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常磐炭礦(株)選炭工場

2016-10-12 17:26:04 | 廃鉱(抗)
江戸末期の黒船来航を契機に燃料としての石炭が各地で注目され、いわき地方では185
6年に片寄平蔵が内郷の弥勒沢で石炭層(露頭)を発見、加納作平らと当地域石炭産業興
隆の礎を作りました。
茨城県ではこれより前の1851年に神永喜八が開坑したのが始まりです。
福島県双葉郡富岡町から茨城県日立市北部までの石炭分布地域は、常陸国(茨城)と磐城
国(福島)の「常」と「磐」を合わせて「常磐(じょうばん)炭田」と総称され、産出され
た石炭は九州や北海道と共に日本産業の近代化に大きく貢献しました。














この地は常磐炭田の歴史の抽象的な場であり、石炭産業の近代化・機械化の進められた地
域である。中でもこの中央選炭の場所が「選炭工場」というネーミングで稼動していたこ
とから推察できるように常磐炭礦(株)がその持てる技術力を発揮して、地下の採炭現場
と一体化して採炭・坑内運搬・選炭商品化・鉄道搬送と総合的な施設の建設を行ったとこ
ろである。1952年築造、コンクリート造り。


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