は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

思い出の1枚

2014年06月08日 | 音楽・映画
前回の「音楽」カテゴリの記事で、ポチりまくった、中島みゆきのCD。

どれも2000円以下だったので、状態は期待していなかったのですが、そこそこ程度の良いものが届きました。
ケースの劣化と、歌詞カードが擦れてたり折れてたり、という感じ。

まあ、コレクションとしてではなく、あくまで聴くために買ったものなので、細かいことは気にしません(笑)

その中に、思い出深い1枚がありました。



私が中島みゆきを知ったのは、中学生の時。
同じクラスで友達になった子から借りたレコード。
当時のことだから、気に入った曲を「マイ・ベスト」化(笑)
暗い歌ばかりを集めた、カセットテープのタイトルはこんな感じでした。

「私の声が聞こえますか」
 渚便り
 時代

「みんな去ってしまった」
 冬を待つ季節 

「あ・り・が・と・う」
 ホームにて

「愛していると云ってくれ」
 化粧
 世情

「親愛なる者へ」
 タクシードライバー

「生きていてもいいですか」
 キツネ狩の歌
 船を出すのなら九月

「臨月」
 ひとり上手
 バス通り

「予感」
 髪を洗う女
 ファイト

「御色なおし」
 ひとりぼっちで躍らせて
 かもめはかもめ

「はじめまして」
 僕は青い鳥
 ひとり
 彼女によろしく
 春までなんぼ
 僕たちの将来
 はじめまして



この「はじめまして」だけは、ほぼ全曲を採用。
おそらく46分テープ1本に収めたのではないかと思います。
それまでの中島みゆきのアルバムとは、かなり雰囲気が違った印象で、どの歌もすごく心に響きました。

 あと幾日生きられるか 生命線に尋ねてみても
 昨日死んだ若い人の掌は長生き示してた
 明日が見えなくて良かったわ
 だからあなた信じられたもの
 (「彼女によろしく」より)

歌詞の中に「死んだ」というフレーズが入ったのが衝撃的で。

 いらない鳥を逃がしてあげた
 逃がしてすぐに 野良猫喰べた
 自由の歌が親切顔で
 そういうふうに誰かを喰べる 
 (「春までなんぼ」より)

この歌も、鳥が猫に食べられるという「死」を歌っていました。

 シカタナイ シカタナイ そんな言葉を
 覚えるために 生まれて来たの
 少しだけ 少しだけ 私のことを
 愛せる人もいると思いたい
 はじめまして 明日 はじめまして 明日
 あんたと一度 つきあわせてよ
 (「はじめまして」より)

最後は、色々なことを乗り越えて「生きていく」というメッセージで終わる。
暗い歌ばかり好む私ですが、このアップテンポな歌にとても惹かれました。

中学生の時はいじめを受けていて、いじめが治まってからは、なるべく目立たないように自分を殺して生きていたので、卒業して「再生する日」を待ちわびていました。
このアルバムには、そんな当時の私と通じるものがあったのだと思います。


それにしても、もう30年前のアルバムだけど、全く色褪せませんね。
「マイ・ベスト」から漏れた曲も、あらためて聴くといい歌です。

まだ買えてないアルバムも、地道に買い揃えたいと思います^^
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3 コメント

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miyuki様 (rodo)
2014-06-08 20:31:19
中島みゆき

寒水魚の中の 歌姫 捨てるほどの愛でいいから・・・・。

いい曲です。

30年以上前のものです。

東広島の中古CDショップで見かけました^^。

買っとけば良かった!
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>rodoさん (奈々)
2014-06-09 01:21:03
楽天で、片っ端からポチりました(笑)
「寒水魚」も購入しましたよ。

「歌姫も」、「捨てるほどの愛でいいから」も、どちらも良い歌ですね。

 誰にでも やさしくし過ぎるのは
 あなたの軽い癖でも
 わたしみたいな者には心にしみる・・・
 (「捨てるほどの愛でいいから」より)

大人になって、たくさん経験しました(涙)
中学生のお子ちゃまには理解できなかったと思います。
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miyuki様 (rodo)
2014-06-09 12:33:16
ポチってしまった。

到着が楽しみです。
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