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《22》甲賀武芸帳 

2011年08月15日 | 読書録
 白土三平の解説などで「甲賀武芸帳」という作品がヒットしたので、

「影丸伝」の時も「忍者武芸帳」というタイトルを編集者がつけたという話は

読んでいましたので、「甲賀武芸帳」は、私の中の幻の名作となっていました。

読んでみると処女作「こがらし剣士」のリメイクのような感がします。

男と女の役割を変えただけで、最初の設定はまるっきり同じでした。

前作にも「三日月城の秘密」を記した巻物を守っているという設定がありました。

話には何も関係が無いのですが。

 しかし、昔の作品を見るのは大変な作業です。何しろ読んだことのないマンガですので

このマンガを読んだときは…というようなフラッシュバックがなく、

話のつたなさだけが目立ってしまいます。

 「武芸帳」というのは当然、五味康介「柳生武芸帳」から来たのでしょう。

あれは面白い小説で、文庫本で3巻出ていながら、未完なんですよね。

「丑三つの書」「龍煙の書」、そしてカムイ伝の家康の秘密と巻物はよく出てきます。

ただ、私的には、横山光輝「伊賀の影丸・半蔵暗殺帳」が一番思い入れのある巻物でしょうか。

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