しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

蝦夷梅雨紀行(1)湖畔の温泉に癒される

2010-07-31 23:37:31 | 旅行記

北海道には梅雨がない!それを信じて3泊4日の旅に出かけたものの、現実は甘くはありませんでした。



7月16日(金)

1007_036どんよりした雲に覆われた関空を飛び立ちます。飛行中、梅雨でびっしりと厚い雲に覆われた本州の背中に沿って2時間ほど揺られると、雲が途切れたところで着陸となります。北海道は、夏の日差しが降り注いでいます。2年ぶりの北海道です。

←エアードゥーの飛行機を見ると北海道に来たなと感じます。

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←訓練中?と思われる、政府専用機を初めて目撃。今日は、飛行機運が良いのか・・・?

レンタカーを借りて旅のスタートとします。

まず、最初にやってきたのがレンタカー営業所のすぐ西側にある石1007_0421007_044勝線をオーバークロスするポイント。なんだか、夏らしさ、北海道らしさが溢れていて、いい写真が撮れそうです。が、次の列車まで1時間と15分ほど間が空いています。これも北海道らしいと言えますが・・・。皮肉なことに、ここから新千歳空港に着陸態勢に入った飛行機が、東海道新幹線並みの間隔でF1000037やって来るのがよく見えます。このまま飛行機を撮影しながら石勝線の列車を待つのも悪くないとも思いましたが、ちょうどお昼時です。せっかく北海道に来たのですから、おいしいものを食べたい。幸い、レンタカー屋のお姉さんから千歳市内の美味いどころの手作り?のリストをもらっていました。列車の通過待ち時間を利用して市内のラーメン屋に車を走らせます。千歳市中心から少し西寄り、住宅街の中の< 味の一平>がその店です。到着するまでに予想外に時間がかかってしまいました。さらに予想外だったのが行列が店の外に・・・。さすが推薦される店だと感心しつつ、このまま列に並んでしまったら、石勝線の列車撮影に戻れるか心配になってきました。結局20分ならんで着席。10分待って特製味噌ラーメンをいただきます。うーむ。黄色くて太めのちりちり麺に、はっきりした味噌味なんですが、後味がさっぱりした上品なスープが巧く絡んでいて、おまけに量もある(大量の野菜炒めがのっかっています)。並んだ甲斐があったかなと嬉しく感じたりしたのですが、これを完食しようとすれば、先ほどの撮影ポイントに戻っての列車撮影は不可能になります。途中で食べることを放棄することを考えましたが、今回は理性が本能にストレート負けしてしまいました。食べ終えた時点で石勝線の列車通過時間が迫っていました。ここは潔く諦めます。 お腹も膨れたことですし、次は温泉に入って心と体を休めたい・・・。車を西に走らせます。いつ果てるともなく続く、鬱蒼とした林を抜けると、唐突に支笏湖畔に出ます。湖を囲む山々の威容が神秘性を高めています。水深は、田沢湖に次ぐ363mです。面積こそ琵琶湖の1/9ですが、水深があるため、貯水量は琵琶湖の3/4あるとのことで、ただ者ではない湖です。おまけに透明度は摩周湖に匹敵するそうで、見ているだけで引き込まれそうになります。そんな湖の周りには温泉が湧いています。これから向かうのは、温泉街から北側に、だいぶ離れた1軒宿<丸駒温泉旅館>です。フロントで1000円の入館料を支払い、広い館内を歩いて行くと大浴場が。ここから眺める風景を見ただけで、1000円の入館料の価値はあります(私見ですが・・・・)青い水鏡のような支笏湖をはさんで1103mの風不死岳がそびえたっています。F1000033 内風呂に隣接する檜の露天風呂でしばし体を休めて後、さらに奥に続く長い廊下を裸で歩いて、支笏湖とつながっている天然露天風呂に向かいます。湖と水位を同じくするこのお風呂は、敷き詰められた砂利の間からお湯が湧き出しています。私が入浴した際は、お湯の深さ130㎝位でした。ほとんどプール状態です。過去には160㎝まで深くなったそうで、湯船の外側には万が一に備えて船舶用の浮輪が備えられています。深い湯船で体を浮かせて、青い空を流れていく雲を眺めているこの瞬間こそ、至福の時なんだろうと思ったりします。来てよかった。1007_051


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