2018年のハロウイーンは本物の教会で行う。

毎年ハロウイーンは魔女やヴァンパイア、魔界の女人に仮装して、魔空間を思い切り楽しむのが、毎年の私の暮らし方である。

今年は、諸事情により、本物の教会で「パニエダ」という。死者を思い、しのぶ儀式にアテンドした。

西洋の教会の中は厳かで、少し怖い空間もあり、日本とは別世界の雰囲気のなか、「パニエダ」は始まり、

私はこの日のために漆黒のレースのマリアベールをまとい、ちょっとコープブライドの気分で、

死者のお祭りをした。

漆黒のベールをかぶると、厳かな教会の中にも少しだけ、魔空間なハロウイーン的な空気が広がり、魔空間の好きな私には面白く、ハロウイーンではない、本物の死者の祭りを実感することができた。

もともと、ハロウイーンはケルト民族の死者のお祭りで、１０月３１日には、死の世界と現世がごっちゃになり、秋の、終わり冬の始まりを表し、死者が生きている人間に悪さをしないように、生きている人間も魔女に扮装したいりして、いたずらされないようにしたのが始まりとニューヨークの友人などから聞いている。

いつもはパーティー色が強いが、今年は本物の教会で、死者を祭る、「パニエダ」に参加することができた。

衣装も大人なしめの長い黒ベールをあたまからかぶり、マスクは今年はつけていない。

本物の死者を送る「パニエダ」では、このような身なりで死者を思い出し、お祭りをする。

漆黒のベールを頭から直接かぶるので、顔にまともに当たって、目が少しあけにくく、細目顔になってしまった。