焼酎と親父

2015-06-15 19:37:11 | 日記

 

明治生まれの 義父は誠に 威風堂々とした体格であった.

どちらかといえば 口数の少ないほうだが かたりくちも 朴訥で

まあ 笑顔だけは絶やさない 大地主の根っからの農民ということだ.

 

80過ぎても 病気1つナイ 頑健なこらだをもっていた

焼酎が大好きで 一升の焼酎ぐらいでは 何の変化もない

わたしの家までは12㌔ぐらいあるのだけれども 歩いてやってくる

お茶より策に コップで焼酎を2杯ぐらい飲んで また歩いて末って行く.

わたしは

生来下戸の血を引いていて焼酎は待つ宅飲めない状態だったのが

義父にだいぶ鍛えられて 大酒飲むようになった

 

92歳の正月をみんなそろって 過ごした.いつものようにほほを染めながら

焼酎をおいしそうに飲んでいたが

「ちょっと 体の様子が可笑しいから 病院に診察にいってくるわ」

といって其のまま 入院してしまつた

翌日義兄と 見舞いに行った 義父の枕元で 二人盛り上がって

話を傷ませていたら

「突然 お前たちが 枕元で 騒ぐ゛とやかましいから モウ帰れ」といわれて

別れた. たかいしたのは翌日のことだった.

時に触れ 折に触れ 脳裏に離れない義父の姿である.


人は人 自分は自分の世界

2015-06-15 19:12:17 | 日記

わたしが 「人はひと 自分は自分 人様が何を言おうが 人様のご都合」

というと 「全く わたしの言うことに 無関心 ナンだから 家には会話がないの」

という.

これには全く 返事の仕様がない.

それで「わたしに何を期待しているの」と聞くと 話の相手をしてもらいたいというのである.

病院なんかで 女性誌を 見ていると こんな夫婦のすれ違いって 多いのである.

一面では 対等の夫婦関係を望んでいるかと思うと 片面では 夫の無関心さを追及するる

何やかやいってみたって 自立した夫婦関係というものは 経済的も 倫理的にも 

自立していないと いけないのかなと思う.

または夫婦関係をロジックに会話の組み立てをするのは困難なようである.

最近 精神医学の和田先生が『人は人 自分は自分」という著書をタ゜゛されてベストセラーに

なった個人主義゛ということ 自゛と他という哲学的な問題についてあまり取りざたされない

日本的風土では 家庭の話題としては 不適当なのかもしれない.