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《7》叛旗兵・妖説 直江兼続(上)

2012年06月12日 | 読書録
久しぶりの、時代小説です。

大好きな「山田風太」ですが、「忍法帖」ではありません。

直江兼続の娘 伽羅 に本多正信からん次男の嫁にという話が舞い込む

関ヶ原の後でも一目置かれている兼続だが、本多との婚姻関係は是非避けたい

そこで、関ヶ原で負けた宇喜多秀家から、なぜか高禄を得ていたという、

宇喜多といっしょに八丈島に流されていた男が赦免されるというので、

その男と婚約したということにしてしまう。

 その男は、関ヶ原の猛将、あの大谷刑部の忘れ形見ではないかといわれている。

しかたなく引き下がった本多正信だったが、

婚姻の日には家康・本多・加藤と、東軍のそうそうたる面々が

祝いと言うことで顔を揃えた。

異例なことであったが、彼らの前での結婚となったが、

豊臣の恩顧を受けながら、裏切って徳川に荷担した

旧豊臣家臣が、西軍で戦った上杉家・直江家そして

そこの婿となる男を、揶揄・バカにされたと

あの「前田慶次郎」ら直江四天王と呼ばれる豪傑が

その意趣返しを行うこととなる。

しかし山城家や上杉と言う名が表に出ないように

秘密裏に行うという話。

しかし、その婿どのは… と、いう風になるだろうと

思いつつ、下巻に進みます。

痛快な話ではあります。

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