニャ～。」

　　　　 「ハロウィーンは、もっと上手くやらないと美味しい物ゲットできないニャ。」

            「来年までにもっと勉強しておくんだニャ～！　ニャッハッハッ！」

ジョー君「姐さんも甘いニャ。お外に出た振りをして、すぐに居間に戻れば・・・」

　　　　　「ジャーンッ！　姐さんのご飯をゲットニャァ～ッ☆」

ROCK「ジョー君、ちゃんと美味しい物ゲットできたね～っ。」

　　　　 「でも、ばれたらお仕置きだから、早く逃げた方がいいよぉ～っ。」　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ